Koide Blue 絵筆で捉える魂の人
小出裕章さんとイコマレイコさんについて。- 2015.04.29
■画集のご案内
イコマレイコさんの小出裕章さんをモデルにした画集が、個展にて4月14日に発売されます。
4月19日からは全国の書店、Amazonでもお求めになる事ができます。
■画集タイトル
ジャンル アート・建築・デザイン, 単行本
シリーズ新刊
著者 イコマ レイコ・著
ISBN9784344972148
判型A4変・64ページ
出版年月日2015/4/15
価格2000円+税
■amazon
Amazon.co.jp: Koide Blue: イコマ レイコ: 本
311後、ショックで1年あまりの間、絵が描けなくなった筆者。時を同じくして、小出裕章氏の存在を知る。
原子力の専門家として半世紀近くもの長きにわたり反原発を貫いてこられた小出氏に尊敬の念を抱くとともに、「生きる意味」についてこれほどまでに真摯に、ストイックに向き合っている人がいるのかと、筆者は衝撃を受ける。それ以降、毎月のように京都大学原子炉実験所へ通い、小出氏をモデルにデッサンを重ね、氏が退官される直前の2015年2月まで、造形への客観性をより深めていった。
肖像画をはじめ、氏の発言、さらには氏と筆者との会話も収録。小出氏の崇高な思念と、画家の思索がじっくりと堪能できる、他に類を見ない魂の画集。
この画集には、ピアニストのウォン・ウィンツァンさんが推薦文を寄せてくださってます。
■追記:個展は終了しました。来ていただいてありがとうございました!
■個展のご案内(クリックで拡大)
☆イコマ レイコ 画集「Koide Blue by Reiko」出版記念 個展☆
>会期 4/14~28
4/18 17:00~19:00 オープニングパーティー(one coin & one drink )お気軽に遊びにいらしてくださ〜い♬
■場所、営業時間
Cafe☆Bar BLOOMOON | カフェバー☆ブルゥムーン
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-30-16 加藤ビル2F B号
個展の会期は
2015.4.14~4.28
画集のほか、ポストカードなども販売しています。
Open:火水木日 12:00~15:00/17:30~24:00
金土 12:00~15:00/17:30~01:00
Close:月曜定休
■イコマレイコさんについて。
■クラウドファンディング。
画家・イラストレーターのイコマレイコの奇跡の画集を出版したい(READYFOR?)
出版費用にぜひご協力ください。
■イコマレイコさんと対談した時の模様。
【ぽぽんぷぐにゃん対談】イコマレイコさん - 2013.05.25
画集と個展の経緯について。
■小出裕章さんの提案により実現。
小出裕章さんをモデルにして絵を描いてきたイコマレイコさんが、こんど画集の出版と個展を開催されます。
レイコさんは、京大原子炉実験所に通い続けて、小出さんをモデルに絵を描き続けてきました。
この出版と個展は、何を隠そう小出裕章さんが「何か形に残したほうがいいのでは」と提案されて、今回実現に至ったものです。
いわば、「小出裕章プロデュース」といっても過言ではないものかもしれませんw
■画集について。
イコマレイコさんが命を削るように描かれた小出さんの絵は必見。
そして、ピアニストのウォン・ウィンツァンさんの推薦の言葉も載っているので、ぜひ見ていただきたいと思います。
■個展について。
吉祥寺の「ブルゥムーン」での個展は2週間。
4月18日はオープニングパーティーもされるとのこと。
ぜひ、興味のある方は足を運んでください。
■関連記事。
【おしらせ】画家・イコマレイコの奇跡の画集を出版したい(READYFOR? クラウドファンディング)
■関連記事その2。
【速報】Koide Blue(イコマレイコ著)が毎日新聞に載りました!(取材は「風知草」の山田孝男氏)
■その毎日新聞の記事です。
■Koide Blue 絵筆で捉える魂の人
◇小出氏の「憂鬱の青」
「脱原発」の小出裕章前京大原子炉実験所助教を描いた画集である。
絵と絵の間に小出語録がちりばめてある。
「夜の人工衛星から地球を見ると、日本は不夜城のごとく浮かび上がるという国なんです。こんなことをすることが幸せということなんですか?」
「日本はエネルギー資源の99%を輸入し、1人当たりで世界平均の2倍以上のエネルギーを使い、まだまだエネルギーが必要だなどと言っています」
その一部は画家が小出氏の本や講演記録などからより抜いた。他は自ら対話して引き出した。「小出さんの憂鬱を描いていったつもりだったので」おのずと青が基調になった。
画家は美大卒業後、広告デザイン会社勤務を経て独立。PR誌の表紙やCDジャケットのデザイン、月刊誌の小説の挿絵などを手がけてきた。
3・11が転機だった。何も描けなくなった。原発はどうなるのか。情報不足と政府不信の荒野に突然、現れた小出氏の、干天の慈雨のごとき解説とストイックな発信にひかれ、押しかけ写生旅行が始まる。
はじめ、小出氏は固辞した。画家が粘り、小出氏が折れた。折れた人が画集に寄稿していわく、
「出版を誰よりも当惑して感じているのは、間違いなく私です……」
京大原子炉実験所は和歌山県に近い大阪府の南のはずれ、熊取町にある。画家は2012年12月から今年2月まで毎月1回、東京と熊取を往復した。
前夜、夜行バスで新宿をたち、翌朝は小出研究室でクロッキー(速写画)に専念。夕方、小出氏の終業を待ってしばし懇談、再び夜行バスで帰京−−という写生旅行を2年間。
自宅で、竹の繊維でできた画用紙に向かい「何も見ずに潜在イメージを出力しながら」竹筆と墨汁、岩絵の具(鉱物を原料とする顔料)で小出氏の表情、たたずまいを描いた。
こうしてできあがったアナログの絵を、デジカメで複写してパソコンに取り込み、画像処理ソフトでデジタル加工した。その数700点超。そのうちの51点を収録している。<文・山田孝男/写真・森田剛史>
※クリックして拡大
(twicas)イコマレイコ画集出版記念 - 2015.04.19
※クリックすると動画再生ページへ移動します。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年3月28日(土)