七変化もびっくり

政治や社会について綴る保守系ブログです。
女性天皇、女系天皇の実現に反対、女性宮家の実現に反対の立場です。

岸信夫防衛大臣に中国が慌てふためく!!

2020年09月20日 | 政治
拙ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

GoToトラベルを利用して旅行する人が増えています。35%オフになる旅行で普段より
豪華な旅行を楽しんでいるようです。700万人以上の人が、すでにこの制度を利用して
いて、これから秋の観光シーズンにはさらに利用者が増えていくのでしょう。新型コロナ
ウィルスの感染拡大で落ち込んだ経済を浮上させるためにもこの制度を利用したいです。
菅官房長官が、この制度を考えたのでしたか?

この制度を酷く批判していた野党の議員さんは、新型コロナウィルスの感染拡大を心配し
ていたと思いますが、感染拡大は起きなかったようです。

内閣支持率が高くて菅総理大臣は幸先のよいスタートをきったと思いますが、気になる
のは経済学者の竹中平蔵さんが、菅首相のブレーンではないかと思う事です。竹中平蔵
さんは、小泉政権時代に規制緩和を進め、派遣社員の増加や格差社会の原因を作った張
本人だと思いますので、悪いイメージしかありません。彼は、貧しい日本人を増やしま
した。日本の少子化にも関係があると思います。現在社員を派遣するパソナのトップを
務めているそうで、何だかなあと思います。

菅首相、竹中元総務相と懇談
9/18(金) 9:59配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8a939ac571a34f275f84893d5bfcf326b01c26

一方安倍前総理大臣の影に隠れて活躍の機会が少なかった弟さんの岸信夫さんが、浮上し
ています。幼稚舎からの慶応ボーイで毛並みの良さが際立っています。岸家に幼い時に
養子に入ったそうです。菅内閣の防衛大臣を務めています。この岸防衛大臣に、中国が
慌てふためいているそうで、結構な事です。岸信夫大臣は、親台湾派であり、李登輝さ
んや蔡英文さんと親しいそうです。亡くなった李登輝さんの弔問団の一員として、少し
前に台湾を訪れています。また、岸信夫氏は、何度も靖国神社を参拝しています。安倍
前首相に続く保守派の政治家だと思います。岸防衛大臣の活躍を期待したいです。

そう言えば今年の夏、小泉環境大臣、萩生田文部科学大臣、衛藤一億総活躍担当大臣、
高市総務大臣の4人の閣僚が、靖国神社を参拝しましたが、河野太郎防衛大臣の名前は
なかったです。

前防衛大臣は河野太郎さんでしたが、河野防衛大臣の時、中国は安心していられたの
でしょう。どういうことでしょうか。実は、河野太郎さんは、親中派の議員らしいの
です。外務大臣や防衛大臣のときに保守派を装って強面風でしたが、実は親中派だっ
たそうです。親中派というと二階議員や小池ゆりこさんが浮かびますが、河野太郎さ
んにも気を付けたいです。菅内閣では軽量ポストに就いています。


河野太郎氏の「軽量ポスト」は口が災いした?したたかな戦略家の側面も〈週刊朝日〉

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0e6ce08584862ee55860394f7d0e34918613bc


ーーーーーーーーーーーーーー産経新聞より転載ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「岸信夫防衛相」に中国が慌てふためく理由
東アジア「深層取材ノート」(第53回)
2020.9.17(木)

アンシンフ――この日本人の名前に、早くも「中南海」(北京の中国最高幹部の職住地)がザワついている。昨日発足した菅義偉新政権で、新たに防衛大臣を拝命した岸信夫氏(61歳)、安倍晋三前首相の実弟である。

 中国最大の国際紙『環球時報』(9月17日付)は、岸防衛大臣に関する長文の記事を発表した。そこでは、生まれて間もなく岸家に養子に出された岸信夫氏の数奇な半生を詳述した上で、次のように記している。

<岸信夫は、二つの点において注目に値する。第一に、岸信夫は日本の政界において著名な「親台派」である。現在まで、岸信夫は日本の国会議員の親台団体である「日華議員懇談会」の幹事長を務めている。第二に、岸信夫は何度も靖国神社を参拝している。2013年10月19日、岸信夫は靖国神社を参拝したが、これは兄(安倍首相)の代理で参拝したと見られている。安倍晋三本人も、2013年12月26日に参拝している>

 このように、中国は警戒感を隠せない様子なのだ。


当初、「菅政権」を楽観視していた中国だったが・・・
 今月の自民党総裁選の最中、ある中国の外交関係者は、私にこう述べていた。

「菅義偉新首相が誕生しそうだということよりも、その際に二階俊博幹事長が留任するだろうことが大きい。極論すれば、日本の次の首相が誰になろうと、二階幹事長さえ留任してくれればよいのだ。

 二階幹事長は、日本政界の親中派筆頭で、わが王毅国務委員兼外交部長(外相)も、二階幹事長と会った時だけは、まるで旧友と再会した時のように両手を差し出し、相好を崩すほどだ。習近平国家主席にも面会してもらっている。

