(-人-) しんろくざっき 

お坊さんランナー「しんろく」の雑記です。ジョギング・米原市近辺の情報・仏事に関する事など思い付いたままに書きます

行導岩

2015年05月21日 13時50分22秒 | ランニング
気になる。あれ何? 何があるの
伊吹山の登山道から見えるあれです


行導岩 伊吹山開山の三修や円空が修業をしたといわれるというのは、登山道にある看板のとおり

私も過去一度いっています、その時はあまりの迫力に、ただただ圧倒されました
かっとび伊吹改の後、3年ぶりに行ってみることにしました。

登山道の8合目あたりから入っていくルートがあるらしい、と以前聞いていましたが、どうもこれは違うように思います、何度確認してもそれらしきものは見えないし、草丈の低い今なら今回みたいに何とかいけるが、盛夏のころはどうやって? 祠の世話をする人はどうしているのだろうかとおもったときに…昔、伊吹山中に大平寺という村があって、現在は麓の方に降りていますが、ここのサイトを見ると、どうも旧大平寺と、伊吹山で修行をした僧侶・修験者と強い結びつきがあったようにうかがえ、その村を宿とし、行導岩へのアプローチがあったはず、それが今でも残っているかどうか…旧大平寺にはセメント鉱山の敷地から行くことができるらしいが、当然入場許可やらなんやらで、一般部外者は実質的には立ち入りはできなくなっている。なにやら、ロマン広がる話です。

頑張って、岩まで取り付く

ちなみに、ここ携帯の電波きてませんので、何かあっても助けは呼べません。アプローチに通ったところは地面不安定でかなりの難所です。上から石の崩落の危険もあり、まともに行くところではありません

祠の前で座禅を組みました。真宗にはそんな作法は無いんで、なんちゃってですが
上を見れば、山肌に圧迫され下に落とされそうになる。
下を見れば、吸い込まれそうになる
死と直面できるということが、死を越えていく法を得ようとした仏道者にとって修行の格好の場になったのだろうか、一時が過ぎ、短いお経を読経し、行導岩を後にした。

三修が、円空が、しんろくもちょっとだけ修業した。行導岩



危険なルートです行ってはダメですよ
ここからの風景、どんな風に見えるのか気になる人のために、ムービー撮ってきました。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちんきー)
2015-05-21 22:37:47
何か不思議と心落ち着くような雰囲気が・・・
先人たちはここで何を見何を悟ったんでしょうか・・
Unknown (帰山人)
2015-05-22 17:34:25
おぉ、行導岩!…私も行きたいが行けるかなぁ。
旧大平寺と行導岩…なるほど、立地や地勢からみても東の弥高よりも西の太平が主導していただろうなぁ。や、勉強になりました。謎と興味も増えたけれど(笑)
Unknown (しんろく)
2015-05-22 22:59:28
>ちんきーさん
落ち着ける人は、聖人の域に達しているかも?です
怖くて足がすくみますよ、実際に立つと、3合目が真下に見えるような感覚です。
>帰山人さん
あのサイトを見つけて、大平寺への道が見えるかと思ったのですが、わかりませんでした。謎に満ちた場所がある伊吹山の魅力ですね。

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