先日の記事で、onlyな訓読みは書き取りで出題され易いと書きました。「辞典」の音訓索引で、訓読みに漢字が一つのもの(ex.あいだ(間)、あえ(饗)、あえ(喘)ぐ・・・)は、訓読みを□で括っています。
訓読み欄に漢字が複数あっても、意味がonlyのものがあり、これも書き取りで出題され易い気がしますので、当該漢字を目立たせるために仕切り線(|)を入れることにしました。19-1で出題された訓を例にしますと(旧字体は無視しています、赤字は常用、緑字は準1級、太字は1級です。)、
すかす 2 透|賺
まち 3 町 街|襠
かす 6 仮粕貸|滓|糟藉
また、今、 「辞典」の準1級親字欄を読んでおり、訓については、索引欄に同訓異字が幾つあるか数えています。同訓で漢字が複数あるときは、意味の異同を調べることもあり、意味がonlyなものについては、仕切り線を入れています。尚、括弧で括った漢字は、訓の見出し語がなく△を付けており、数には入れていません。例えば、
あお4 青蒼碧|襖
あおい3 青|葵|(滄)蒼
うみ4 海 溟|膿|瀛
かえる10 (化)反(代)更返(易)(変)帰復換替|蛙|孵還
尚、仕切り線を入れていない漢字でもonlyな意味のものがあるかもしれませんが、全部はきちんと調べていません。同訓異字は、日本語の微妙な意味の違いを漢字で書き分けるもので、以前から興味は持っているのですが、漢検1級では微妙な意味の漢字の使い分けは書き取りでは出題されないと思うので等閑にしています。
私は、「辞典」をひく時は、殆ど音訓索引から引きますので、仕切り線のある漢字を一瞥して、定着させようという算段です。
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