REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Movie】チームカーから見たレース・番外編、2018年全日本ロードU23

2018年11月14日 | レースリポート・動画
時間は経過しておりますが全日本選手権ロードU23の様子を映した映像が届きました。
 
2018年6月23日
全日本選手権ロード・U23男子
<YouTube>

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【Report】ツール・ド・おきなわ2018 中田拓也が逃げ切って7位、U23賞獲得!

2018年11月12日 | レースリポート

『ツール・ド・沖縄2018 UCI1.2』
【開催地】沖縄県名護市(スタート&ゴール)
【日時】2018年11月11日(日)6:45 スタート 210㎞(名護21世紀の森体育館前)
【出場選手】入部正太朗・木村圭祐・湊諒・小山貴大・中田拓也

国内ロードレースシーンを締めくくる『ツール・ド・おきなわ』が、11月11日、名護市をスタートゴールとする沖縄本島北部のやんばる地域で開催された。

第30回記念大会となる今年のツール・ド・おきなわは、市民レース、サイクリング、関連イベントを含め5000人以上ものエントリーを集めた。その最高峰である男子チャンピオンレースは、UCIアジアツアーのカテゴリー1.2にランクされ、レース距離は210kmにも及ぶ国内最長のロードレース。序盤は美しい海に沿って走る平坦貴重なコースだが、中盤以降は峠とアップダウンを繰り返し選手の体力を削る厳しい戦いとなる。

今年は海外招待選手、国内強豪選手をふくめ85人が出走。シーズンを勝利で締めくくりたいシマノレーシングは、このレースで過去に結果を残している湊諒、入部正太朗をエースに全員一丸で優勝を目指す。


▲集中力を高めてスタートラインに並ぶ入部正太朗


▲湊諒もエースの一人


▲エスケープを狙う中田拓也と小山貴大

 

空は晴れ渡っているものの、まだ薄暗い午前6時45分にレースはスタート。序盤から逃げを狙う小山貴大、中田拓也は最前列に陣取った。しかし、レース開始直後はハイスピードでアタック合戦が繰り広げられ、少人数、ときには大人数の逃げができては集団に飲み込まれる展開が続く。

 

ようやく約30㎞地点で10人の逃げが飛び出し、シマノレーシングからは中田がこの中に入る。小山も4人の追走集団でこれを追いかけたが、集団に吸収された。

逃げのメンバーは中田に加え、畑中勇介(チーム右京)、下島将輝(那須ブラーゼン)、新城雄大(キナンサイクリングチーム)、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、デルク・アベル・ベッカーリン(WCT de アムステル)、ルイス・レイナウ(チームサワーランド)、フレディ・オヴェット(オーストラリア・サイクリング・アカデミー)、アラン・マランゴーニ(NIPPOヴィーニファンティーニ)、フェン・チュンカイ(中華台北ナショナルチーム)と各チームのエース級や実力者ぞろい。1度目の山岳賞の上りに入る手前65km地点では8分40秒とタイム差が大きく広がり、そのアドバンテージをしばらくキープし続けた。


▲エスケープグループに入った中田拓也


▲メイン集団後方でチームから情報を得る入部正太朗

シマノレーシングは小山を集団のペースアップに投入し、約120km地点、2度目の山岳賞の上りに入るまでには6分台まで詰め寄った。

そして山岳賞を下り終わって、東村へ向かうところで逃げからは2人が脱落し8人となったが、中田は力強い走りで先頭に残っている。メイン集団も30人前後まで絞り込まれたが、シマノレーシングは入部、湊、木村の主力をここに残した。

しかし、シマノレーシングをはじめいくつかのチームが補給を行っているタイミングで宇都宮ブリッツェンの増田成幸、鈴木龍、岡篤志の3人に全日本チャンピオンの山本元喜(キナンサイクリングチーム)、ロビー・ハッカー(チーム右京)がメイン集団からアタック。すかさず木村がチェックに入るものの、この5人の飛び出しを許してしまった。


▲木村キャプテンは後半のアシストを終え力尽きた


▲中田拓也が逃げ切り集団での勝負を視野に終盤戦へ


▲先頭から遅れながらも力を振り絞りゴールを目指す中田拓也

一方、マランゴーニ、フェン・チュンカイらワールドツアーレベルの経験を持つ選手が含まれる先頭は、依然として3~4分差で逃げ続け、逃げ切りの可能性も見えてきた。終盤の勝負どころとなる羽地ダムの上りで、この先頭8人にも動きがあった。中田がレイナウとともに遅れ、7、8番手を走行することに。さらに先頭集団ではアタックが繰り返され、最後にひとりで抜け出したマランゴーニがそのまま逃げ切って自身の引退レースを優勝で飾った。

