ハンドリベッターでブラインドナットをカシメる

ブラインドナットというものがありまして。
要はブラインドリベットにネジ穴が切ってありナットとして使えるというシロモノなんですが、これをカシメるナッター
という道具が意外とお値段高めでして、そんなに頻繁に使うものでもないので買うのもな～～～と思い作りました。


材料はハンドリベッター、ボルトアンカー、寸切りボルト、ナット*3（写真のはローレットナット）、以上です。



今回はM4のブラインドナットをカシメられるようにしたいので、寸切りボルトとナットはM4です。
ボルトアンカーはノーズピースとして使います。
このハンドリベッターのノーズピースはM8なのでボルトアンカーもM8で。


ボルトアンカーは切って穴をM4の寸切りボルトが通るようにドリルで拡大します。



切断面はブラインドナットを押す面になるのでヤスリで綺麗に整えておきます。
また切断面が軸に対して直角でないとブラインドナットを均等に押せず、うまくカシメることが出来ないので注意です。


寸切りボルトは適当な長さに切り（このハンドリベッターの場合15cmくらい）、ナットを以下のように組みます。



右側のナット２個はダブルナット締めで固定しています。


ハンドリベッターからジョーという部品を取り外し、上で作った部品を取り付ければ出来上がり。



これだけでハンドリベッターがブラインドナットをカシメる道具（ナッター）としても使えるようになります。

ハンドリベッターは工作の幅が広がるので自作好きの方にはオススメです。
最近はホームセンターで1,000円くらいで売ってますし、今回のようにちょっと工夫すればブラインドナットも
カシメられるようになるのでお得です。