清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

朗読会

2016年10月13日 | 政治
 午前中、短い時間だったが参院の予算委員会中継を見た。委員会だから答弁者の顔を見て、鋭い質問や提案を期待する。

 ところが、左手に持った質問文を懸命に読む、顔おあげるのでは「です、思います」そんな程度、ひたすら読む姿にあきれた。いくら与党の質問とは言えそれではなりあいに思える。己が書いた心魂こめた質問なら趣旨は頭にあるだろう。

 民間会社なら、企業幹部への提案文を読んで説明では聞いてもらえないし、提案は採用されないだろう。

 答える大臣も後ろから差し出されたメモを、これまたひたすら読み上げる。大臣が一から百まで承知しているとは思わないが、説明の姿勢になっていない。予算員会、メモなし質問、大臣本音の答弁を望むんは夢だろうか。

相乗り首長選挙

2016年10月09日 | 政治
 提案型対決などといいながら国会審議に臨んでいる民進党。しっかりデータを公表させ、問題点を質し、提案をしてほしい、その場合の立ち位置は庶民目線で願いたい。国会では対峙しているようには見える。

 地方へ目を移すとどうだろう。首長選挙の多くは「自民・民進・公明」推薦の候補が多い。これでは民進党の政策は全く表に出ないのではないか。議会はで与党化してしまい、日常の活動がおろそかになっている。党幹部はどこまで把握しているのだろう。

 民進党として日ごろからしっかりした足場固めの活動をしていないから相乗りになってしまう。あいのりしなくても候補が出せる、そんな足腰を作らなければいつか消滅または現与党に埋没して見えなくなる。支持率の低下を感じている。

 選挙民に信任を得れば東京の様な変革も少しは期待できる。地方にいると民進党ってどんな党、顔が見えない。民進党が進む先の目線を普通の国民に移せば大きくなる。そうすれば日本の政治は間違いなくよくなる。頑張ってほしい。

老朽原発優先か

2016年10月08日 | 政治
 (老朽原発と報道される)関西電力美浜3号機が原子力規制委員会の審査に合格した。経過年数39年目の原発。関電関係の老朽原発ばかりが運転延長になっている。

 福島の事故処理は終わっていない。街は見た目復旧しているがそこに還ってくる住民の方が少ない、若い人らの帰還はさらに低いと報道される。安全神話は消えている、いくら規制委員会がOKを出しても事故が起きれば福島になる。基準に合格しているから安全、それは絶対にない。そうであれば日本中の企業で爆発や火災は起きないことになる。

 40年という厳格な基準は厳守してほしい。安倍政権の意があるのかどうか、老朽原発が優先して審査されている。35年過ぎた原発も再稼働を申請するのだろう。起きないという事故が起きた福島の原発、汚染水の「アンダーコントロール」はできていない。

 原発廃棄物は無害にできない。何十万年も管理が必要になる。それでも原発は安全で安価なのだろうか。福島の事故処理に税金の投入や東電と関係ない電気消費者にも負担させるなど声が出ているとか、原発がなくても電機は足りている様に思う。省エネ推進する人が講座終了後「夜間は電気を使てください。原発を安定的に稼働するため」と漏らした。 

落札率99.95%

2016年10月05日 | 政治
 豊洲の連日の報道に「うんざり」という声も聞こえるが、これはは東京から遠く離れた私の周辺の人の一部。それでもマスコミの努力で新しい事実も報道される。ソースは政党もあるが告発もあるように思う。幕引き、落としどころを口にする著名なコメンテーターもいるが、なぜ急ぎなのかの説明はない。

 小池知事は、原因究明の先には退職者も含め幹部の懲戒もあると言及された。先の都調査委員会で隠されたと思われる図面が報道された。さらに談合疑惑、を思わせる事実も報道された。いづれの事業も入札企業JVではあるが1社、落札率99、5%以上、最高は99.95%ではなかったか。10万円台を切り捨てた程度になる。95%以上の落札率は談合疑い、と専門家はいうそうだが、今回の件はどうなるのだろう。

 報道の仕方かもしれないが、都議会与党の質問に、いま問題になってることを監視できなかったことを反省する弁がなかった。ともすると、役所の縦割りで片づけられないか心配だ。知事は都政を破壊するのかという質問が報道された。破壊しなければ組み立て直しはできない、そう思うって聞いている。

 首長の姿勢、天下りの知事には耳が痛いのではなかろうか。次期首長選挙では今回の都政にの反省が生かされるのではなかろうか、いや生かすべきだろう。

見当で作った計画

2016年10月02日 | 政治
 東電の公的管理が延長されるという。いろいろな再建計画や処理案があるようだが効果的なものがないように報道から想う。大きな理由の一つに廃炉費用が載っている。想定の2兆円を数兆円単位で上回るという。なんとずさんな初めの見積もりか。汚染除染費用や中間貯蔵の返済に充てる費用も株価の低迷で国費による穴埋めが生じるかも。報道は国費とは税金であると明記すべきだろう。

 2020年の五輪、招致の時の予算のいい加減さが出始めた。どのくらい真剣に検討されたのだろう。そうでなければ今になって施設建設費や運営費がば数倍になるなんてことは考えられない。税金を使うのだから公務員の仕事、なぜそうなったのか正直に開示してほしい。民間企業なら左遷もいいとこだ。予算を立てた人に聞きた、あなたが新築するときその費用が数倍となったらどうしますか。

 豊洲の問題、地下空洞のいきさつは、いつ誰が決めたかわからない、そんなあほなことがあろうか。決まったから空洞になったのだろう。解けないなぞ話はやめよう。見つかってからの説明も2転3転した。すっきりした解明を首都だからこそ期待する。

 小池知事はどこを落としどころにするのか、そんなコメンテーターが増えつつある。今朝は地下空洞の柱が斜めになっていることやコンクリートの亀裂などを映像で報じている。問題点が解明されないのに落としどころをどうつけろというのだろう。コメンテータさん、新築されたあなたの家の柱が、入居前に傾いていたらどうされますか。庶民の思いに応えてほしい。