カエンタ(Kayenta)の町で左折してステートハイウエーS163に入り、5分ほどで、アガスラピークが見えてきました。
標高2130メートル、周囲からの高さは450メートル。
湘南海岸の烏帽子岩を更に大きくしたような形です。
アガスラピークのアガラスとは、ナバホインデアンの言葉で、カモシカや鹿の毛皮が岩に積み重なった場所の意味だそうです。
ナバホ族の聖地と見なされていたようです。
今日まで四日間、苦楽を共にした愛車の上に、昨日と同じような宵月が姿を見せていました。
夜明けと同様、夜の帳を前にした太陽は、分刻みに光色を変えていきます。
ドラスティックな光のページェントの中で、見上げる角度を変え、山の表情を十二分に堪能しました。
アガスラピークと道を挟んだ反対側の丘の上に、まるでお地蔵様のような岩が、落ちゆく陽を背にして、黙して祈りを捧げる修行僧のような趣で佇んでいました。
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