清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

節電の定着へ

2011年07月31日 | 社会
報道によると節電効果で「電車内の冷えすぎ」というクレームや苦情が激減しているという。都会では電車通勤の女性の冷えすぎ対策が見られないという。設定温度は各社異なるそうだが、いい結果になっている。暑すぎる、という苦情もないそうだ。

これは節電対策設定温度でなく、通常の設定温度としてはどうだろう。そうすれば大きな経済的効果が生まれるのではと素人考え。現役時代、地方からの出張で乗る都内の車両温度は低すぎると話していたが、東京人は慣れて何も感じなかったようだ。

住んでいる地方での話し。スーパーで「照明を10%落としています。ご迷惑をおかけします」と店内放送がある。削減されていることを放送があるまで気付かなかった。ということは、これまでの照明が過度だたっということになるのだろう。

多くのところで見直しされた節電対策、これを日本のエネルギー対策として継続していく方法を政治は考えてほしい。もちろん、経済活動が鈍ることがあってはならない。それ以外で多少の不便があっても凌げるのではなかろうか。

原発への不信はつのるばかり。節電は節電でなくこれを普通にしなくては、原発事故に苦しむ多くの人へ申し訳ないと思う。特に子どもたちが抱く将来への不安を軽くして世を引きつがねばならないから。

予算の組み替えは

2011年07月30日 | 政治
東日本大震災復興基本方針が決まった。被災県の意向もとりいれられているといううから内容に大きな問題はないのかもしれない。

しかし、民主党の意向で復興に伴う財源の裏付けが外された、と批判されている。いかに立派な計画であっても、それを実行できなければ素人が考えた案と同じになる。絵に描いた餅だ。

増税に反対、それは自分たちの選挙だけを考えているからだろう。真に必要な財源なら、有権者へそれを説明し、将来へつけを残さないことを国民に説明し、納得させるのが政治家だろう。世論調査では多少の増税を可としているではないか。増税で困る人へは別途、救済の方策を考えればいい。

財源を示されないのなら、今年度予算の大幅な組み換えでいくらかでも捻出してはどうだろう。高速道や子ども手当の見直しなどを行っている。不要不急の事業はいくらでもあるのではないか。毎年、不適切な予算執行が指摘されている。類似を洗いだせばかなり出てくるのでは。

国債発行も出来ない状況、今日をピークにした北陸の水害。党内喧嘩、党間の面子、そんなものを国民はひとかけらも望んでいない。自民党政権下での原発のこれまでのやらせ癒着で無駄に使った税金へのを反省し、災害へ向かって欲しい。

保安院の解体を

2011年07月29日 | 政治
原子力安全・保安院は即刻解体し、強力な新組織を発足させるべきだ。海江田大臣、最後の仕事として成し遂げてください。涙の意味もわかりますが、お願いします。

2007年8月に開かれた浜岡原発のプルサーマル計画についての国主催のシンポジウムで、原子力安全・保安院のやらせがあった、と中部電力が明らかにした。四国電力でも類似の行為が行われたようだ。

その組織的存在が疑問視されていたが、その通りだったことが判明した。やらせの内容は「電力会社が質問を作成し、それを地元の人に発言してもらう」という、悪質きわまる事案だ。

また、シンポジウムの会場で空席がないように参加者の動員も要請したという。反対派が多くなるのを防ぐためという。

原発の安全を中立的な立場でチェックし指導するべき部署が、一方へ偏った姿勢で行政を行へばいかなる結果になか明白である。その延長線上に福島原発事故が起きた、といわれても仕方ない。

九電のやらせも保安院のやらせが手本になっていたのではないだろうか、そんな疑問も起きる。原発の是非が問題になっている。やらせのもとで進められた原発なら、1度立ち止まって、白紙から真摯に検討をする、そのくらいの姿勢がないと多くの賛同が得られないだろう。

事故収束は遠い

2011年07月25日 | 企業
東電福島第一原発の事故、その処理の第2スッテプへ移行した、と発表された。なんとかそうなったようだが、関係者のさらなる努力をお願いしたい。収束の見通しが早まることはみんなが待っていることであり喜ぶ。

遠くに住むと、原発事故については政府・関係省庁・東電の発表を報道を通して知るだけだ。事故直後の「安全です」という解説などを信じ最悪のことは起きないと思った。が、その解決には数十年を要することが分かった。報道もしっかりしてほしい。それでも報道からしか話が出来ない。

報道される汚水処理装置の運転のまずさから、原発運転は大丈夫なの、と思いたくなる。卑近な例だが、ホース中に空気が溜まって水量が低下したという。送水を開始する時に先ず行うのは「エアー抜き」「ガス抜き」だ。その後で正規の送水を行うのが普通だが、それが完全でなかった。