 安倍首相は、二階幹事長の進言を聞かず、対中強硬外交に走った。だが菅新首相は、『後見人』の二階幹事長の声を無視するわけにはいかないだろう」

 このように中国政府は当初、菅新政権を「楽観視」していた。だが「岸信夫新防衛大臣」の発表は、冷や水を浴びせられたような恰好なのだ。

 実際、岸防衛大臣は、中国政府が「民族の三逆賊」と呼ぶ台湾の政治家(李登輝元総統、陳水扁元総統、蔡英文現総統)のうち、少なくとも二人と親友だ。李登輝氏とは長年にわたって親交があり、8月9日には、森喜朗元首相とともに、李元総統の弔問のため、台北を訪れた。

 その際、蔡英文総統にも面会している。蔡総統に関しては、総統就任直前の2015年10月に日本に招待し、自分と安倍首相の故郷である山口県下関市まで、わざわざ案内している。

安倍政権下では「中国担当は兄、台湾担当は弟」で役割分担
 この時、ある首相官邸関係者はこう述べていた。

「蔡英文氏の宿泊先を、首相官邸から一番近いザ・キャピトルホテル東急に決めたのも岸信夫氏だった。10月8日昼、ホテル特別室のランチの場に、岸氏は安倍首相を連れてきた。日台合わせて10数人のランチだったが、安倍首相が自分がいかに台湾ファンかを熱く語ったりして、大変盛り上がった。


 だがこのランチは、安倍首相の首相動静からは削除され、日本側も台湾側も、一切極秘とした。それは、中国政府に配慮したからだった」

 このように、安倍政権の7年8カ月、安倍首相が中国を担当し、弟の信夫氏が台湾を担当するという役割分担をしてきた。だが菅新政権になって、「台湾担当者」が表舞台に登壇したのである。しかもその役職は、中国政府が最も敏感な防衛大臣とあっては、中国側が穏やかでないのもむべなるかなだ。

 一方、台湾(中華民国)総統府は、日本の国会で菅氏が首相に選出されるや、直ちに祝賀コメントを発表した。

<日本では今日、臨時国会が開かれ、自民党党首に選出された菅義偉官房長官を、第99代首相に選出した。これに対し、総統府の張惇涵報道官は、蔡総統はわが国の政府と国民を代表して、菅義偉首相に祝賀を表し、合わせて日本政府が菅首相のリーダーシップのもとで、順調に各種の国政を進め、国家が発展繁栄していくことを祝う。

 張惇涵報道官はこう述べた。「菅首相は過去に複数回、わが国公開の場で支持している。そして双方が、自由、民主、人権、法治などの基本的価値を共有していると認めている。また、わが国が国際組織に加盟することへの支持を唱えており、台湾にとって重要な海外の友人と言える。

 かつ日本と台湾との往来は密接で、日本はわが国の重要なパートナーだ。わが国はこれからも継続して、日本と多様な協力を進めていき、台日友好のパートナーシップ関係を深化させていく。それによって両国の国民の福祉を共同で推進し、地域の繁栄と発展、平和と安定を維持、保護していく>

 このように、「岸信夫新防衛大臣」には触れていないが、菅新政権を手放しで歓迎するムードである。

岸氏の防衛相起用は「安倍政権の継承」の証
 菅新首相が、岸氏を防衛大臣に抜擢した理由は何だったのか? 安倍政権時代の官邸関係者に聞くと、こう答えた。

「それは、安倍前首相に気を遣うと同時に、同盟国アメリカのトランプ政権に、『安倍政権の継承』を示すためだ。このところのトランプ政権は、『台湾シフト』を鮮明にしており、今後は日本にも役割を求めてくる。そうした日米台の連携に、最もふさわしいのが岸氏の起用だったというわけだ」

 当の岸防衛大臣は、16日の就任会見で、官僚が用意したペーパーを読み上げて、こう述べた。

「今月11日に発表された(安倍)総理大臣の談話や菅総理大臣の指示を踏まえ、憲法の範囲内で国際法を順守し、専守防衛の考えのもとで厳しい判然保障環境において、平和と安全を守り抜く方策を検討していきたいと思います」


「11日の総理談話」とは、次のようなものだ。

<迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのか。そういった問題意識の下、抑止力を強化するため、ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針を検討してまいりました。今年末までに、あるべき方策を示し、わが国を取り巻く厳しい安全保障環境に対応していくことといたします>

 いわば安倍前首相の「遺訓」とも言うべき「敵基地攻撃能力の保有」である。「敵」とは表向きは北朝鮮だが、実際には中国だろう。

「米台vs中国」――岸防衛大臣の就任で、この米中新冷戦の「断面」に、日本も組み込まれつつある。「まずはコロナウイルスの防止に全力を尽くす」と述べた菅新首相だが、その先には、大きな地政学的リスクが横たわっている。
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