湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

温泉街の懐かしい洋食屋

2013-11-12 21:57:05 | B食の道


これだから町歩きはやめられない。湯河原でまたおいしい出会いがあった。

何度か訪れたことはあるものの、駅前を本格的に徘徊した(笑)のは初めてである。御多分に洩れずかつては栄えた街だけあって、大好物の看板建築もちらほら。ただ、ほとんどがシャッターを降ろしたままで、駅前から湯河原温泉へ向かう道の商店街も人の姿は少ない。そんな通りを歩いていると、昔ながらのショーケースを備えたステキな食堂が現れた。

『レストラン小清水』である。
さっそくそのショーケースにあった「かつスパゲティ」(640円)を頼んだ。ナポリタンの上に小ぶりのとんかつが載っているビジュアルにわくわく(笑)。ナポリタン単品が540円だから、お得感にうきうき(笑)。
カウンターの向こうでお父さんが調理を開始したが、カツも一からやっているようで期待が高まる。そして、お母さんが運んでくれたのがこちら。



素晴らしい。ハム、玉ねぎ、ピーマンが具のナポリタンに、アツアツカリカリのカツが載り、そこにはデミグラ風のソース、そしてパルメザンまでかかっているではないか!
これぞ洋食屋さんの正しい「かつスパゲティ」である(ホントか?)。中太の麺にやや焦げ目がついているところも僕の好みだ。もちろんこれで不味かろうはずはない。撮影もそこそこに、ハフハフと夢中で食べてしまった。



店内の昭和度も高く、おじさんがタイムスリップするにはもってこいの店である。ただ我が家の最寄り駅から湯河原駅まで片道650円。なんと「かつスパゲティ」より10円高い(笑)。今度は足湯かなにかとセットで出掛けることにしよう。