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白い花弁に紅を差し

2014-05-17 13:45:23 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 13時15分頃、ヒマラヤホテルに到着しました。

 

 ドバンから約2時間半かかったことになります。

 

 実は、この記事を書きながら、初めて経過時間を確認しました。

 

 

 ガイドブックに、ドバンからヒマラヤホテルまでは1時間程度と記されていますから、花の写真撮影にそれなりの時間を費やしたことになります。

 

 このブログに使う写真は、接写機能付きのコンデジで撮影しましたが、ザックの中にはフィルムカメラを入れてあります。

 

 これはと思う花に出会うと、肩からザックを下ろし、三脚にフィルムカメラを据えて花を撮影してきました。

  

 撮影を始めると時を忘れます。

 

 今初めて、花の撮影に費やした時間を知りました。

 

  

 と云うのも、私は普段から腕時計を持ちません。

 

 旅に出ても、空港などは随所に時計がありますし、それ以外の場所は勘に頼ります。

 

 会社勤めの頃からそうでした。

 

 仕事で旅に出るときも含め、数十年間、時間が分からなくて困ることはありませんでした。

  

 このブログに記した時間は、デジカメ画像に記録された時間を参考にしています。

 

 という訳で、私がヒマラヤホテルの到着時間を知ったのは「たった今」なのです。

 

 どうでもいい話ですが、私のブログを見て、ヒマラヤトレッキングの参考とする方が居るかもしれません。念の為に記載時間の背景を説明しました。

 

 空模様が怪しくなってきたので、ヒマラヤホテルでしっかり腹ごしらえをすることにしました。

 

 何をするにも最後は体力です。

 

 雨の中を歩くことになっても、歩き続ける為に体力と気力が必要です。

 

 昼食には、カロリー多めのフライドライス(炒めご飯)を注文しました。

 

 

 ゆっくりと紅茶を飲んで体を温め、14時少し前にヒマラヤホテルを出発しました。

 

 

 既に標高は2800mを越えています。

 

 登山道の周囲の木々は、まだ青葉を出していません。

 

 対岸の壁に掛かる滝の下に、氷の塊が積み重なっていました。

 

 

  

 自然石を敷き詰めた、殺風景な登山路を黙々と登り続けました。

 

 

 そんな場所で早春の花が、白い花弁に紅を差し、枝を飾っていました。

 

 荒涼とした景色の中、不器用に頬を染めて咲く花に、朴とした雛のような好ましさを感じました。

 

 

 花の周囲で、ああでもない、こうでもないと構図を考えながら写真を撮っていますと、

 

 

 頬にポツリと何かが当たり、

 

 みるみる内に、足元の石に水玉模様が描かれてゆきます。

 

 

 とうとう来るものが来たようです。

 

 すぐに雨具を取りだし、身に纏いました。

  

 しかし、そう心配する必要もなさそうです。

 

 眼の前の谷の奥で、今日の目的地であるデオラリのGH(ゲストハウス)が姿を見せていました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2

 

 

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