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空沼岳 うららかな森の道

2016-08-17 00:10:24 | 花の山

 

 なだらかな尾根道がササの茂みに中に続いていました。 

 


 明るい陽射しの中でエゾアジサイの花を見かけました。


 エゾアジサイは、中央のプチプチした両性花の周囲を、4枚花弁の青い装飾花が囲みます。


 主に、北海道と本州の日本海側に育ちますが、花の青さの濃淡に多彩な変化が認められます。


 この花色は水色とでも呼べば良いのでしょうか。

 



 登山道の周囲に、色の変化に富むエゾアジサイの花が次々と現れました。

 

 


 
 左上のエゾアジサイはツユクサ色、右上は花田色とでも名付けましょうか。


 エゾアジサイの色々を楽しみながら、なだらかな尾根道を登り続けます。


 周囲の森に広葉樹と針葉樹の混交林が広がり、見上げると、カツラの大木が淡緑色の葉を梢の先に輝かせていました。

 

 

 
 大きなエゾマツの根元に解説板が設けられています。

 木の高さは25m、直径90cm、樹齢250年と記載されていました。


 そのすぐ横に、この木から新聞紙だと何枚、トイレットペーパーは何ロール、ティッシュは何箱、との問いが記され、

 

 

 
 裏へ廻われば、その答えがありました。

 

  この道はきっと、小学生の野外研修などに使われるはずです。

 

 

 明るい林の中に登山道は続き、時折鶯の囀りが聞こえてきます。

 


 

 何時の頃に倒れたのでしょう、一人では抱えきれぬ程の、針葉樹の大木が道を塞いでいました。

 


 剽軽な表情で、ウドが葉を広げ、花を咲かせていました。

 

 暑くもなければ、寒くもない、程好い大気に包まれて、北国の山にうららかな道が続いていました。

 

 

 

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