しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

小石川植物園 (文京区)

2012-11-03 07:32:41 | Weblog

                

              お天気がよく温かかったので、どこかに出かけたくなり、迷った末に
              前から行ってみたいと思っていた小石川植物園に決めました。

 

              

                 東京大学大学院理学系研究科付属植物園が正式名

                正門前のお菓子屋さんで入場券を買います(大人330円)
                  

                

                門を入ると坂道のすぐ左手にあるソテツは精子発見のソテツ、
                裸子植物のソテツに精子が存在することが1896年東京大学
                農科大学の当時助教授の池野成一郎によって初めて明らかに
                された。

                日本で近代的植物学の研究が始まった時期に達成された
                偉大な業績なのだそうです。

 

                

                       キミガヨラン (リュウゼツラン科)

 

                

                  公開されている温室があり、入ってみると睡蓮が数輪

 

      

            数種類の花が見られましたが咲いている花は少なかったです

 

              

                   こちらは公開してない温室

 

 

    この植物園の最も重要な栽培施設「公開温室」は建築から45年も経過し、一刻も早い
    建て替えが必要だそうなのに予算の確保が困難で、募金を募っていました。
    
      (温室棟の前の小さな池の噴水の水を飲むカラス)
    

 

                   

              イロハモミジ並木、赤く色づくころにトンネルを歩きたいです

 

             

                  乾薬場

            御薬園時代、薬園奉行の役宅には朝廷や幕府に献上する薬草を並べ
            乾燥させるための石畳がありました(乾燥場は約40坪ありました)

            この平石(伊豆石)は岡田利左衛門の邸内にあった乾燥場の一部で、
            当時の場所に残されています。

 

               

                   よく伸びた穂が銀色に輝いて見えました

 

     

            光源氏という名の椿と右はアッサム茶の木、同じツバキ科でした

 

       

                精子発見イチョウ

      1896年この雌の木から採取した若い種において精子を発見、それまで種子植物は
      すべて花粉管が伸長し造卵器に達して受精するものと思われていたので、この発見は
      世界の学会に大きな反響を起こした。

 

               

        イチョウの精子発見の平瀬作五郎は、池野成一郎のソテツの精子発見とともに
        日本の近代植物学の発展における最大の貢献といわれている。

        このイチョウが秋の日差しを受けて光り輝く時期をもうすぐです。

 

        

             モミジバスズカケノキ  この先は森の中のようで人影も少なかったです

 

        

                この大木はユリノキ

          ユリノキは、明治の初めごろに植えられた我が国では最も古い株のひとつ

 

        

               赤い実がなる木はクロガネモチ

 

        

              枝の先が地面に着くほどのこの木はトキワマンサク
               (それぞれに名札がついてます)

 

               

             人の気配がなかった森の奥に突然見えたので森の精のようでした

 

        

               約49000坪の敷地はうっそうとした木々に包まれています
               ここは日本庭園に向かう小道

 

                

                   総合研究博物館 小石川分館 旧東京医学校本館 

                   子供たちの賑やかな声が聞こえていまし。
                   この建物の前までは下りませんでした。

 

                

                      松林

                  日本庭園には池もあるようですがそれはまた次回に・・

 

                

                    ドウダンツツジが色づき始めていました

 

        

           渓谷の道のように見えます、園内の地形は傾斜地や、台地、低地、池など
           変化に富んでいます。

 

               

                  東アジアの植物を中心に約4000種の植物が
                  研究対象として育てられているそうです。

 

                 

                      森の中の道しるべ

 

               

                     金曜日のお昼ごろでしたが、

 

        

                森の中は人影が少なく静かでした

                少し寂しかったので、開けた方に出てみることにしました。

 

                

                       小石川養生所の井戸跡

                 小石川養生所は幕府が設けた貧困者のための施療所で
                 この場所に開設された。
                 養生所は町奉行所の管轄で40名(後に170名)収容
                 することができ、享保7年(1722)この場所に開設され
                 明治維新に廃止されるまで続いた。

                 養生所の井戸水は水質がよく、豊富で、大正12年の
                 関東大震災の時には、避難者の飲料水として大いに
                 役立ったのだそうです。

 

                 

                    ススキの向こうに植えられているのはバナナの木?

               

            

                  井戸の近くには、分類標本園、薬園保存園が広がります

 

         

                   コムラサキ、フサフジウツギなどが咲いていました

 

                 

                   濃い紫色の実をつけていたのはヨウシュヤマゴボウ

 

 

                 

                 このベンチの奥に小さな売店がありパンと紅茶で一休み、
                 心地よい木陰のベンチではランチタイムの人も見かけました。
                 次回はお弁当を持ってきましょう。

 

         

  チャボトウジュロ ヤシ科とありましたからシュロの一種でしょうね、奥に見える花は芙蓉です

 

               

                   シュウメイギクを写生している人もいました

 

               

                 光にすかしてみたらきれいだったのはツバキ科の
                 ヒサカキサザンカの新芽でした。

 

               1684年、第五代将軍・徳川綱吉が住んでいた白山御殿に
               徳川幕府が造った「小石川御薬園」が前身のこの植物園は
               1877年の東大設立と同時に付属植物園になった。

               これからの葉が色づく季節はもちろん葉が落ちたあとの
               樹形の美しさもなかなかなのだそうです。
               植物の自然の姿が楽しめる植物園でした。
            

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