筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

牧野植物 ラショウモンカズラ(羅生門葛) 4月 2024年

2024年04月27日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

ラショウモンカズラ(羅生門葛)

学名 Meehania urticifolia(Miq.)Makino

ラショウモンカズラ(羅生門葛)は、山地の林縁に生える多年草。花は白から紫へのグラデーションが美しく、細かい毛がびっしり。和名は京都・羅生門の鬼女伝説から・・・渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。

開花期 4月~5月


※写真は、「ラショウモンカズラ(羅生門葛)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

生育環境
日当たり~明るい日陰でよく育ちます。鉢植えの他、露地植えでも栽培できます。春と秋は日当たりのよい場所、夏は暑さを避けられる風通しのよい半日陰が適しています。耐寒性はあるので、冬は凍結に気をつければ大丈夫です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧野植物 セントウソウ 4月 2024年

2024年04月20日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「セントウソウ(仙洞草)

学名 Chamaele decumbens(Thunb.)Makino

セントウソウ(仙洞草)は、日本特産のセリ科の多年草。セントウソウ属はこの1種のみ。葉はオウレンによく似ています。

[セリ科]  花期 3~5月

※写真は、「セントウソウ(仙洞草)」/無料(フリー)写真素材を使用。

北海道〜九州の山野の林内や林縁などに生えます。高さは10〜25cmの小型で繊細。葉は1〜3回3出羽状複葉で、紫色を帯びた長い柄があり、ほとんど根生する。小葉はさまざまな形があります。


牧野富太郎博士の名言
「世の中に 雑草という 草はない」
世界的な植物学者、牧野富太郎の生涯は 植物への愛情に満ち溢れていました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧野植物 サギゴケ 4月 2024年

2024年04月12日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

サギゴケ(鷺苔)

学名 Mazus miquelii Makino

サギゴケ(鷺苔)は、コケの仲間ではありませんが名のように這うように伸びます。日本に自生しておりとても丈夫です。花色は紫や白色が普通ですが、ピンク花もあります。

[ハエドクソウ科]  花期3~5月


※写真は、「サギゴケ(鷺苔)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

最盛期は花つきが良いです。葉は切れ込みの深い緑色で赤い葉脈が目立ちます。株はホフクして這うように横に広がります。


牧野博士が命名した植物の数
・1925年時点で1295(新種604,新変種・品種691)
・1955年時点で1600 これに学名変更訂正等を加えると博士の手になる日本植物の学名 は3000を超える。

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧野植物 ソメイヨシノ(染井吉野) 4月 2024年

2024年04月06日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花
牧野博士が愛した植物
ソメイヨシノ(染井吉野)

牧野富太郎博士は、早くから日本中を花に包まれた世界にしたいと考えていたようです。「明治三十五年。当時まだ東京に多く見るソメイヨシノ(染井吉野)の桜が、土佐には無かったので其苗木数十本を土佐へ送り其の一部を高知市五台山に又其の一部を我が郷里の佐川にも配ったそうです。」
開花期 3月~4月


※写真は、「ソメイヨシノ」/福岡で私が写したものです。


牧野富太郎博士の年譜
文久 2(1862)年 土佐国高岡郡佐川村(現佐川町)に生まれる
明治17(1884)年 上京し、東京大学理学部植物学教室へ出入りする
明治22(1889)年 日本で初めて新種ヤマトグサに学名をつけ発表する
明治26(1893)年 帝国大学理科大学助手となる
明治35(1902)年 土佐にソメイヨシノを送る。
明治45(1912)年 東京帝国大学理科大学講師となる
昭和 2(1927)年 理学博士の学位を受ける
昭和12(1937)年 朝日文化賞を受ける
昭和15(1940)年 「牧野日本植物図鑑」発行
昭和26(1951)年 第一回文化功労者となる
昭和28(1953)年 東京都名誉都民となる
昭和32(1957)年 満94歳 永眠 没後従三位勲二等旭日重光章および文化勲章が授与される
平成20(2008)年 練馬区名誉区民となる

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧野植物 オオシマザクラ 3月 2024年

2024年03月30日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「オオシマザクラ(大島桜)

学名 Prunus lannesiana var.speciosa(Koidz.)Makino

オオシマザクラ(大島桜)日本の固有種(伊豆諸島特産)で、日本に自生する基本野生種の一つです。

[バラ科]  花期3月下旬~4月上旬

※写真は、「オオシマザクラ(大島桜)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

成長が速く再生力が強く古来雑木林に植えられて燃料として多用されたことからタキギザクラ(薪桜)の別名があるほか、葉が桜餅の葉に使われるためモチザクラ(餅桜)とも呼ばれることもあります。


牧野富太郎博士の年譜
文久 2(1862)年 土佐国高岡郡佐川村(現佐川町)に生まれる
明治17(1884)年 上京し、東京大学理学部植物学教室へ出入りする
明治22(1889)年 日本で初めて新種ヤマトグサに学名をつけ発表する
明治26(1893)年 帝国大学理科大学助手となる
明治45(1912)年 東京帝国大学理科大学講師となる
昭和 2(1927)年 理学博士の学位を受ける
昭和12(1937)年 朝日文化賞を受ける
昭和15(1940)年 「牧野日本植物図鑑」発行
昭和26(1951)年 第一回文化功労者となる
昭和28(1953)年 東京都名誉都民となる
昭和32(1957)年 満94歳 永眠 没後従三位勲二等旭日重光章および文化勲章が授与される
平成20(2008)年 練馬区名誉区民となる

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする