デザインのすばらしいビルバオ空港
今日は一足先にパパがドイツに帰る日。
ビルバオ空港にパパを送り、そのあとPちゃんと私は念願だった「Guggenheim Museum (グーゲンハイム美術館)」に向かう。
美術品の収集家として知られるアメリカの企業家、グーゲンハイムの美術品を展示したこの美術館は、NYほか現在世界に5ヵ所、フランク・ギァリー設計によるその独特の外観でも有名だ。
ドイツのモダンアーティスト、ヨゼフ・ボイスの展示(常設)のほか、「100%AFRICA」と題された、アフリカ各国のアーティストたちによる写真、彫刻、絵画などの特別展示など見所もたっぷり。ついつい時間を忘れて5時間(!)も費やしてしまった。美術館にいくといつも、魂を吸い取られて出る頃にはぐったりだ。
夏は満開の花に包まれてきれいなワン公だが・・
(www.guggenheim-bilbao.es)
約束した時間を大幅にオーバーして、ママとマヌエルの待つマリヴェールおばさんのうちに向かう。ここでPちゃんが先日申請しておいた新しいビザを受け取る手はずになっていた。
そう、すべては何もかもうまくいくはずだった。ビザを見るまでは・・・。
送られてきたビザを見るや、Pちゃんの顔がみるみるこわばった。2008年6月末まで延長申請したにもかかわらず、延長期限はなんと2007年6月末!ということはたったの6ヶ月。国際会議の多いPちゃんにとって6ヶ月など無意味に等しい。Pちゃんと同じ条件の書類で11月に東京でビザの申請をした私には何の問題もなく2008年までのビザがおりている。どうしても原因がわからない。
激しく落ち込み荒れるPちゃん。こうなったら誰の手にも負えないことは皆が知っているので、家中が一瞬にしてまるでお通夜になってしまった。私はとにかくおなかがすいていたので、まずビールとチーズをつまみながら策を練る。腹がへっては戦はできぬ。
「こちらの書類に何も不備がないのなら明らかにむこう(領事館)のミスってことでしょう?明日とにかく電話をしてみて事情を説明してなんとかしてもらおうよ」と必死に説得し、ネカネのコンピュータを借りて領事館の問い合わせ先を調べ、終始無言のまま帰宅。
「ビザのためだけに時間とお金を費やして来たくもないスペインにまで来たのに、この結果がたった半年のビザだって?バカ言うな!国際会議は夏からが本番なんだ。新たにビザの申請やってる時間なんてボクにはないんだ、ちくしょう!!」
家に帰ってからも怒りと落胆がおさまらないPちゃんに、「今日は何もできないからとにかく明日のためにパワーを蓄えよう」と必死でなだめ夜はふけていくのだった・・・。
悪夢のエンディング。とほほ。
このあと大逆転のハッピーエンドだと期待!
しかしゲーリーの美術館素晴らしいですね、、一度行ってみたいものだわ、、
美術館は、外も中も本当にすばらしかったですよ。是非オススメします。