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   Farsideの過去ログ。

選挙の行方

2017-10-22 | なんとなく
 せっかくバイクを買ったのに、長雨続きで走ることもパーツ交換もできず、しかも今夜から超大型台風だとか。せっかくの週末が無駄になったと嘆いてみようかと思ったが、PCのメンテナンスで土日が潰れたので、ちょうど良かったのかも。Optaneの故障騒動の他に、小ネタだが、メインのブラウザにしているChromeのショートカットが全滅してアイコンキャッシュを再構築したりと、煩雑な作業が続く。


 昨日は雨の中を衆院選の期日前投票に行った。ほぼ毎回同じ場所で期日前投票をしているが、行列に並んだことは今まで一度もなかった。ところが昨日は45分待ちで、私の前には200人以上が並んでいた。館内はあまりの混雑で室温が上がり、冷房が入ったほどだった。きっと、今回の選挙に関心を持っている人がとても多いのだと思う。悪天候だから最終的な投票率はそれほど伸びないかもしれないが、台風が接近している中で投票率が落ちなければ、それは関心の高さの表れと言えるだろう。


 私自身は、マスコミの病的な偏向報道の反動もあって、地上波のニュースはほとんど見ない。例外は東京MXの「ニュース女子」だけ。他はラジオで、日本放送の「ザ・ボイス」とか、文化放送の「おはよう寺ちゃん」ぐらいで、どちらもポッドキャストやYouTubeで聞いている。他には、虎ノ門ニュースなどネット上のTV番組でニュースを見ることが多い。マイナーな印象を受けるかもしれないが、上念司、ケント・ギルバート、長谷川幸洋、宮崎哲弥、高橋洋一、藤井厳喜、有本香、百田尚樹、竹田恒泰、竹田邦彦、岸博幸、井上和彦、末延吉正、原秀史、勝谷誠彦、須田真一郎、辛坊治郎、青山繁治、三橋貴明と、そうそうたる論客ばかり。無知なタレントがやっているワイドショーだの、報道しない自由を金科玉条にしているニュース番組だのに比べると、非常にクオリティが高い。真面目な話、とっても勉強になる。


 いろいろな見方や考え方があるのだろうが、今回の選挙で個人的に興味深いのは、蓮舫さんから小池さんへと絶妙に引き継がれた「お仕事」の行方である。民進党をあの世まで連れて行ってくれるはずだった蓮舫さんが党首を辞めたときはひどく残念だったが、その大事な責務を小池さんが引き継いで、三途の川の渡し守を引き受けてくれた。なかなかできることではないし、都知事の重責を果たしつつ渡し守を兼務するのは大変だったろうが、その苦労も今日で終わるので、まずはご苦労様でしたと申し上げたい。残念なことに、民進党の泥船から立憲民主党に逃げた連中の始末がつかなかったが、そこまで小池さんに背負わせるのはさすがに荷が重いだろう。


 バイク乗りに復帰したこともあって、石橋和歩が東名高速で起こした殺害事件に代表される、バイクや自動車がらみの犯罪行為の多さが目に付く。こういう事件に巻き込まれるのは怖いが、相手が異常者では、どうやって用心したり避ければいいのかも分からないから怖いと思う。最近の話ではないが、私もバイクで走っていて因縁を付けられたことがある。信号待ちの際、乗用車の助手席に乗っている男性が私と目があったとかで、何やら喚きながら車から降りてきたのだ。ハンドルを握ると人格が変わる人がいるそうだが、この人の場合は助手席に乗っていたわけだし、ヤクザでもチンピラでもない、30才くらいの普通の人だった。私はバイクに乗ったままで、着ていたジャンパーの右側を開いて見せた。普通、ベルトの右側には21インチの特殊警棒とツールナイフがぶら下がっているだけなのだが、この日はそれに加えて、シースナイフをベルトに挟んでいた。全長36cm、フロビスのCUKである。相手はすぐに引っ込んでドアをロックしたから私に被害はなかったが、念のために相手のナンバーと顔を写真に撮っておいた。腰になんにもぶら下げていなければ、私は被害者になったんだろうか。そう考えると怖いことである。


 日常的に交通ルールを守らないドライバーは、決して少なくないと思う。私の通勤経路に保育園があるのだが、その前の一方通行の道に、毎日大手事務機器会社の営業車が進入してくる。禁止方向だから、進入じゃなく、侵入か。本社の広報にも通報したが、「当社とは関係ありません」と言われるだけだったし、相変わらず一方通行の侵入は続いている。営業車の常習的違反行為というのは根が深い。まぁ、子会社の配送車が幼児を轢いても確かに親会社の責任ではないが、社名がデカデカと書かれた車で事故を起こせば、企業イメージには傷が付きそうな気もする。調べてもらったところでは、その時間帯に配送の車が毎日同じルートを走ることはないそうだ。おそらく、子会社の社員が社用車で通勤しているのだろう。これが社に無許可だった場合、正規の使用者と見なされないこともあるので、事故を起こしたときの任意保険の適用が危なくなったりするのだが.....。交番に相談したので、あとは本職にお任せしよう。この保育園に子供を送り届ける親の中には、毎回踏切に侵入してくるお母さんもいる。ルールを守らないのは、ドライバーだけでもないようだ。「花粉症ゼロ」も「ベーシック・インカム導入」も大変けっこうだが、準備に30年以上かかる公約より、「今、そこにある危機」の方を優先してもらいたいものだ。危機は毎日の中にあるんだから。



Optaneメモリの耐久性?

