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先日のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞×2など
主要部門最多5部門6ノミネートで話題だった1本。
どちらも面白かった「サンキュー・スモーキング」「JUNO ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督作!
楽しみにしてたけど予想以上に良かった♪
ジェイソン・ライトマン、「ゴースト・バスターズ」のアイヴァン・ライトマンを監督に持つまだ若い32歳。
コメディ的なセンスは父親譲りかもね★
脚本には「テキサス・チェーンソー ビギニング」、アダムの「ロンゲストヤード」の脚本家、シェルダン・ターナー。
マイレージ生活、の話を想像しちゃうタイトル違うんじゃない?って思ったら
原題は「UP IN THE AIR」
空中という意味もあるけど、何も決まっていない、宙ぶらりんという意味にも使われる。
二人の女性との出逢いで、芽生える何か大切なもの。
ジョージ兄貴演じるのはリストラ宣告人のプロ、ライアン。
世界中を飛び回りながら二度と会わない相手に、クビを告げる。
年間出張322日、空港は家同然に落ち着く場所、いやそれ以上。
旅慣れてるから移動も計算しつくされて実にスマートで無駄がない!
夢はマイレージ1000万マイルためる事!
人との繋がりは重要視しない、その場限り。ある時、自分に似たタイプの女に出逢う。
「エスター」の母親役で、mig的助演女優賞だったヴェラ・ファーミガ。本作でアカデミー賞助演女優賞ノミニー
ナオミ・ワッツ+ケイト・ブランシェットな雰囲気?
セクシーなヌード(後姿)も披露
面倒なこと抜きで、メールや会えば情事、を楽しむ。
会社期待の新入社員ナタリーは、ネットで解雇通告を提案、出張廃止の合理化を実行させようとする。
そんなことされちゃマイレージもたまらないどころか、自分がクビになる。
どちらが有効かを見極めるため、実地に同行させ現場のやり方を教え込む。
このアナ・ケンドリックもアカデミー賞助演女優賞ノミネート。
モデルの美香に見えて仕方なかった
「トワイライト~初恋~」シリーズでジェシカ役?気がつかなかった!
同じベイトマンでも監督とは親戚ではありません。
ジェイソン・ベイトマンも「JUNO ジュノ」につづいて続投。
あとはジョージの家族くらいで、ほとんど3人でこなされるドラマ。
相変わらずこの監督特有のシニカルなセリフとか、
ウィットに富んだ会話とリアルな人間像の描き方が秀逸
前2作もそうだったけど、感情やセリフがリアル。
リストラ、転職、ネット社会、、、、
この世界的不況の時代にうまくあったテーマで、かつ、小難しいことを訴えるんじゃなく
ユーモア交えて展開するストーリーは人間ドラマであり、質の良いコメディでもあり
8/10(79点)
アカデミー賞作品賞ノミネート作品の中でも上位にしたいほどけっこうこれは気に入ったな♪
ジョージ・クルーニーといえば、ソダーバーグ監督やコーエン兄弟とのコンビが定着しつつあるけど
シニカルテイストなジェイソン・ライトマン作品ともぴったりマッチ。
結婚は破滅への道、自由気ままな独身生活をエンジョイっていうのが
まさにジョージとダブって本人そのまんまって感じ★
出逢いはどんなものも奇跡。たとえ最終的には別れても、
自分にとってその出逢いはなにかの意味があったりっていうのも感じさせる。
これもまさにそんな作品。
ここからちょっとネタバレ。
大切なものに気づき、自分が間違ってた!あの人を手放すのは!
