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   Farsideの過去ログ。

高速NASの落とし穴

2013-03-03 | なんとなく
 かっぱらわれた自転車が無傷で出てきたことで、ほっと一安心の一週間が過ぎた。


 今週の課題はDVDの取り込み。DVDを80枚ほど売ったのだが、それでもまだ、100枚以上が残った。処分するものとしないものをより分けている時に思ったのだが、ラックに置かれたままだと、好きな映画でもなかなか観なかったりするものだ。それはやっぱり、もったいない。私の場合はPCで作業をしながら観ることが多いので、全部をハードディスクに突っ込んでしまうことにした。PCは3台あるので、どのマシンからもアクセス出来るようにNAS(LAN DISK)に入れる。最初は順調な作業だったが、途中で問題が起きた。


 我が家のNASはI-O DataのHDL-A2.0。Read 90MB/secを謳う高速モデルだが、これはあくまで机上の話。自宅のGigabitイーサでの実測値は、高速な最外周領域でRead 54MB/Write 67MB程度だが、これでも十分実用になる。2台の光学ドライブで同時にリッピングしながらNASに書き込む作業をしていたら、ある日、いきなり速度低下が起きてしまった。ハードディスクは最外周領域と最内周領域で3割以上の速度差が出るが、2TBのドライブはまだ500GBしか使っていない。にもかかわらず、転送速度が1/10以下になってしまった。4MB/sec程度の速度になってしまうなら、ルーターにUSB接続のハードディスクを繋ぐのと大差ないから、わざわざ高速なNASを使う意味がなくなってしまう。


 いろいろやってみた結果、本機にに搭載されているnet.USB(LAN上でUSB機器を排他使用できる機能)を使うと、極端なオーバーヘッドが生じてしまうことが分かった。ネット上でもその種の報告はなかったので、接続されるUSB機器の種類によって起きる場合と起きない場合があるのかもしれないが、そのあたりは未検証。とりあえず、net.USBを無効にして事なきを得た。


 ついでに、DiXiM Digital TV plusというソフトを導入。HDレコーダーに録画した番組を、別室のPCでも観られるようになった。どこにいても映画三昧、結構贅沢な環境になったと思う。ただ、WOWOWやhuluを利用するようになってから、劇場に足を運ぶ機会が極端に減ってしまった。以前は、年間80本は劇場で観ていたのだが.....。観終わってから食事をする場所や酒を飲む店も決めていたりして、「映画を観ること」はひとつのイベントだったりもする。それが減ってしまうのは、少し寂しい。そのぶん新しいイベントも増えたから、まぁいいか。