路上演奏 空振り三振

昨夜は路上での演奏、場所は橘通りにあるアートセンター1階の「ピアノ広場」。前回の4月19日に続く2回目です。夜8時半頃に到着したのですが、すでに若い男性がピアノを弾いてます。ベンチに腰掛けて待機すること15分。その男性は立ち去っていきました。他に誰も居ないようなので、いそいそとピアノの脇に譜面台を立て、アルトサックスをケースから取り出し準備をします。前回も書きましたが、これはあくまで人前で演奏するための予行演習。なるべく人通りの少ない曜日と時間帯を選んで乗り込んでいます。近くを通り過ぎる人もわずかですが、それでも多少は緊張します。楽曲の演奏に入る前、確認でドレミファソラシド・・・ひと通りの音を出してから、何の挨拶もなしでいきなり演奏を始めます。なにせ観客はゼロですから。

写真の解説：レパートリーの9曲を書き出したボードを準備しました。もしリクエストがあれば、その曲を演奏します。それと緑色のカメレオン（ぬいぐるみ）。楽器ケースは投げ銭のキャッチャーですが、この日の収入はゼロ。

最近練習している楽曲が20曲ほどあるんですが、その中でも比較的スムーズに演奏できるのがこの9曲です。
「遇見（中国）」「新不了情（中国）」「我比从前更寂寞（中国）」
「あの日に帰りたい（日本）」「TAXI（日本）」「炎のたからもの（日本）」
「Arther's Theme（アメリカ）」「Saving All My Love For You（アメリカ）」「When You Wish Upon A Star（アメリカ）」　いずれもスローテンポの楽曲、アップテンポの曲はまだ人前に出せません。

1曲3分ぐらいだから、30分ちょっとあれば9曲演奏できます。8曲まで演奏した時点で、若い男性がピアノの前に座りました。この広場は当然ながらピアノ演奏のための空間です、サックスを引っ込めて　彼に譲りました。演奏が終わった後に話をしたところ、彼は宮崎出身で現在は東京の音大で勉強しているそうです。彼の演奏したのが何という曲かは知りませんが、演奏技術が高いことは十分感じられました。

まあそんな感じで、この日のために万全の準備をして臨んだわけですが完全燃焼とまではいきませんでした。それでも「ピアノ広場」という場所でのパフォーマンスは、今後も休み休みで続けていくつもりです。日々の練習も大事ですが、人前で演奏という経験も大事だと思うので。