筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集 巻2-111 譲葉・楪(ゆずりは) 1月 2024年

2024年01月14日 | 21.万葉の花

譲葉・楪(ゆずりは) : ユズリハ科
万葉の時代は、「弓弦葉(ゆずりは)」と呼ばれています。

【万葉集 巻2-111 弓削皇子】
古に 恋ふる鳥かも 弓弦葉
       御井の上より 鳴き渡り行く


【意味】昔のことを恋しく思う 鳥でしょうか ユズリハ
  聖なる泉を見下ろしながら 鳴いて渡って行く鳥は

 ※「古」壬申の乱の前、大海人皇子(のちの天武天皇)が出家して
            吉野宮に雌伏していた時代をさす。
 ※「鳥かも」〈かも〉疑問+詠嘆。鳥だろうか。
 ※「御井の上より」御井の上を通って。〈より〉経過する地点。


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。


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