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村上春樹『職業としての小説家』

2016年10月23日 23時56分24秒 | 文学
テレビで自動車のCMを見てその音楽を聴き、これはいい、と思い、Suchmos(サチモス)というバンドに興味を持つ。
Youtubeで見てもとてもいいと思ったので近所のレンタルショップへ行き、CDを探すが見つからなかった。まだ早かったのかもしれない。しかし、いずれどこのレンタルショップでも借りられるようになるだろう。それまで待つ。買って聴いてもいいけれど、買って聴くほどかというとまだ迷うところがある。
本人たちがジャミロクワイが好きだと言うだけあり、確かに影響を受けたのだろうと思う(僕も流行った当時は相当にジャミロクワイを聴いていた)が、CMを聴いたときはMonkey Majikに聴こえた。
もう新しいものを聴いてもかつて聴いた何かに似ていると思い、そのノスタルジーに浸るために聴いているところがある。

娘(四歳)があやとりの本を買って(もちろんお金は親が払うのだが)、練習しているので僕も「ぱんぱんほうき」と「バッタ」を練習し、出来るようになった。こどもの成長しようとする姿勢は凄まじいものがあり、なんだか励まされる。

村上春樹『職業としての小説家』(新潮文庫)を読んだ。
本が溜まっているので読んだ。
第四回、第五回あたりまでとてもおもしろく読んだ。
《「自分が何を求めているか?」というよりはむしろ「何かを求めていない自分とはそもそもどんなものか?」ということを、そのような姿を、頭の中でヴィジュアライズしてみるといいかもしれません。》(112頁)
というところがもっとも印象に残った。
第十一回の、自分が海外でどれだけ評価されているかの文章は、こんなことを書くのだな、と思った。で、僕の勝手な印象では村上春樹はあまりこういうことを書かないひとだと思っていた。ちょっと意外だった。
第三回の芥川賞について書いてあるところを読むと、ノーベル文学賞なんかどうでもいいよ、と(はっきりとは書いていないが)そんな印象に読めたのだが、第十一回を読むともしかするとかなり気になっているのかもしれないなと思った。
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