湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

負けてかつそば

2013-11-24 17:51:15 | B食の道
降格を目撃した帰り道、登戸駅の乗り換え時に『爽亭』でディナーを。

立ち食い蕎麦ですよ(笑)。
立ち食いといえば、いつもは「かき揚げ」あたりなのだが、悲しい、ツライ、悔しい思いで重かった足取りを何とかしようと、とびきりの贅沢をした。

「かつそば」(480円)だ。



フライものでは「コロッケ」や「メンチ」あたり、いって大門の「白身魚」くらいだと思うのだが、メニューに「かつ」のトッピングを発見したものだから、えぇ~い!と券売機のボタンを思い切って押してみたのだ。

若いころ勤めていた会社で夕飯に店屋物をとり、あるお蕎麦屋さんでメニューにない「かつそば」をお願いしたことを思い出した(それが叶うと、さらに一歩進んで「カツ丼の上物を温そばに載せて」と頼んで遂に「かつとじそば」を実現した!)。

注文してから揚げたわけではないのだろうが、出汁に沈みかけているのに口に運ぶと意外にサクサクで驚く。ソースもかかっていないのに、味にもの足りない感もない。おいしい。
温そばのトッピングは、フライものにしても天ぷらにしても時間の経過と共にふにゃふにゃ度が進み遂には衣が溶け出し、それがまた異なる味わいを生み出すところがうれしいものである。しかし、カツといえば、ただでさえ衣が肉からはがれてしまう危険をはらんでいる。それが出汁に浸かればさらに衣がはがれやすくなり、裸になったパッサパサの肉だけがそばの上に残されてしま懸念もある。これはたいへんだ。
しかし、はたして食べている間に溶け出すことも、はがれることもなかった。すでにこの問題には対策が施されていたようで、最後までおいしくいただけたのだった。
といっても、わずか3分程度で平らげてしまうので、ホントのところはよくわからなかったんだけどね(笑)。