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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

茅野

2019-02-27 08:36:26 | プライベート
2月26日は所属するガイド協会の会議に出席するためのに八ヶ岳山麓の街、茅野へ。


たまには夜行バスで・・・ ちょっとしたバス旅行気分が楽しみ。


会議は真面目にしっかりと!

会議が終了して帰りのバスまでに時間に少し余裕があるので駅まで街中をブラブラ歩く。


「紅の豚」くれないの豚かと思ったら、なんと「ベニ」の豚! 思いっきりパロってるし! ある意味芸術的な雑いブタのイラストも見事!


理容ゴミ! 間違いなく、ゴミさんなのだろうが、何とも微妙・・・


駅に着いて時間があったので久しぶりに駅近くのケーキ屋「アニバーサリー チロル」に寄って休憩。

茅野の街歩きを楽しめた旅行だった。いやいやあくまでも会議です。








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昭和レトロ食堂探訪 大衆食堂 大安(岐阜県下呂市)

2019-02-25 03:03:15 | プライベート
西穂高岳ガイドも無事に終了して、温泉でサッパリした後は帰路へ。

そのまま直帰するのは勿体ないので久しぶりに昭和レトロ食堂の新規開拓である。
国道41号線沿いに店を構え、以前通った際に一瞬で心を奪われた食堂なのである。ただその時は直前に他の店での食後だったのでパスにしてしまっていたので訪問できる日を心待ちにしていたのであった。


「大衆食堂 大安」

見るからに昔ながらのドライブイン的な大衆食堂である。
しかし地元の家族連れはもちろん、若いカップルなど来客で溢れていて驚き!
大衆食堂で順番待ちの名前を書く用紙が設置してあったのは初めてであった。


「鶏ちゃん焼き」「豚ちゃん焼き」はじめ、各種定食など豊富なメニューが並ぶ。
とにかく働くオバちゃん達のチャキチャキと動く様が素晴らしい。ゆるーーい雰囲気の店員がいる現代流行りの人気カフェなどとは全く対極のこれぞ昭和の食堂なのである。


「めし おかわり無料」の貼紙。
おかわり無料ということよりも、「めし」という言葉に今さらジローながら、「な、なんという直球な二文字なんだ!」と感心してしまった。


お決まりのトンカツ定食を注文。750円也! 安っ!
大衆食堂に多い、薄めのサクサク衣がとても美味しくて良い。それに値段も安いのだから言うことがない。


折角なので一番名物の「鶏ちゃん焼き」も注文。
ちなみに名前の由来はピンクレディーのケイちゃんでも、桂銀淑でもありません(当たり前だけど…)。
この鶏ちゃんは飛騨地方南部(高山や下呂など)の名物郷土料理である。いままで数えきれないほど訪れている土地なのに全く口にしたことがなく今回初めてであったが、これは癖になるまさに「ヒデキ感激!」(ヒデキではありませが…)の美味さであった。!

ということで今回の新規開拓も大いに満足したのであった。
御馳走さまでした~









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中級者をめざす雪山登山教室 北アルプス 西穂高岳

2019-02-25 02:22:51 | ガイド山行/雪山登山
2月23日~24日は、今シーズン初めての西穂高岳ガイドでした。

今年は西穂名物の雪ダルマ君もなく、何となく寂しい感じです。
さて、24日の日曜日は3月下旬頃のようなポカポカ陽気の晴天に恵まれて目的の西穂高岳に登頂していただくことが出来て良かったです。
ただ、暖かい日が続いたことから稜線はカリカリのアイスバーン状態になっていてルート上は非常に困難な状態でした。
厳冬期ならではの強風と寒気に遭わなかったのでとても助かったのですが、代わりに行動技術は通常より1ランク以上のものが要求される難しい状況でした。


初日は西穂山荘到着後、丸山付近まで上がり、付近の堅雪の急斜面を使って歩行技術を中心とした氷雪技術の訓練を行いました。
ガスガスで分かりませんが結構な急斜面です。


2日目は朝からスッキリ晴れ渡りました!
笠ヶ岳を眺めながら登っていきます。


独標からめざす西穂高岳を望みます(手前の三角錐の山はピラミッドピーク)。


ピラミッドピーク直下も所々氷化している個所があり十分に用心して登りました。


ピラミッドピークからの西穂高岳


西穂高岳山頂まであと一息!
でも直下の雪壁が今回はかなり氷化していてかなり悪い状況でした。


西穂高岳登頂! おめでとうございます!
こんな快晴の下で登頂できて本当に幸運ですね!