写真で見るホースに類似したものを仮設使用した経験から言ううと、曲げ部分には半径のある鋼管をジョイントにした。報道ではホースが折れ曲がって流量が出なかったという。また、長さが4キロあるので漏れチェックが大変ともある。仮設設備運転の運転は本施設に勝るとも劣らないマニアルの周知が必要だ。

それでも電気のことなら大丈夫と思っていたら「ブレーカー」が落ちて運転停止。理由が設定ミスという。事故以来何度も起きている誤操作、原因や状況を隠すより公表する方がいい、しかし運転への信頼を失う。そろそろ立ち直って欲しい。

今度は牛肉が問題に。評論家はこのことが予測出来たという。ならば、それに関して発言なりしたものがあるならそれを示して、政府の対策を責めてほしい。今の状況だけをとらえて国民の不安をあおる言質は納得できない。心ある評論家なら、事前に指摘できなかった不明をわびて発言してほしい。

我が家もセシュウム入りの肉を購入していた。騒ぐほどの量ではないが、若い人は気にしている。情報はどんどん出してほしい。それへの批評は自分が会得している知識の中で話して欲しい。

あの手この手

2011年07月20日 | 企業
東日本大震災直後に落ち込んだ購買意欲が徐々に戻りつつあるという。経済の低迷は復興を遅らせる要因になる、発災直後から言われていた。止まっていた生産も徐々に回復しているのだろう。

あの直後は被災地への元気付けを呼び掛ける垂れ幕などもあったスーパー店内、今は中元と夏物売り出し一色に変わっている。着る物コーナーは国主導のスーパークールビズ協賛一辺倒。しかし、売り方が面白い。

夏休みに入ることもあってか、連日チラシが入る。日替わりの大売り出し品、ポイント5倍、物によっては10倍と客寄せはあの手この手。試食販売もすごい熱の入れよう。同じ販売員の人が日替わりで別の品を取り扱う。仕事とはいえ、少々違和感が。

店内に活気を感じると、店とは無関係なのになにか気持ちが明るくなる。そんなとき気を引き締めるのは無駄な連れ買い、これは避けるようにはしている。

昔の小売店は専門店だった。酒屋は酒、煙草屋は煙草と切手、野菜や果物に野菜を売っていた。万屋はあったが町の真ん中にはなかった。だから昔はビール瓶を1ケースかってもらえた。今はスーパーで諸々の買い物が済まされる。小売店の生き方は厳しい。

声援を送りたいが、1度に品揃えのきくスーパーへ出向くようになる。魚屋から八百屋、花屋と買い物にと、親について歩いた商店街は消えてしまった。こうした店にあの手この手はなかったのだろうか。

スポーツは純粋

2011年07月18日 | 社会
PK最後のシュート、素人の目にも狙いすました絵に描いたような弧、いやほぼ一直線にコーナーを突き刺すように飛んで行った。なでしこジャパン優勝の瞬間だった。

この優勝は日本に多くの副次的な効果をもたらす、と専門家の意見が一致している。地方に住む素人に、目に見えたそれがわかるのはいつかしれないが、いい効果を生み出してほしい。震災復興への力になると言う人も多い。

ローカルニュースで見たサッカー少年。「身体の大きくない日本人も努力すれば世界一になれることが分かった。僕も一生懸命練習します」とハキハキと白い歯を見せながらインタビューに答えていた。こうした子どもの素直な心に染み込んだ力は大きい。

地方では号外などはそれを配布するTVニュースでしか伝わらない。すぐに変わる画面より、手元に残せる号外、1度目は手にしたいものだ。

残念なことがある。菅総理は政府専用機で決勝戦を応援に行く考えがあった、という報道がある。ウソであることを願いたいが、なんとも情けない考えをされるものかとあきれた。大ブーイングの起こることが分からないのだろうか。

「なでしこジャパンのなでしこはどんな意味でしょうか」とコメンテーターに問うた。有名なマスコミあがりの人が「花の名前です」とひと言。それで終わった。問う方は調べているのだろうが、発言者の名前に遠慮したのか、ちょん切れたように終わった。

国民が関心を持っていることを政治の場に使おうとか、根も葉もない間違ったことをシャーシャーと口にする。純粋に応援する人の気持ち、名付けられたいわれ、みんな大切なのだ。

帰国するなでしこチームを暖かく迎えたい。


あと1週間になった

2011年07月17日 | 社会
あと1週間になった。するとテレビ難民が出るという。難民になる人になんの落ち度もない。準備しなかったから、というのは当たらない。例え準備していてもダメなのだからどうしようない。

そう、地デジの電波が届かないところがある。そんな地域の人は東京のキー局の映像を見ることになる。なんと気の毒なことをする。地デジでいい思いをしたのはどこなの誰なのか、名乗り出てほしい。

