新新☆もこほじゃほろみ日記

煩悩と私事のサイト

お別れの会

2013-11-27 | 芸術
お葬式、のようなものに行ってきたのである。
http://www.kioi-hall.or.jp/20131127k1900.html

このHPには名前が出ていないが、「他有志」扱いの合唱団として出演してきた。
モーツァルトの「Ave verum corpus」を歌ったのだが、
追悼コンサートで歌う宗教曲はまた格別であった。
しかも歌詞の最後が「in mortis examine(死の試練)」だからね。
初めて実用の場でこの曲を歌ったぞ。

高名な指揮者の追悼であるから、有名音楽家もかなり来ていたようである。
私が確認できたのは、下野竜也さんだけだったけど。

そうそう、皇太子殿下からも献花が届けられ、
追悼のお言葉が司会者によって読み上げられた。
皇太子殿下が学生時代以来所属されていたオーケストラは、
この堤先生が創られ指導しておられたゆえであろう。

さて、堤俊作先生とは、何回か合唱の練習後にみんなで一緒に飲んだことがある。
とても付き合いの良い方だった。

あるとき、
「実はお経も好きなんだ」
みたいなことをおっしゃる先生に、私が、
「黛敏郎の『涅槃交響曲』を振られたことはありますか?」
とお訊きすると、
「あるよ!」
と即座に答えられ、私が、
「ブラボー!」
と拍手すると、
「『曼荼羅(交響曲)』も振った」
と得意そうに言われた。
なぜかそんなことを覚えている。

堤先生の指揮で『涅槃交響曲』を歌いたかったな。

 謹んで堤俊作先生のご冥福をお祈りいたします。 合掌



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