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エデン・プロジェクトって?

2012-07-03 15:27:34 | イギリス一周 花の旅

 エデン・プロジェクト(Eden Project)はイギリス最南西部のコンウォール半島にある、世界最大の温室を有する21世紀型植物園です。

 

 

 「世界最大の温室」「21世紀型の植物園」この二つのキャッチフレーズを持つ施設に、植物園マニアの私が訪れないわけがありません。

 

 ポーツマス近郊から250km程を走り、朝10時の開園と同時に園内に入りました。

 

 この植物園はプリマス(Plymouth)とペンザンス(Penzance)の中間付近に位置し、以前は陶土の採掘場だった所に、巨大な温室を建てて、2001年に開園しています。

 

 

 大型の温室ドームは二つあって、一つは熱帯雨林ドーム、もう一つは温帯性気候ドームとなっています。

 

 

 エデン・プロジェクトに入った時は、まだ小雨が降り続いていました。

 私は、園内を無料運行する、旅客トレーラーで温室へ移動しました。

 

 

 旅客トレーラーが斜面に設置された通路を下って、温室近くの降車場に着くと、周囲に白い花を咲かせたカラー(オランダカイウ)や馴染みのあるトリテレイアなどが、訪問客を出迎えてくれます。

 

 

 

 期待に胸躍らせ、熱帯雨林温室に入って行きますと、入口のすぐ横に大きなスペースのカフェテリアが設けられていました。

 

 

 大きな温室ドームの天井付近に展望台のようなものが設けられ、そこへ向かって階段が伸びていました。

 

 湿度一定に保つために、園内に水流を絶やさぬ工夫が施されていました。

 

 

 

 遊歩道の脇にトーチジンジャームッセンダなどの熱帯植物が花を咲かせています。

 

  

 

 水をかぶる岩壁全体に、黄色いアリアケカズラが見事な花を咲かせていました。

 

 

 

 しかし、各々の植物に、しっかりと名札が付けられていないのが腑に落ちません。

 

 植裁の仕方も、何となく雑です。

 

 熱帯雨林の雰囲気を表現するために、大きな椰子やシュロなどが植裁されていますが、植物の種類はそれ程多くはありません。

 

 特に興味を引く植物や珍しい花もないので、足はどんどん前に進みます。

 

 そのうち、先ほどの展望台への入口と思う場所に人が並んでいるので、私もその最後尾に立ちました。

 

 どうやら熱帯雨林展望台と呼ばれるようです。

 

 現在、その場所の温度は25°であることが示されていました。

 

 

 私が並んだのを見て、係の人が近づいて来ました。

 

 「英語が分かりますか?」と尋ねられたので、「ええ、少しは」と答えると、手にした印刷物を示されました。

 

 

 

 そこには、

 

 あなたは高血圧の薬を服用していますか? 重篤なめまいを経験したことがありますか? 動悸を感じますか?

 

 などの事項が赤字で記されていて、「該当することがあればお知らせ下さい」とありました。

 

 目を通して、首を横に振ると、「OK、それではここで待っていて下さい」

 

  展望台に登っていた人達が降りてきて、入れ替わりに、今度は並んでいた私たち10数人が階段を登って行きました。

 

 

 

 展望台は、金属のすのこで作られた六角形の床が天井から吊り下げられています。

 

 

 

 登る時に階段がゆらゆらと揺れて、結構な高度感があります。

 

 見下ろすと、さっき並んでいた場所に次の人達が列を作っていました。

 

 鉄格子のような床の間にデジカメのレンズを差し込んで、真下を撮しました。

 

 

 

 安全確保の為でしょうか、係員の女子が二人居たので、許可を得て、記念写真をパチリ。

 

 

 ここは完全に遊園地気分です。

 

 

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