七変化もびっくり

政治や社会について綴る保守系ブログです。
女性天皇、女系天皇の実現に反対、女性宮家の実現に反対の立場です。

菅首相は、強権姿勢で日本のよいものを壊すつもりか?

2020年10月08日 | 政治
拙ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

秋篠宮さまの立皇嗣の礼の日程が決まり、ほっとしています。それにしても
菅首相のやり方にはファシズムの匂いがします。政策の進め方が、強権的で
先々が怖いです。日本学術会議の新しい会員6名の任命を拒否した問題では、
前例にとらわれないやり方が軋轢を引き起こしています。

菅首相は、週1度は一緒に食事をするほど竹中平蔵さんに心酔しているといわ
れ、菅首相の政策に大きな影響を与えていると思われます。貧しい派遣社員を
増やした竹中平蔵さんの経済政策は、小泉政権時代の悪夢を思い出させます。

一方デジタル庁の平井大臣は、小中学校の教科書のデジタル化を言い出してい
ますが、これは教科書に掛かる費用を減らし、義務教育費の削減を目指したも
のだろうと思います。文部科学大臣でもないのに、こんなことを言い出す平井
大臣は嫌ですね。恵まれない子どもたちの学力の低下を招く政策だと思います。


菅首相は、地方銀行の再編や携帯料金の値下げなどを目指しているようです。
それぞれの企業の経営方針もあるでしょうに、総理大臣が、企業に口出しして
料金の値下げや再編を進めるのはやり過ぎではないでしょうか?

確かに携帯の料金が下がれば国民の人気は上がるでしょうが、長期政権であ
った安倍首相もとらなかった手法で値下げや再編を進めるやり方は、強権的で
小泉政権のやり方を思い出させます。

創業100年、200年の長寿企業、企業数1位の国はなんと日本
https://financialjournal.ana.co.jp/economy/detail/id=5636


地方銀行には、江戸時代の豪商から銀行業に進出した歴史のある優良企業も
あります。経営が上手くいっている中小企業を再編させようとする手法は、
どうも日本的ではないように思います。日本の歴史有る優良中小企業の再編は
銀行で働く人々の失業や銀行支店の減少で人々の生活の不便を招くと思います。


菅首相が、心酔する竹中平蔵氏は最近特に年金について大変危険な考えを発表
しています。月7万円で年金も生活保護も不要と言っていますが、月7万円以
上年金をもらっていた人たちがたちまち生活に困る話です。そして、年金の少
なかった人にも月7万円支給するというのです。今まで納入してきた社会保険
費をご破算にするとんでもないお話です。菅首相のブレーンには、大変危険な
考えの人が付いているようです。首相には早く退陣していただくのが危ない政
策を実現されなくていいのではないかと思います。

1人7万円のベーシックインカム 消費税で賄うなら「税率50%」必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/53fe56a1fed2976ef1267687ca504c587761ae86?page=1


“月7万円支給で年金も生活保護も不要” 竹中平蔵氏のベーシックインカム論は正しいか
https://mainichi.jp/articles/20201003/k00/00m/020/266000c

女性セブンからも、菅首相の強権姿勢を批判する記事が出されています。
浜矩子さんは、菅首相の裏の顔は怖いと言っています。私は、菅首相の目つきに
怖さを感じます。鷹揚な人でないのは確かでしょう。

安倍首相退陣で、私たちは幸せな一つの時代を失ったのだろうと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーニューズポストセブンより転載ーーーーーーーーーーーーーーーーー

菅政権 携帯料金値下げの先にある「強権的国家」の可能性
10/6(火) 11:05配信

NEWS ポストセブン
菅内閣は、安倍内閣を継承する「居抜き内閣」とも

 2019年4月1日、当時の菅義偉官房長官(71才)は、首相官邸で新しい元号を発表した。あれから1年半、「令和おじさん」は国のトップに立った──。

 安倍晋三前首相の突然の退任表明を受けて行われた自民党総裁選で、岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長を大差で退け、9月16日に晴れて第99代内閣総理大臣に就任し菅義偉氏。目玉政策であるかのように打ち出しているものの中には、数々の問題点が見え隠れする。『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)の著者でジャーナリストの森功さんはこう言う。