気が緩まない内に下山です。
登り以上に慎重に慎重に確実な動作で下りました。


ようやく独標に戻ってきて西穂高岳を振り返り眺めます。
青く澄み渡った空に只でさえ鋭い峰々がより鋭く聳え立っています。


西穂山荘からの下山中、最後に西穂高岳の稜線の全容を眺めます。とても感慨深いですね。
2日間お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。









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個人講習 雪山登山講習 鈴鹿 御在所岳

2019-02-22 22:18:27 | ガイド山行/雪山登山
2月20日~22日は、個人ご依頼で雪山登山講習を行ってきました。

御在所岳の藤内壁周辺を中心に、雪、岩、氷と3日間みっちりと合宿形式で登り込んでいただきました。

1日目は藤内沢を使って氷雪技術をメインの講習です。雨後で暖かい気温によりグサグサ、ボソボソの雪に苦労させられましたが、こういう悪いコンディションにおいて如何に安全に行動するかということは雪山で行動する上でのとても重要なことです。登りだけでなく、下りも同じく藤内沢を下降して登下降技術を訓練していただきました。


藤内壁を見上げます。




所々雪面が割れて滝が飛沫を上げている横を十分に注意しながら登ります。


藤内沢最上部では敢えて、プチ氷瀑を登路に選んでシングルアックスでのプチアイスクライミングしながら登り詰めました。


Mさんにとって初めての御在所岳登頂! おめでとうございます!


山頂レストランで休憩。毎度お馴染みのみたらし団子+ホットコーヒー
疲れた体に甘いものはなによりのご褒美です!ハイ!


下降技術を訓練しながら藤内沢を下りました。
前を向いたり、後ろ向きになったり、状況に応じて適した方法で下降することが大切なのです。
先ずは初日お疲れさまでした。

2日目は藤内壁の後尾根を登ってアイゼンでの岩登り技術を訓練していただきました。


前日と同じく、藤内壁出合から藤内壁めざして登っていきます。


一の壁、中尾根バットレスを見上げながら下部を登っていきます。


一の壁を越えるといよいよ後尾根の核心部に入っていきます。


雪は殆どありませんが、アイゼンで岩場を慎重に登ってきます。


高度感満点のロケーションがタマリマセン!


核心部のルンゼを見上げます。所々ホールドが氷に覆われていて、より慎重に登っていきます。


素晴らしい高度感を足下に登ります。
他に誰も居ない静寂の中、強風の吹き付ける音とアイゼンの爪を立てる音だけが響きます。


後尾根を順調に登り終えて、2日目の御在所岳山頂。


2日目もやはり同じくみたらし団子+ホットコーヒー
コースターがやけにカワイイのになってるし・・・
甘いもので疲れも癒されて充実の2日目も無事終えることが出来ました。

3日目はアルファルンゼ~3ルンゼを継続するアイスクライミングルートを使ってアイスクライミング技術を訓練していただきました。


先ずはアルファルンゼを登ります。
2段目の滝は途中氷が途切れていて久々に緊張する登りでした。


2段目の抜け口を登って来られます。


3段目のミニバーチカルはそこそこ氷結も良く快適に登れました。


アルファルンゼを終えて3ルンゼに継続。


所々崩落しそうな箇所があり、慎重な動作で登りました。


御在所岳山頂に登り終えて終了~
やはり、みたらし団子+ホットコーヒー! 結局3日連続でのこのセットメニューでした。


先日も紹介した、昭和の湯の山温泉街のジオラマ。角度を変えると本当によく出来ていて感心です。

フル活動の3日間、雪、岩、氷と雪山に関することをかなり密度濃く行いました。
大変お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。








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岳人 3月号

2019-02-19 22:41:36 | うんちく・小ネタ


「岳人」2019年3月号
正直な話、最近めっきり読むことのなくなった雑誌なのだか、たまたま書店でパラパラ捲っていてとても面白い執筆があったのでご紹介。
誌上にて連載中の「今夜も焚火をみつめながら」(P.96~)執筆はサバイバル登山家としても知られる、登山家、著述家の服部文祥氏。
登山者(登山家)のアスリート(運動選手、スポーツマン、スポーツウーマン)としての能力について簡潔ではあるがとても興味深い内容で語られています。
そもそも登山は観光の延長?それとも旅行?いやいやスポーツだ? etc・・・
ただ、スポーツという扱いに恐ろしく拒絶反応を示される方が多いのも事実ですが・・・いずれにしても一体何の分野なのか、とにかく分かり辛い登山という行為。因みに僕個人としては完全にスポーツであると確信しています。何故ならそもそも「スポーツ」の意味が、「楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称」であるからです。
そして、登山はスポーツであるということを前提の上で読んでみてかなりスッキリした気分にさせられました。

ご興味のある方は是非ご一読されてみては・・・・










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