「野党には『思惑』ではなく『思い』、『下心』ではなく『真心』、『論破』でなく『説得』で臨む」
新しく総理になった野田さんは、本当に話がうまいなあ、と思います。派閥の数合わせだなんだと言っても、最後に勝敗をわけたのは、この野田氏の言葉の品格ではなかったと総裁選をながめました。
野田さんは、松下政経塾の1期生で、松下幸之助から「つじ立ち」の重要性を説かれ、25年間、朝の街頭演説を重ねたといいます。
先日、読売新聞のコラムに松下幸之助氏が、お茶会の席で京都仏教界の重鎮、立花大亀老師から
「君のおかげで、こんなに心がなく物ばかりの嫌な日本になってしまった。君の責任で直してもらわねばならん。。。」と面詰された、という話が掲載されていました。
松下氏が松下政経塾をおこしたのは、それから4年後のことだそうです。
松下氏の思いが、野田氏を生んだのかと思い、妙に感動してしまいました。