(20.8.31 汨について、追加)
「本試験型」を遣っています。第6回まで解きました。この問題集は、現在の出題形式に合致しているので、本試験を解いている気分になれます。旧字体や、外国地名の当て字は載っていないので、飛ばす問題もありません。
憶えるべきことを少なくするの観点から、第2回の問題について、「合格ノート」TEST20と同じ方法で、調べてみました。
1,解答欄の答え以外でも正解と思うもの 8点
(左が「本試験型」の回答、右が正解と思うもの)
(二)-2 こけん 沽券 估券
(九)-6 ひさ(ぐ) 販または鬻 粥
(九)-7 ひょうふう 飄風 飆風
(いずれも「辞典」参照)
(十)-5 いっかく(万金) 一攫 一獲
(「四字熟語」参照)
2,無視する問題 17点(15点)
a,「辞典」の訓にない訓の読み 2点
(七)-4 爽う たがう
(七)-10 諷る あてこする
b,「辞典」の訓にはあるが、見出し語にない訓読み 3点(1点)
(七)-6 汨む しずむ
なお、
(七)-2鈔(うつ)す18-2Y、(一)-25 須(もち)いず 16-1Yもこれに該当します。唯、これは過去問に出題されており、過去問に出題された「辞典」の音訓にあるものは、再度の出題可能性が高くなります。従って無視をするのは得策ではないということになりますが、「過去問情報」がないとこういうことはわかりません。1級の学習量は膨大ですので、とりあえず無視をして、過去問で出ている「辞典」の訓だということがわかってから憶えればいいのではないかと思います。(でも、だったら最初から無視せずに憶えた方がいいということになりそうだなあ)
c,「辞典」に音熟語が全く載っていない音読み 3点(2点)
(一)-13 鴇羽 ほうう
鴇は、準1級配当で、見出し語は、訓読み(とき)(のがん)と、訓読み熟語鴇色(ときいろ)です。
(七)-5 汨没 こつぼつ
尚、見出し語に汨羅(べきら)がありますが、中国の固有名詞は出ないとして、汨は△の漢字にしています。
と書きましたが、「四字熟語」に汨羅之鬼がありましたので、汨は、見出し語一つの漢字として、△→①に直しました。
18-1,18-2では、「辞典」の見出し語、下付語、意味欄のどこにも音熟語が全く載っていない漢字の音熟語は一問も出題されていません。17-3では、覘望一問だけが出題されています。従って、3回にたった1問の出題頻度であり、出題可能性は可成り小さいとおもっています。「辞典」に音読みは載っていても、音熟語が全く載っていないものは結構あり、この音を全て無視すると結構爽快です。私は、辞典の親字の下の読みのうち、憶えなくてもいいと思うものは、括弧に括っています。
と書きましたが、茆は「辞典」の見出し語には訓読みの(ぬなわ)しかありませんが、音読みの
(一)-7 茆茨 ぼうし
が7-3Yに出題されています。「本試験型」は、過去問もかなり取り込まれているようであり、無視することは得策ではないのかもわかりません。
d、「辞典」に熟語は載っているが、音の見出し語はないもの 1点
(一)-15 靨笑 ようしょう
意味欄に載っていますが、靨の見出し語は、訓の(えくぼ)、片靨(かたえくぼ)と、熟字訓の笑靨花(しじみばな)の三つです。見出し語がなくても、「辞典」のどこかに音熟語が載っている漢字は、音読みで出題されるのですが、其程多くは出題されません。漢検1級は読みは1問1点。書き取りは1問2点であり、書き取りにより力を入れるべきだと思います。そして、私の場合、未だ、書き取りはなかなか出来ないので、 読みはできるだけ、憶えるべきものを少なくしたいと思っています。読めなくてもいいものは、当然書けなくてもいい訳です。
20.6.21追加 尚、第2回ではありませんが、第10回に肄業(いぎょう)の読み問題があります。音の見出し語はないため、これも無視していましたが、19-3で出題されました。
e,「辞典」の見出し語にない熟語の書き取り 8点
(四)-2 しんしょう 哂笑 9-1Y
(八)-2 怠惰⇔かくれい(恪励)
(八)-3 美辞⇔ゆうげん(莠言)
(十)-8 ふうとう 風濤
書き取りは、「三点セット」だけと絞っています。きちんと調べていないので、過去問で出てるかもしれないけど・・。
結構無視する問題があります。でも、「本試験型」は、今後の問題の予想問題的な性格を有するというご意見もあり、実際、肄業のように出題もされていますから、無視するのは邪道かもしれません。
さて、こんな風に、間違った問題だけ、「辞典」等を調べて、無視する問題を探しています。当初の正答率と、無視する問題を差し引いた修正正答率は次のとおりです。
第3回 79%→83%
第4回 73%→81%
第5回 75%→82%
第6回 77%→79%
これでも合格点ぎりぎりです。無視する問題以外は、復習をした上で4~5日後に再度解きますが、2~4割はまた間違います。2回間違ったものはカードを作ったり、私の帳面に書き込んだりしています。
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