「菅首相は『デジタル庁の創設』や『行政の縦割り打破』、『規制改革』を掲げています。いずれも謳い文句としては上々ですが、実際に何をやりたいかが見えてこない。

 コロナの給付金が遅れたのはマイナンバーが普及していなかったからだといいますが、それなら、マイナンバーを銀行口座とひもづけて普及させる法律をつくればいいだけ。河野太郎行革相の『縦割り110番』が話題ですが、あれも昔からある陳情システムをキャッチーにしただけで、“自分たちだけでは何をやるべきかわからないから110番で募集しているのではないか”とも勘ぐれる。

 縦割りや規制にはそれなりの意味があるのでむやみに壊すべきではないし、加計学園問題のように、規制改革が特定の関係者の利益につながるリスクもある」


 こうした“国民ウケする”政策のせいで、いま以上に「弱者に優しくない社会」が訪れる可能性は高い。菅首相の「天敵」とさえ呼ばれる東京新聞記者の望月衣塑子さんはこう指摘する。

「菅さんは中小企業や地銀の再編を掲げていますが、それらが弱体化しているいま、強引に再編を進めれば、下位3割の中小企業が切り捨てられるともいわれています。しかも、菅さんが週1度は一緒に食事をするほど心酔しているといわれる竹中平蔵さんは、最近、“年金をやめて生活保護費を大幅に下げ、全国民に一律7万円支給しろ”と言い出しました。もし菅さんがこれに従ってしまったら、低所得者の負担は増すばかりです。

 少子化対策として新婚世帯に60万円給付や不妊治療の保険適用検討を打ち出しているものの、LGBTQなどのジェンダー格差を埋めることに関心があるわけではまったくなく、“労働力”としての子供を求めているところが薄っぺらい。菅さんの政策は、“本当の弱者”に対する優しさがありません」(望月さん)

 富国強兵の時代のごとく「産めよ増やせよ」では、多様化が進むいまの時代にそぐわない。中途半端なお金をバラまくよりも、非正規雇用をなくして賃金を上げる方が有効ではないか。

 このままでは、国民の多くが、自分たちが支持した首相にあっさり裏切られる可能性もある。

 経済評論家の浜矩子さんは、「そもそも私たちの生活にどう影響するかを考えるのがムダ」と断じる。つまり、それほど菅首相の掲げる政策は、国民の実生活にそぐうものではないというのだ。

「菅さんが縦割り行政の打破や規制改革をするのは、強いものがより強くなる社会をつくりたいからです。そのためのイメージ戦略に過ぎません。携帯電話の料金が4割下がる代償として、菅さんの思い通りに動く強権的な国家に引きずり込まれるかもしれない。かわいらしい令和おじさんの顔をして、パンケーキをもぐもぐする裏には怖い顔が隠れていると思った方がいい」(浜さん)


 安倍政権の継承を明言しただけに、残された課題も多い。

 安倍前首相は「スガちゃんは外交できるのかな?」とこぼしたというが、痛いところを突かれた感じがしたのは菅首相自身だろう。いま、必死に米国のトランプ大統領や中国の習近平国家主席など、次々に世界の首脳と電話会談をしているのは、「おれにも外交はできる」と懸命にアピールしているようにとれる。

「安倍さんが隠蔽してきたモリ・カケ・サクラも心配です。菅さんは官房長官だったので、知らないではすまされない。今後の政権運営の大きな不安材料」(菅首相を知る関係者)

 10月下旬には臨時国会が開かれる予定で、まず不妊治療やデジタル庁など、国民ウケする施策を進めるだろう。実績をつくった先に、来年の東京五輪が見えているはずだ。そこまで持ちこたえれば、明るい話題で切り抜けられると考えているのだろう。

「菅さんは政治信念に基づいて権力をつかみ、邪魔になるものを徹底的に排除します。だから長く政権を取ると独裁化が進む恐れがある。スピード感ある仕事人で、猪突猛進に目の前の壁を壊す強さは認めますが、その先にどういう日本を描いているかが見えてこない。弱肉強食の社会が進む、そこがいちばんの怖さです」(望月さん)

 叩き上げの苦労人なのか、トップに立ってはいけない強権のナンバー2なのか。

 いまはまだ、自分を総理にしてくれた二階俊博幹事長らから言われたことを、顔色を見ながら粛々とやっているだけかもしれない。

 スイーツ好きを公言し、なんとなく憎めない苦労人の「令和おじさん」は、本当に支持し続けるに値する人物か否か、国民は目をそらさずに追っていく必要があるだろう。

※女性セブン2020年10月15日号
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー