バイオ研究 徒然草

林檎の郷から世界へ
バイオ研究および温泉情報 最前線

Viva! Roxy Music

2007-06-02 12:23:48 | 音楽編
高校生の時って、Roxy Musicばかり聞いていました。たしか、Manifestoっていうアルバムがでた少し後だったでしょうか?あまりにものカッコよさに衝撃を受け、アルバムを聞きまくりました。もちろん、当時はドーナッツ版です。私の高校時代の英語はこれで勉強したと言ってもいいです。(かなり、難しかった。。。)というわけで、本当に、お気に入りの歌の歌詞は暗記しているくらいです。
先日、買ってそのまましまい込んでいた2001年に再結成した時のライブCDを聞きました。当時、どうして聞かなかったのかわかりません。多分、仕事とか忙しくて聞く余裕がなかったのか、たまたま聞いたけどピンとこなくてやめちゃったのか。。。聞いてみて、とにかく素晴らしかった。聞き始めたらやめられなくて、夜遅くまで聞いてしまいました。早速、ライブDVDも購入しました。
(http://www.amazon.co.jp/ライヴ・アット・アポロ-2001-ロキシー・ミュージック/dp/B000CSUUF0/ref=sr_1_5/503-3403831-6381547?ie=UTF8&s=dvd&qid=1180754143&sr=1-5)
いや、最高。今までのライブの中で一番よかったのではないでしょうか?18年ぶりの再結成ライブということで、気合がはいっていたのか。とにかく、当時のライブ音源というのは、あまりよくなかったし、何よりもバックの演奏が格段に良い。以前は、リズムとかめちゃくちゃで、いわゆる、ヘタウマ、みたいに言われてましたからね。。。今回は、最高のミュージシャンを集めていました。しかも、あの、観衆の熱狂。これには、会場が地元、ロンドンのアポロ劇場ということもあったでしょうが、まるで、熱狂的なイギリスのサッカーファンのような声援でした。今のDVDには、なんと、字幕まで出るのですね。少し英語のわかる人であれば、ライブの熱狂とそしてRoxyの世界を一度に味わえる本当によいライブDVDだと思います。
本当に、創造的であるとはどういうことなのか?是非、一度見て観てみて欲しい一枚です。

P.S.
アマゾンでは、DVDは在庫切れのようですね。お聞きしたい方があればお貸ししますよ(弘前限定)。
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地方での基礎医学研究(投稿者;伊東)

2007-06-02 10:29:17 | ちょっとまじめに論説編
先日,パキスタンのある研究者から,インターネット回線を使ってレクチャーをしてみませんか?という連絡をいただいた.いつもであれば,すかさず,否,と答えていたかもしれないが,地方で何とかして基礎科学研究を盛り上げたいと思って頭を悩ませていたせいか,すぐにはそうすることができなかった.そういった工夫が地方の基礎科学研究を盛り上げる上で重要であると考えていたからである.
先日,大学の同僚と話していた時であるが,これまで中央集権的なやり方で学問を推進してきてあまりよい結果が得られていないのだから,日本政府は少しやり方を変えてもいいのではないかという話になった.つまりこれまでは,すでに功成り名を遂げた人にさらに集中豪雨的にお金を追加支援する傾向があったのであるが,それはやめて,地方でもいい研究ができるはずだ,と気概を持って頑張っている人へのお金の配分を増額するべきであると多いに語り合ったのである.
 多少,乱暴な議論であるが,ある意味では,日本の研究を変える方向性の1つではないだろうか.日本人はとかく,付和雷同で右にならへの考え方をしやすい.しかし,これではだめで,十人十色の異なる視点から,高いレベルで議論できる実力をつけることが肝要である.これには,長期的で抜本的な「価値観の多様性と独創性を育む教育改革」が必要であるけれども,これには10年20年という長い年月が必要だ.地方大学は,今,生き残りを懸けて必死に改革を行っているので,かなり緊張感がある.地方の大学がより高い実力をつけて中央の体制にくびきをいれ,日本の研究者社会に多様性を与えることが,風とおしのよい日本社会をつくることにつながるのではないか.
 それでは、大がかりな機械装置もなく人手も少ない地方で、どのようにしたらいい研究ができるだろうか?先日、ヴオート生化学の訳者まえがきにクレブス先生について書かれているのを読んだ。氏は、30歳代で尿素サイクルを発見したが、ドイツ本国での困難のため、英国に移られたそうである。その時、1つの研究装置ワールブルグ検圧計を持って移られたという。氏の実験はこの装置一本槍でありながら、1937年TCAサイクルを発見、その約40年後、1980年後80歳の時までもこの装置で実験をしておられたそうである。氏は、酵素分離の実験などはいっさいしていなかったらしいが、誰がどのような研究をしているかに関しては、すべて精通しておられたそうである。溜飲が下がる思いでこの文章を読んだ。
コメント (1)
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