2017-10-21 | どうせ掘るなら浅い墓。
 今年6月に導入したばかりのOptane 32GBが壊れて、物理的に認識されなくなった。一般的なNAND SSDよりも遙かに耐久性は高いはずだし、ヒートシンクとファンも増設していたのだが、わずか5ヶ月の寿命だった。初期ロット特有の不安定さなのだろうが、これは非常に腹立たしい。今現在は、急遽購入しなおしたOptane 32GB + アイネックス M.2 SSD用ヒートシンク HM-21で正常起動しているので、マザー側の問題ではなくOptaneそのものの故障だと断定できる。


 同じ目にあう人がいるとお気の毒なので、一応、経過をかいつまんで記録しておく。
Optane導入後4ヶ月ほどで、マシン起動時にRAIDボリュームの自動修復がかかるようになった。見かけ上は正常終了していたのだが、RAIDボリュームに不整合がある旨が表示されて自動修復がかかり、システムは正常に運用できる状態だった。この段階では、Optane自体の異常は予想も考慮もしていなかった。


 私の環境は特殊で、HDDとSSDはすべてリムーバブルケース接続になっている。毎週Optaneを無効にしてRAIDボリュームを解除し、システムドライブをクローンして、今度はクローンしたドライブでOptaneを有効にして一週間使う。5台のHDDで順次これを行うので、HDDの実稼働時間はシステム運用時間の1/5になる。バックアップドライブも5台を順次切り替えている。この環境でいきなりクラッシュが発生し、別のクローンドライブからシステムを起動してみたが、Optaneのキャッシュがクリア出来ない(RAIDボリュームを解除できない)状態だった。


 Optaneの操作はIRSTドライバ(Optaneドライバと排他関係なので、両者を同時にインストールはできない)で行っていた。HDD運用ではシステムが重いので、SATA接続のSSDでRSTを構成し直してシステムとデータを確認し、Optaneの検証に入った。SATA SSD 64GBのRSTは、M.2の半分しかないバス幅がネックになって速度は落ちるが、HDD単独運用よりは遙かに早い。この環境で電源装置を切ってのCOLD BOOTを繰り返しながらチェックを重ねたが、じきにOptane自体が認識されなくなった。もちろん、BIOS(UEFIって書くと、なんか違和感があるんだよなぁ)上からも認識されない。


 AmazonでOptane 32GBとヒートシンクを買い、壊れたOptaneを装着したままOptaneドライバに差しかえて最終確認。やはりご臨終だったので、買い換えたOptaneに差しかえて再起動。BIOS上で認識されていることを確認した上でOptaneドライバからRAIDボリュームを設定し、今は正常に動いている。


 この状況で(時間とお金を無駄にした以外に)なんの損傷もなかったのは、私がシステムドライブもバックアップドライブも5倍の冗長性を持たせた変則的なシステムで運用していたからで、普通だったらシステムは完全にバラけていただろうし、データだって損傷ゼロにはならなかっただろう。「1システムをHDD10台で運用」というのは、自分でやっていてさえ偏執的だと思うくらいだ。ちなみに、ゲームファイルが入っている256GBのSATA SSDは、万が一の場合を考えて、最初からRST用に64GB分を確保してあった。IRSTドライバを使っていたのもOptaneとSATA SSDの両方に対応するため。年季の入った電脳野郎は散々痛い目にあっているので、病的に用心深くなるんである。実は、「最初からOptaneドライバを使って統計情報をきちんと管理していれば」と、思わなくもないのだが、いくら私でも、可動部ゼロのメモリが半年もたずに死ぬことは想定していなかった。Optaneがもう少し普及して、Crystal DiskInfoのような優れた監視ツールがでてくれるとありがたいのだが.....。


 きちんとメンテナンスされたシステムでありながら、起動時にRAIDボリュームの自動修復が始まるようになったら、ハードウェアとしてのOptaneを疑ってみることをお勧めする。RAIDボリュームを解除して、普通のSSDとして領域確保してしまえば、様々な検証ツールでチェックできる。HDD単体運用の遅さがチャレンジする意志にブレーキをかけてしまうのはよく分かるが、SATA SSDでRSTを使えばなんとかなるんである。