清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

好き嫌い

2017年05月24日 | 報道
 どんなことに関しても好き嫌いはある。これを法律や条例で規制はできない。新聞にもそれはある。昔、ある政党新聞のプロ野球結果は信用ならんと大真面目にいう人がいた。その理由を聞くと「その政党が嫌いだから」という。常識的には話しにならない話しだ。

 今、日本の新聞購読者数は下降傾向という。理由はいろいろあるが文字を読まない、読まなくても見ることで済む時代になった。でも新聞は社会的に大きな発言力を持つから、嫌いな新聞攻撃に「いいね」となる。米国の新聞購読数が現大統領就任以降増えているという。それは、国民がニュースの信憑性をどこに求めるかによるという。

 日本はどうか、ここ数年、政権へ忖度した報道内容に変わっている感じがする。その点、大統領から何と言われようと筋を通しているように見える。5W1Hで突っ込む会見記事がほとんどない。書いて読んでもらって分かってもらえる記事を期待したい。

 そんなこと思いながら艦載機移駐の自治体説明会を報道したある記事。「移駐賛成または条件付き賛成」の意見だけが出たと思える記事がある。移駐反対意見も会場で出ているが、会場に行かなくて記事を読んだだけだと「皆さん移駐賛成」と判断する、が間違っている。原因は記者なのか編集者なのかわからないが、小さいがこんな記事も世に出ている、複数のメディアに目を通して判断することが大切だ。

どうしてだろう

2017年05月21日 | 政治
 政府は、北朝鮮が午後、今年8回目となる弾道ミサイルを発射したが、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したとみられると発表した。発射事態は責められるべきであり、国連加盟国としてあるべき姿勢ではない。

 こうした発射の第1報は必ず韓国からの報道として日本の報道機関は速報する。日本としては察知できていないのか、出来てはいるが発表しないのか、どちらなのだろう。隣国の情報が第1報で国民の安全は守れるのか。

 北のいう通り在日米軍基地へ向けての発射もあり得る情勢になっている。「隣国から情報では基地の町の住民の安全を確保できないのではないかと心配」というのが常識ある人の日常会話となっている。というのは交付金をもらえれば基地機能強化も賛成する人もいる。いくら交付金を得てもミサイルが落ちては何にもならない。

 このところの憲法をはじめとする政府と自民党、それに一部野党の一連の動きに対し、「戦前への回帰を感じる」と話す80代後半の人の戦争体験を、改憲に焦る皆さんはじっくり聞いて欲しい。平和のためには何が必要かを。

コメンテーター

2017年05月20日 | 報道
 TVとコメンテーターは切っても切れない関係になっている。局というか番組ではどういう基準で人選しているのだろうか、疑問を含めてよく思う。「国会中継なんて見たことがない」主旨の発言をしたあとで国政を論じる、普通ならできないのではなかろうか。仲間内では一時、笑い話になった。

 中には新聞記事と同じ発言者もいる。どんなに考えても放送前の打ち合わせで得た内容を話している、などなど質の低いコメントにしばしば出会う。そのくらいは俺でも知っているしわかる、そこから先を知りたいと思うがなかなか出会えない。説明なしに専門用語をやたらと使う人のコメントも聞きづらい。

 視聴者に聞いてもらう見てもらう番組、見たものはそこから学習する。話し方もその内容も、そして態度も申し分ない人だと、考え方に異議を感じてもしっかり見ている。

 総理や大臣や与党の代弁や言い訳を専門に登場する人もあるように感じる。発言は問題だ、ということが起きると「本意はこうで、誤解をされている」と発言を解説するに至っては代弁の極みと思う。責任ある人は誤解を招かないように発言すべきで、コメンテーターに言い訳させるなどその責にあらずと思う。

大臣の能力

2017年05月18日 | 政治
 法務大臣の能力、総理以下与党の皆さんはあれで「よく勤めている」と本当に思っているとしたら、議員としての資格を疑う。委員会での答弁、後ろから言われて答える、官僚の考えを答弁としている。それでも答弁になっていれば良しとするが、だれが聞いても普通ならOKとは言わないだろう。マスクをかけた人、あれは唇から大臣への助言を読み取られないため、と解説されている。納得できる解説だ。

 望遠鏡を持ってお花見にをしたら共謀罪にかかる。ならば望遠レンズ装着の高性能カメラも同じになろう。そんな社会を大方の国民は望まないと思う。

 担当大臣が理解できないような法律を国民に理解せよというのは「丁寧に説明します」という総理の意に反していないか。官房長官の意に反していないか。

 いつの間にか公明党も推進の大きな力になっている。最後になると連立を理由に国民感情から外れる。今回は維新に立場をさらわれては困るからだろうか。例えさらわれても、筋を通せば国民は支持する。