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ヤマザキ、フリーターを撃て!

幸福感

2008-03-13 00:50:48 | ドキュメンタリーとかテレビ
 ディスカバリーチャンネルで「幸福感」見る。恐怖が面白くなかったけどこれは良かった。恐怖で興味深かったのは恐怖は遺伝するのか?母親が広場恐怖症という一家がいて、長女も同じ症状だが長男はまだない。ここで親マウスを使って実験する。マウスに理不尽に電気ショックを与えた場合とそうでない場合。恐怖を植え付けられてるマウスに育てられると子供マウスもまた恐怖を感じやすくなる。そこで子供マウスをそうでないマウスのもとで育てると違う。つまり恐怖症は環境要因も大きい。

 そして幸福感。インドには笑う会というのがある。集まってみんなで大笑いしてるだけという会。お互いに意味もなく大笑いしてる。これには科学的な根拠がちゃんとあるらしい。笑ってると免疫が強くなったり本当にハッピーに感じるのだとか。

 アメリカでは面白い実験をしてる。世界中の様々な立場の人々にPDAを配る。そして「今あなたは幸せだと感じますか?」という質問を一日に何回か送る。一人でいるのか、仕事中なのかなど統計を取る。すると人々はほとんどの人が何もなくても幸福らしい。もっと統計を取って国別やら経済状況などのカテゴリー別にしてみる。すると面白い結果が。日本やアジア系アメリカ人はかなり低い幸福感を示している。社会が急変した旧東ドイツのレベルとあまり変わらない。アメリカでも貧しい人々が多いヒスパニックはなぜか幸福感が高い。インドもなぜか高い。そしてムンバイのスラム街に行ってみる。狭い家に10人もが暮らしてる。しかし彼らは笑いが絶えず、感謝してますと言いながら食事をして幸せだといいながら眠りにつく。ここで示されてるのは幸福とは金では決して買えないという事が証明される。

 EQのダニエル・ゴールマンが出てくる。幸福を感じる脳に異常が起きてバランスを失ったのがうつ病らしい。そこで瞑想を定期的に学ぶグループと普通のグループで脳の検査をしてみる。MRIで脳の動きを電力を流したりして検査してみる。すると数ヶ月していくと明らかに違いが出てくる。瞑想グループは免疫が強いんだ。これを発展させてチベット仏教の坊さんを連れてくる。彼はフランス人で元々は科学者だった。それが目覚めてしまってチベットに出家してしまった。だから彼はチベットだけでなく西洋社会を知っている。MRIを使いながら瞑想してもらう。そして悲鳴や赤ちゃんの鳴き声など様々なストレスを感じるような音を出してみる。やはり通常の人間とはまったく違う。つまり心とは鍛錬できることになる。ストレスを和らげる脳を自分自身で作れるのだ。

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