不動産ウォッチャーの日記

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CoCo壱番屋の「のれん分け制度」

2007-08-25 19:26:20 | 店舗

筆者は名古屋暮らしが長かったため、名古屋を代表するカレーチェーン店「CoCo壱番屋」に慣れ親しんできましたものですが、東京でもずいぶん増えてきたと感じる今日この頃です。

ここのウリは、トッピングの選択肢が豊富で、辛さやご飯の量が多くの段階に分かれており、自由にカスタマイズできることにあります。筆者はいつも「2辛」を注文していますが、同僚には「俺は7辛だ!」と豪語している人もいます。10辛を食べたこともあるそうです。この人によると、「5辛を超えたら、もう同じだよ」とのこと。違うと思うけどなあ・・・。

ラーメンのチェーン店は非常に多いですが、カレーのチェーン店は少ない。吉野家系の「POT&POT」も撤退しました。

なぜカレー・チェーンが難しいかというと、均一な調理が困難だということが一因です。「煮込むと具材が崩れたり、ルーが煮詰まったり」するとのこと。さらに、「ラーメンは家で食べるのと外で食べるのとでは明らかに違うけど、カレーは家で食べるのとあまり変わらない」という、家庭食としての成熟度の高さが、外食産業としての展開を阻む要因です。言われてみれば、確かにそうかも知れません。

COCO壱番屋のフランチャイズシステムは、独特です。「土地があって資金がある」というだけでは出店できません。壱番屋の加盟希望者は最低2年(平均5年)は既存店で修行しなければならない、という「のれん分け制度」を取っています。この話を土地活用の専門家にすると、たいてい驚きます。これが、商品力に勝る強さだとか。

もっとも、最近は新宿にいる時間が長いので、「C&Cカレーショップ」っていうところにもよく行きます。ここは京王電鉄系の老舗で、新宿で強い。カツカレーが売り物です。

考えてみれば、カレー専門店は少ないけど、喫茶店、牛丼屋、うどん屋・・・。カレーを出す飲食店は非常に多い。やはり、ラーメンと並ぶ国民食の双璧と言えます。

(週刊東洋経済7/7号を参考にしました)

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