千葉の強制退去で長女殺害の件について。- 2015.06.14
【娘殺害の母に懲役7年】困窮で追い詰められた母 中学入学費用なくヤミ金も : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
>中学2年の娘=当時(13)=を殺害したとして、千葉地裁が懲役7年(求刑懲役14年)の判決を言い渡した母親の 松谷美花 (まつたに・みか) 被告(44)。判決は、被告が生活に困窮し、精神的に追い詰められた末の事件だったとの判断を示した。
判決などによると、札幌市出身の被告は千葉県銚子市に移住後、2010年から県営住宅で娘 可純 (かすみ) さんと2人暮らしだった。毎月の収入は、給食調理のパートと元夫からの養育費などで14万円程度だったという。
生活は苦しく、12年5月からは月額約1万3千円の家賃を滞納。13年春に可純さんが中学に入学した際、必要な金を捻出できずにヤミ金業者からも借り、返済は月4万円以上に及んだ。
昨年8月、部屋を明け渡さないと強制執行するとの通知が自宅の壁に張ってあるのを見つけ、被告は追い詰められた。自分も死のうとも考え、強制執行当日の9月24日、突発的に可純さんを殺害した。
部屋に入った千葉地裁の執行官らが倒れていた可純さんを見つけた。被告は可純さんの髪をなでながら、数日前にあった中学の体育祭の映像をテレビで見ていた。「これが終わったら自分も後を追って死ぬんだ」と話した。夏休み明けで、この月、被告のパート収入はゼロだった。
被告は、13年4月に銚子市の社会福祉課を訪れ生活保護の相談をしたが、「仕事をしているので難しいと言われた」と公判の中で説明した。一方、同課は取材に「制度の話を聞きに来ただけで、詳しい説明には至らなかった」と話している。
■この件でツイッターに書いた事。
強制退去の日に長女殺害 生活苦、母に懲役7年判決:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH6D7D1CH6DUTIL06B.html … 『佐々木一夫裁判長は「結果は重大だが、被告は精神的に追い込まれ、突発的な犯行でもあった」と述べた』 それでも実刑7年やからね。ちゃんと知識があればこんな事には・・・。
「強制退去を迫られて長女殺害」の件は関心が高い。それは他人事とは思えないからでは。「何をバカな事を」とは決して切って捨てれられない。市役所に精神的にも追い詰められ、パートも忙しくて情報収集や相談するどころではなく、期限だけが迫りよけいに悲観的な事しか考えられなくなってくる悪循環。
テレビでもやっていたのかどうか知りませんが、この件はみんなの関心が高いと思いました。
市役所は冷たい対応でアテにならないとしても(これはこれで大問題ですが)、きちんと弁護士なり、専門の団体に相談するなりすれば、このような悲劇は避けられたはず。
最初、この母親には長女への愛情が欠けているのかなとも思ったのですが、この上の記事をみると愛情はあったようですね。
だからこそ悲惨だなぁと思います。
■追い詰められた被告。
この母親(被告)が40歳を越えたいい大人のように見えますが、実際はそんなに知識もないということ。なってみないとわからない事もたくさんあるということだと思います。
また、パートや自分たちの生活の事でいっぱいいっぱいになり、法的な知識や生活の知識を調べるどころではなかった、そして強制退去が迫り余計にパニックになって何も考えられなくなった悪循環・・・。
■教訓とすべき事。
やはり、こんな悲惨なことを避けるためには、生きていくうえでの知識が必要だと思います。
困った時はどこに相談すればいいのか?
それだけでもいいから知っておいてほしいと思います。
日本はお金がなくなったら死なないといけない社会ではありませんし、いくらでも助かる方法はあります。
ぜひ、最低限のことは知っておいてほしいと思います。
■困った時の相談すべきところ。
(twicas)梅雨と安保法案とか。- 2015.06.12
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(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年6月10日(水)