NASの入れ替えで、ついでにクラウドもいじることにした。I-O DATAが提供しているRemote Link3で、NASの一部をクラウドとして使うんである。Remote Link2の頃はいささか不安だったが、現バージョンではセキュリティもある程度しっかりしている。
今まで、文書データ等はJustSystemのInternetDisk(iDisk)を使っていた。ビジネスデータやプログラムのやりとりには1GBもあれば十分でおつりが来るほどだったが、動画データを置くには狭い。また、老舗だけあってGBあたりの単価も高い(1GBで1,300円)ので、そういう使い方は現実的ではない。出先から自宅のHDレコーダー2台に繋ぐ環境はすでにあったが、居酒屋さんから自宅のNASの映画データ(300本ぐらい)を見ることができれば、時間の過ごし方も多少は豊かになろうかと考えたのだ。レンタルしたソフトは最初にNASに入れて、あとでゆっくり見てから消しているので、空き時間に見られると便利なのは確か。
宅内ネットワークで共有する部分と、リモートでアクセス出来るクラウド閲覧部分をきっちりと切り離し、固有の端末認証でガッチリ固めてあるので、セキュリティ上の問題は無視できるほど小さい。3TBのNASのうち、現状では2TBがクラウドからのアクセス可能エリアになっている。自分で立ち上げているわけだから、当然使用料はタダ。Googleドライブだと1TBで月額1,300円だから、たまにしか使わない人間にとってはけっこうメリットがあると思う。
余談だが、我が家の回線はフレッツのギガ・マンションタイプなのにFTTH。自宅-局舎間は600Mbps程度の速度が出る。Googleドライブ(無料の15GB版)のアップロードだと、自宅-局舎間は毎秒75MBでデータ転送できるので、あっという間にアップロードが終わる。局舎-Googleドライブ間はちまちま送るので、こちらはそれなりに時間がかかる。アップロードが完了してマシンの電源を切って、実際にGoogleドライブへのアップロードが完了するのは30分後だったり1時間後だったりするのだが、誰かに大容量ファイルを受け渡すときにはけっこう便利である。
| Trackback ( 0 )
|