ニードル(Needles)でガソリンを入れ、食事を済ませ、再びIS40を東へ走ります。
ニードルは丁度カリフォルニア州とアリゾナ州の州境に位置しており、車はアリゾナ州に入りました。
アメリカは東西に広く、サンフランシスコからワシントンDCまでの直線距離は約4500キロです。
これだけ距離があるとサンフランシスコとワシントンDCでは時差が生じます。
そこで、アメリカは縦割りに4つのタイムゾーンを定め、一番西が太平洋時間ゾーンでカリフォルニア州がこれに該当します。
その隣が山岳時間ゾーンでアリゾナ州はそこに含まれます。
つまり、カリフォルニアからアリゾナに州境を越えた途端、時計の針を一時間進めなければなりません。
と言うことで、先ほどニードルでお昼を食べ、12時20分頃に出発して30分、今は山岳時間ゾーンの午後1時50分になりました。
もっとも、私は面倒なので持参した時計の針を修正せず、その侭にしておきました。
もともと時間に縛られる旅ではありませんし、気にすべきは、周囲が明るいか、暗いか、ぐらいのことですから。
車は順調に走行を続け、一時間ちょっとでIS40と別れ、ステートハイウエー64(S64)に入りました。
周囲に針葉樹林が広がっています。
ストレスの無い道を北に向かって走り続けます。
時折レストランなどを路傍に見かけますが、S64はIS40と違って、大型トラックの姿を見ることは殆どありません。
草原の道を走り、空港の横を抜けて
森林地帯に入ってきました。
明らかに周囲の様子が今までと異なります。
突然、野生の鹿が道路に現れました。
観光客は皆、車を止めて中からカメラを向けていました。
そして、今やっと、グランドキャニオンビジターセンターに到着です。
時計は山岳時間ゾーンの15時を少し回った頃でした。
※ 他の記事へは index をご利用頂くと便利です。
アメリカ大陸横断 花の旅 index 1 . アメリカ大陸横断 花の旅 index 2
その他の「花の旅」はこちら → 旅の目次