NYダウ、乱高下の後、567ドル高、台湾花蓮沖震源のM6.5地震、米北東部にかけて冬の嵐（学校で教えてくれない経済学）

NYダウは6日、はじめ560ドル以上下げ、乱高下したあと前日比567ドル上げ24,912ドルで取引を終えた。株上昇から債券が売られ、10年物米国債利回りは再び2.80％台へ戻した。前日35ポイントまで急上昇した恐怖指数VIXが29ポイントまで低下した。7日付けブルームバーグ電子版は「誰が株価を下げたのかと犯人探しを始めた。VIX指数に連動する電子取引を犯人と見ている」と書いた。NY外為市場は株価の乱高下と比べれば冷静な動きを続けている。1ドル＝109.56円、1ユーロ＝135.63円で取引された。NY原油（WTI）は米原油在庫増を材料にバレル63.39ドルへ、NY金はオンス1,326．10ドルへ下げた。

7日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では米株暴落のニュースを英BBC,ドイツZDF,インドNDTV,シンガポールCNA、香港TVB,豪ABCが取り上げた。英BBCは「NY株価が予想外の幅の値下がりを受けてロンドン、フランクフルト、東京の株価が4％前後下落した。専門家は「上昇を継続してきた株価に対する一時的調整で米国経済のファンダメンタルズは良好だ。インフレ懸念から金融緩和政策が打ち切られる。そのため継続して利上げされると利上げコスト増が警戒された。株価下落は株主に直接影響するが運用資金が目減りする結果年金ファンドや銀行資産低下につながり影響が拡大する。」と解説していた。

「台湾東北部の花蓮県の沿岸を震源とするM6.5の地震が6日午後11時50分過ぎに起こった。1日で30回の余震があった。現時点で死者2名、多数のけが人が出ている。台湾では45年来最大の地震である。」と中国CCTV,香港TVB,シンガポールCNA豪ABCが揃って伝えた。7日朝放送の韓国KBSは「マンギョンボー号92号が北朝鮮芸術団一行140人余りを乗せて韓国の港に入った。入港は16年振りである。対岸で入港反対デモが出迎えた。」
と伝えたあと「米シンクタンクの調べによれば北朝鮮軍が1万2，000人規模で2月8日、軍創建記念日祝賀パレード訓練を繰り返している」と伝えた。

7日朝放送の英BBCは「英建設大手カリリオンが倒産した。カリリオン会長は英議会で従業員、年金受給者はじめ多くの人に迷惑を与えたとして謝罪した。英国のEU離脱、総選挙での与党敗北と予期せぬ出来事に対応できなかった」と謝罪した。議会では「会社を倒産させておきながら160億ポンドの退職金を受け取った」と非難された。と伝えたあと「ちょうど100年前の2月6日、英国で婦人参政権が獲得されたことを記念して発祥地バーギンガムで式展が開かれメイ首相は「100年前の出来事がなければ今の自分はない。誇らしい出来事だった」と語った」と伝えた。

7日朝放送の米ABCは「米中西部から東部を冬の嵐が襲っており不要の外出は控えるようにと呼びかけている。全米で9,000万のひとが嵐に巻き込まれる怖れがある」と伝えた。ロシアテレビ、豪ABCは「プーチン大統領は大統領候補資格を正式に取得した」と伝えた。豪ABCは「プーチン氏当選は決まっている。彼の唯一の悩みは投票率だ。」と伝えた。（了）