宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

まほろとザ・ピース

2013年04月04日 10時08分50秒 | 徒然



 大学一年の一年間、私は練馬区中村橋の朝日新聞中村橋店で住み込みの配達員をしていた。
古くて細い4階建てのビルには、各地から上京してそれぞれの大学や予備校に通う仲間6人ほどが、文字通り同じ釜の飯を食っていた。
その中の一人、鹿児島出身で武蔵大学三年のY田さんはロックが好きで、「これいいぞ」と教えてもらったのが、「センチメンタル・シティ・ロマンス」だ。

 この歌は、そのセンチメンタル・シティ・ロマンスとショーグンを足して2で割ったような感じがする。
曲全体の雰囲気が前者で、歌い方が後者をなんとなく思い出させる。

 結論として、このドラマにマッチした佳曲だと思う、ということが言いたかったのである。



坂本慎太郎 - まともがわからない (高音質)







 最近、FC2動画でちょっと前のドラマを観ている。
今は、「まほろ駅前番外地」だ。

これは、三浦しおんの「まほろ駅前多田便利軒」を原作としてテレビドラマ化したものだと推測するが、私は過日それを図書館で借りて読んだことがある筈だ。
しかし、面白く読むには読んだが、さほど記憶に残るものではなかった。

 それが、このドラマはかなりいいのである。
クスっと笑わされるシーンが各所に散りばめられていて、愉しい。


それは多分、松田龍平のキャラ作りの上手さなんだろうと思う。
勿論、そこには瑛太のキャラも重要だろう。

要するにナイスコンビなのである。





 その一話と二話に何気なく登場するのが、このザ・ピースだ。




以下引用ーーーーーーーーーーーーーー

2012年(平成24年)2月1日に販売の新製品。
バージニア葉100%使用する製品であり、原料、ブレンド、加工処理、香料、パッケージにこだわった商品。
一箱20本入りで定価1000円である。
また、紙巻きタバコおいて初めてとなる、シール付平型缶を採用した事により、香りとデザインにおいて、今までのピースとは一線を画す特別仕様となっている。
全国の一部煙草屋で、対面販売を実施している3500店での販売となる。
よって、煙草の自動販売機では発売されていない。


ーーーーーーーーーーーー以上引用


 もしかしてタイアップ?
こんな煙草が新発売された事実はなんとなく知ってはいたが、自分には関係のないことだと思っていた。


それが急に現実として迫ってきた。

常飲する訳にはいかないが、一度くらいは試してみたいものだ。
あの缶のパッケージにもそそられる。




 てな訳で、「無いかも」とは思いつつ、一昨日の定休日にコンビニに寄って訊いてみた。
案の定、コンビニでは扱えない、いわゆる昔ながらの煙草屋でなければ仕入れられないとのこと。
(その時はその正体をちゃんと調べてなかったのだ)

仕方なく、いつものショートホープを1個だけ求める。
劇中瑛太が吸ってるのがこれなのも、シンパシーを感じる一因かも知れない。




 煙草を吸う輩はダメ人間扱いの昨今、わざわざタブーを犯すようなけふの投稿は、やぶにらみ的偏屈親父の確信犯的行動と取ってもらって構わない。



次の定休日にはどこかで入手してやろう。
ちょうど遠出する予定なので、広島辺りなら何処かで売ってるだろう。


新緑の息吹を眺めながら吸うシーンが今から目に浮かぶ。
その味も何とはなしに想像出来るのだが、もしかすると、それは裏切られるかも知れない。
出来ればいい方向で裏切って欲しい。




 で、その空き缶パッケージは今度の旅の記念品としよう・・・







追記

 BGMとして貼り付けたyoutubeの写真を眺めていてふと思ったことがある。

「もしかして、このドラマ自体がJTとのタイアップ?」

喫煙シーンが激減した昨今のドラマ。
それに慣れた目には、昔のドラマに出てくる喫煙シーンの多様さに驚くことがある。


 思えば、このドラマにはそうした新鮮さもあるのかなぁ・・・




















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