清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

成人が原動力に

2010年01月10日 | 社会
1日繰り上げての成人式の様子が流されている。荒れたところもあるようだが、ある一時のような派手さは少なくなったのだろうか。20歳以上を成人という。もう、幼いという言い訳は効かない。

50年ほど前に成人式を終えた。地方の小さな町、ワイドスクリーンの備わった大型映画館がその会場だった。式典と記念品のアルバムを貰う、それだけの簡素なものだった。それでも引き締まるものを感じた。

夜は青年団が地区内の成人として祝賀会を開いてくれた。町内活動の一端を担う心構えを教えられた。そこでは自主と自律を学ぶようにも教わった。そのころは親子3代4代の家庭なんて珍しくなく、協調性にも富んでいた。

高度成長とともに若者は都市へと移り、青年団を運営できなくなり自然消滅となった。あの組織が今も続いていたら、孤独や独居の問題も違った形ちで問題解の方策が見出せている、そんないい青年団だった。

今の若者にはグループがある。そこは同じ志や趣味などの集いのように感じる。それが悪いわけではないが、活動の幅が狭い。青年団は趣味も学歴も、仕事などみんな違った。それらが1つの力になったとき、その集合力はすごかった。団体のまとめ方やまとまり方も学んだ。

異業種交流がや同一企業の協調が盛んに行なわれている。多少の時間は必要だろうが、そこにいい結果が誕生すると思っている。成人を迎えた若い人が、こうした活動の原動力になってくれれば、日本の将来は明るい。

成人を祝いながらある志へ向って活躍して欲しい。

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