レイナウと7位争いを繰り広げていた中田だが、後方からは追走のブリッツェン勢3人とハッカーがヒタヒタと忍び寄ってきた。中田はゴール目前で捕まろうとしたところ、気迫のスプリントでライバルを抑え込み、7位を死守。8位の増田とは0.076秒と、ほんのわずかの差だった。

 

結果的に序盤から逃げ切った中田は、自身初のUCIポイントと23歳未満の最上位に贈られるU23賞を獲得。若手をふくめシーズンを通して各選手の成長が見られたシマノレーシングだが、最後には自転車競技歴わずか3年の新加入選手が結果をつかみ、その成長を確かなものにした。

 

<コメント>
中田拓也
「序盤から逃げに乗って、監督からの指示で捕まった後に入部さんや湊さんのアシストもこなせるように脚を温存しながら、自分の最大限の力を出せたと思います。自分の予想をいい意味で大幅に裏切ってくれた自分の走りをほめたいと思います」


<リザルト>
ツール・ド・おきなわ2018 男子チャンピオンレース
1位 アラン・マランゴーニ(NIPPOヴィーニファンティーニ)5時間05分04秒
2位 フレディ・オヴェット(オーストラリア・サイクリング・アカデミー)+18秒
3位 フェン・チュンカイ(中華台北ナショナルチーム)+18秒
4位 デルク・アベル・ベッカーリン(WCT de アムステル)+49秒
5位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)+1分28秒
6位 畑中勇介(チーム右京)+1分30秒
7位 中田拓也(シマノレーシング)+2分49秒
8位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+2分49秒
9位 ルイス・レイナウ(チームサワーランド)+2分49秒
10位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+2分49秒

15位 入部正太朗(シマノレーシング)+4分37秒
18位 湊諒(シマノレーシング)+4分51秒
52位 小山貴大(シマノレーシング)+16分34秒
58位 木村圭佑(シマノレーシング)+17分43秒

 

 

▼動画1
https://youtu.be/6vxU8g-fcoE

▼動画2
https://youtu.be/ls-eWjB6dnU

Photo,Movie,Text:Tatsuya Mitsuishi

 


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【Next Race】ツール・ド・おきなわ2018

2018年11月10日 | レース・イベント情報

 

『ツール・ド・沖縄2018 UCI1.2』

【開催地】沖縄県名護市(スタート&ゴール)
【日時】2018年11月11日(日)
  6:45 スタート 210㎞(名護21世紀の森体育館前)
  12:00- フィニッシュ予定(名護21世紀の森体育館前)
【出場予定選手】入部正太朗・木村圭祐・湊諒・小山貴大、中田拓也
 

国内ロードレースシーンを締めくくる大会、『ツール・ド・おきなわ』が、今年も名護市をスタートゴールとした沖縄北部で開催されます。
UCIカテゴリー1.2に指定されたこのレースは全長210kmの長丁場。
レース序盤は美しい海に沿って走る平坦貴重なコース設定ですが、中盤以降は峠とアップダウンを繰り返し選手の体力を削る厳しいコースが続きます。このレースにはロードレースに必要な要素が凝縮され体力、技術、判断力そして生命力、すべての要素を満たした者だけが勝利する事ができるレースとなるでしょう。また、レースをコントロールするチーム力も勝敗を大きく分けるポイントとなります。
シーズン最後のレースながら、1年間作り上げたチームワークを試されるレースとなります。

シーズン最後のレース、全力を尽くし戦います。

 

大会公式ホームページ↓
http://www.tour-de-okinawa.jp/

 

ライブ配信
https://freshlive.tv/cycling/243358

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【Event】2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

2018年11月01日 | レース・イベント情報

    11/04(SUN)
  『J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』
【場所】さいたま新都心駅周辺
【レース】スプリントレース・タイムトライアルレース・クリテリウム
【参加選手】入部正太朗・木村圭佑・横山航太・黒枝咲哉
               

今年も世界で活躍する超一流選手を『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』が開催されます。
シマノレーシングからは入部正太朗、木村圭佑、横山航太、黒枝咲哉が参加。

詳しくは大会公式HPをご覧ください。

 


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