即飛行機に乗りシカゴへ飛び、家に行くと彼女には家族がいて。
普通はシカゴ行ってお互い結ばれる。ってパターンだけど違う。
そこで再び自分の人生を見つめ直すことになる。
目標のマイレージ1000万マイル達成してもどこか心は空しい。。。
「あなたはどうしたいの?」
女は勝手だけど、最初からお互い後腐れない関係を望んでいたし、
ちょっとした気分転換に会って楽しむ相手くらいの存在だった。
そんな結末もありじゃないかな。
でも住所なんてホントに内緒にしたかったなら嘘おしえとけば良かったのにねー
(そこつっこんだら面白さ半減か)
妹の結婚式まで来たくせに~
歳がふた周り近くも離れた新人ちゃんナタリーとのやりとりも、
ナタリーの、強がってるけど弱い面も持つ可愛い2面性もリアルなキャラクターに描かれてる。
最後にネット宣告が勝利して、高額だった出張経費は見事削減されることになったあと
ナタリーが実地で宣告した女性が本当に自○しちゃった1件だけで
すぐ元に戻すことになるなんて、会社も相当勝手だし単純。
確かにかなりのコストダウンだけど、ネットで(スカイプみたいなので)顔みながら宣告するっていうのも、
そういう時代なんだなぁと感じたり色々と興味深かった。
あ、あと結婚決まってた妹の夫がまさか直前のマリッジブルーは意外でした。
あっという間にジョージの一言ですぐする気になったのもその切り替えの早さにびっくり (笑)
妹夫婦が、ハネムーン資金がないから 友人や家族に自分たちのツーショットパネル渡し、
それ持たせて色々な国の名所での合成写真撮らせるって面白かった
公式サイト
UP IN THE AIR 2009年 アメリカ 109min
3月20日(土)より、公開中~
秀作だよね。成熟した大人の映画って感じ。
ジョージ・クルーニーはハマり役だし、2人の女性とのからみもよかった。
現代社会を描くリアルで深刻な話でもあるんだけど、ユーモアがきいていておもしろかったです。
ナタリーの愚痴を聞きながら、アレックスが結局いろいろ男性の条件を出しているのを観て、年齢なんか関係ない女性はそういうものなんだなって納得したり。(笑)
結局彼女はライアンと全く同じ種類の人間じゃなくて、半分だけ同じだったってことですね。ある意味ズルイんだけど、最初からそういう約束だから仕方ない。ただ、最後の電話で「また会いたかったら電話して」っていうのは流石にはそりゃなくないか?と。無言で切ったライアンの気持ちは良く解ります。
面白い脚本だったなぁ。個人的には『ハート・ロッカー』よりこっちの方に脚本賞はあげたかったです。
クルーニーの作品って、実はあんまり好みなのが無いんだけど、これはクルーニーを最大限に活かしてるなぁ~ってww。
文字通りスーツケースに収まらないしがらみ=パネルを持って歩くクルーニーがおかしいやら面白いやら(笑)。
ジェイソン・ライトマン監督は、今の所ハズれ無し…ですね♪
この春、日本はいい映画が続出で忙しいね。(笑)
私も観たいなぁーこれは。
飛行機も乗りなれてくると、空港でもリラックスできるようになってしまうの、確かに分かるな。
でも、人生のほとんどを空中で過ごすのは、どうなんだろうね。
リキの入ったレビューですね。
この映画の魅力、すべて語り尽くしてくれてちゃう。
そうか、この映画のタイトルには
そんな意味もあったのか…。
確かにツッコミ始めたら、いろいろ。
ほんとうの住所教える必要ないものね。
あ、そっか~。観てる時には特に気に留まらなかったんだけど、
確かにそういう関係を楽しむのなら電話番号とメアドまでだよね。
住所教えたとなると、あらぬ勘違いも当然かもしれませんねー。
きょとんとするライアンが妙にかわいそうでした(笑)
個人的には、G.クルーニーで初めて「あたり!」と思った作品でした(本人は以前から好きなんですが)。
みなさんおっしゃってますが、住所教えるのはなしですね。
ただ、「また会いたかったら電話して」はありだと思います。
これまでの自分らの関係を考えれば、何かの気の迷いの可能性が高いというか、
そうあってほしいと思うんじゃないかな。
彼女にとっては相当居心地のいい関係だったはずですから。
ライアン自身が昔の自分に戻るかどうかは・・・、どっちでしょうね。
確かにほかのアカデミー候補作と比べると、派手さのない映画ではあるけれど、それだけに今の私たちの生きる社会の、今ならではの身近なテーマを、ユーモアをまじえたタッチ語るのがいいんですよね。
それに俳優さんたちも、ぴったりと役にはまって!!
私、この映画のファーミガさんには惚れましたわ。
実家の新しいPCからなので変換がまだ変で、、、、
遅れちゃってゴメンナサイ!
私もこれ気に入っちゃった。シニカルな笑いとか会話面白かったですよね~♪
シャッターアイランド、やっぱりKLYさんも行ったんですねー、
わたしは行けなくてちょっと残念。
これ面白かったですね。
会いたくなったら電話して、とかあくまでもジョージは都合のいい相手としかみてなかったってこと
キャストもハマってたし面白かった☆
脚本賞あげたいけど、ノミニーされていなかったような。。。