電波の届かない地域は全てにおいて不便な地域。東京の電波を見ても役に立たない。特にこれからは台風の季節。その情報をどうして届けるのか、行政は大変な重荷を背負った。

地デジ移行のキャンペーンニュース、都市部では祭りかと見間違うような派手な見せ場を作っている。県内でも4千戸くらいテレビ難民が発生すると報道されている。街中での行事もいいが、難民といわれる家への対応をも細かに報道してほしい。

先日、事情あってのことで無料の地デジチューナーを受け取った。ところが自分でとりつけろ、という指示だった。それが出来れないから困っている、という投書が載っていた。こんな事例がほかにないことを願っている。

地デジの何千とありそうな見方を説明する。分かった人が短い時間でさっさと説明をやっている。リモコンの操作ボタンを見つけたときには、説明が次に進んでいて、サッパリという話、よくわかる。やるなら徹底的に解る説明にして欲しい。

テレビ難民、早期の解消を願ってやまない。


拡散はどこまで

2011年07月15日 | 政治
福島第一原発の事故は収束の第1ステップになんとか目安がつきそいうという。ついては菅総理が被災地を訪問するという。信うすくなった総理の出番だろうか。一昨日の記者会見は「私見」の発表だった。やれやれダ。

新たな問題が起きている。原発から80キロいや140キロ近くも離れた場所で作られた飼料にセシウムが含まれていたという。安全と信じて食べさせた餌にセシウム、酪農農家の情けなそうな会見、見るに忍びない。

都内でも原発にかかわるという汚染が測定されている。家畜用の飼料については警戒がなかったのだろうか。納めた方も使った側もどこに不満や怒りを持っていけばいのだろう。

20キロ、30キロ圏内だけではなかった。包み隠さず表に出た情報は勿論、伏せられた情報も前面にだし検証をして欲しい。民主党政権になったら「情報は全てオープン」と信じたことを反省している。

原発は怖い、そこからスタートし、怖さをぬぐう説明を実証してほしい。かって「2番ではいけないのですか」という大臣の発言を笑った奴がいた。2番ではだめだ、という説明を問うた人に納得させれない奴が笑ったのだと思う。怖い原発はどうする、原発村以外のとこから説明をして欲しい。

永田町は熱中症

2011年07月14日 | 政治
新しく始まった高温注意報、それでも熱中症で搬送される人が多く、亡くなる方も少なくない。全国高校野球地方予選でも、高校の運動会でも、元気盛りの若者が搬送されている。猛暑のこの季節、各種大会が開かれる。十分に気をつけてほしい。

節電でエアコンの使用を控えたことがその原因と報道される件もある。真摯な生活態度が尊い命を縮めるたとは気の毒といううか、いたたまれない思いがする。

それに引き換え赤じゅうたんが敷き詰められた国会の停滞ぶりは何とも情けない。時事通信の世論調査では内閣支持率が12.5%という。菅総理への不信は閣僚や党役員だけでなく、広く国民全体に浸透している。

昨夕の脱原発会見も、起死回生の会見になるどころかその逆の結果となった。会見直後に書いた思いと同じだった。素人でも感じることがどうして総理に分からないのだろうか。分からないことはないだろに、どういうことだろう。

閣僚も官僚も総理の言われることは聞くが、それの実行へ向けて行動を起こす態勢が感じられない。永田町は熱中症に罹っているのでは。

熱中症は「発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、様々な体の不調を総称した症状」という。その具体的な症状は、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛などだ。報道される国会内の動きはこれらに当てはまる。

熱中症は、体温調節機能が衰えてくる65歳以上の高齢者は熱中症となるリスクが高いとされている。赤じゅうたんを歩く人らの年齢にマッチしそうだ。国民の手で搬送されないうちに、自らの行動でそこを去る方が賢明ではなかろうか。



代表任期の取扱

2011年07月13日 | 政治
家内が「夕方6時から総理の記者会見」と教えてくれた。特別に会見するテーマは見つからない。ありえないだろうが、虚を突いた退陣表明か、と期待した。

あの程度の内容で、仰々しく会見をするほどでもない、それは会見が始まってすぐに感じた。案の定、NHKも7時からの定時ニュースでトップにならない。会見の目的が弱体だ。

これまでのばらばらだった発言を整理したに過ぎない。官房長官をはじめ各閣僚、党役員には本当にご苦労様とねぎらいたい。しかし退陣の時期については決め手なし、が現状。いっそう全役員が辞任、といううことは何ぼ何でも出来ない。

菅さんの代表任期は来年の9月。党改革の一環として代表任期を2年から3年にということらしい。基本的には長いほうが安定して党運営ができるが、今のような状況になった時どうするか、真剣に検討をして欲しい。

世論に合わせて自民党は赤字国債の審議についてのハードルを上げているという。ここにも子どもじみた姑息さを感じる。何れも自分のことしか頭にない、そんな寂しさを思う。