新新☆もこほじゃほろみ日記

煩悩と私事のサイト

連休3日目

2007-04-30 | 雑感
気温高く夏日。

 今日は連休3日目(ただし土曜休みを入れての話)である。とはいえ午前中は仙川にお抱え運転手。いつもと違うのは財務大臣が同乗していること。愚息のレッスン中約1時間仙川の街で大臣と買い物。

 終了後、深大寺に移動。駐車場はすでに満杯に近い。新緑の美しい中境内を抜け、賑やかな門前でまず名物のソバを喰う。昼時ですごい混雑だったが何とかありつく。しゃきしゃきのソバ。筍の天ぷらも美味いぞ。食後別の店で大臣と小生は熱々ふかしたてソバパン、愚息は抹茶ソフトクリームを食べる。白鳳仏を見てから植物園に入る。

 人出は多いが園内は広いのでそれほど気にならない。雑木林は木の背が高くて気持ちが良い。名物のバラ園はまだ蕾だったが、藤棚やツツジやサツキ、それにボタン園などが綺麗だった。花の写真を撮るカメラマンが一杯いましたなあ。前回来た時は愚息がまだ1~2歳だったかな。すると11年ぶりだろうか。近所はしょっちゅう通っているのだが(笑)。それにしても今日はよく晴れて花々の色が鮮やかに冴えて見える。

 花と緑を堪能したあとは、国立に行き弦と楽譜を買う。それからその足でスーパーでお買い物。家に帰ると、いろいろ廻った割にはまだ3時半だった。おやつを食べて愚息はKlavier(Pianoともいう)の練習。小生はお昼寝(笑)。

 「Qさま!!」インテリ芸能人プレッシャースタディーを見ながら夕食。夜愚息はGeige(Violinともいう)のお稽古。小生は水木しげる「今昔物語」読みふける。けっこうエッチな話が多い(笑)。

 夜更けて、ひとりブログを打つ。ボイート「メフィストフェレ」は聴きやすく面白い曲。しーちゃんのHP英語ページは未完を残すが、ちょっとデザインが異なり、これもまたよし。

 今日一日でずゐ分日に焼けた。GWの頃の紫外線は夏より強いらしい??腕と顔が軽くほてるぞ。ではオヤスミナサイ。

ハナミズキ

2007-04-29 | 雑感
明るい初夏のような日差し。爽やかな一日。

 午前中、我が家のネコの額のような庭の草取り。4月に入りあっというまに草茫々になっていたのを全部むしりとる。狭い庭なのに大型ゴミ袋に4杯になる。腕だるく腰も痛くなる。しかも日陰にドクダミが地下茎を張り群生していたのをやっつけていたら、すっかり手がドクダミ臭くなってしまう。

 午後一休みしてから成城に。往復の車中からハナミズキを楽しむ。今が見頃。民家の庭木が多いが、途中ハナミズキ並木もある。景色に合わせ一青窈「ハナミズキ」を心の中で歌ふ。しーちゃんの好きな歌だもんね。歌詞も覚えてしまったぞ(笑)。

 愚息を教室に預け、小生はキヌタ図書館でボイート「メフィストフェレ」(ムーティ盤)、「コロラトゥーラの女王~グルベローヴァ/アリア名演集」借りる。書店に行き「BRUTUS 4/15号」がレオナルド・ダヴィンチを中心に宗教画の特集をしてるので購入。中公文庫マンガ日本の古典「今昔物語 上・下」へえ水木しげるがこんなの描いていたんだとこれも購入。財務大臣より依頼されていたTROISGROS(トロワグロ)のパンを購入。

 まだ時間があったので図書館にとって返し、「東京湧水探訪」「図説東京お墓散歩」の2冊を借りる。特に後者は子どもの頃から寺社や墓が好きだった(笑)小生の趣味にピッタリ??パラパラと読んでいてなんと小川未明の墓が小平霊園にあることを知る!これは行かねば。

 帰宅して夕食。フィギュアTV観戦。ありゃ~真央ちゃん(>_<)どうした!?ミキティ4回転は使わず。自爆覚悟で挑戦して欲しかった、とはシロウトの勝手な感想。その間愚息はGeigeのお稽古。しまりのない弾き方に苛つく?

 現在ほんのりドクダミの匂う手でブログを打っているわけである。まんずまんずこんな一日でありました。

GWになったのだ

2007-04-28 | 雑感
 昼過ぎ一天俄かに掻き曇り&突風。夕方再び晴れる。

 今日は珍しく予定のほとんど無い日であった。久し振り?に家でゴロゴロしてTV三昧。CATVのおかげで見るチャンネルには事欠かない。順不同になるが、ディスカバリーチャンネルの、とあるミイラ研究家によるマタイ福音書の東方三博士の番組が、博士たちの国がペルシャだとか、しるしの星が木星だとか分析したり、イエス様の生まれてのは4月だと断定したりするなど、いろいろ面白かった(その割りにタイトルを忘れている)。

 他にも「ゲゲゲの鬼太郎」のメイキングだの、初期の「ちびまるこちゃん」のアニメだの、チェリビダッケのドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」だのいろいろ雑多に見たのである。それから家族で夕飯を喰いながら「脳内エステIQサプリ」を見て(今回は小生はけっこう解けた!)、夜は夜で先ほどまで30年前の映画「犬神家の一族」を見ていた。

 「犬神家」はさすがに30年と云う歳月を感じたなあ。高峰三枝子とか岸田今日子とか三木のり平とか死んだ人も出てるし、プッツン前の島田楊子(当時は陽子か?)ももちろん若いし、草笛光子が若いのにも驚いた!!そうそう地井武男もまるで青年で可笑しかった??なにしろ30年前だもんね、若いわけだよ(笑)。おいらだって大学生だったもんね。しーちゃんの生まれる5年も前だ(ひえ~)!ずゐぶん歳取ったよ。

 明日明後日は連休だけどまたレッスンのお抱え運転手。連休後半にお出かけの予定あり。天気が良いといいけどね。

John Rutter

2007-04-27 | 芸術
風普通に強い。

 金曜の夜は合唱の日。今夜もJohn Rutterのミサ曲。けっこう美しい曲。

 Rutterとはこういう人なのだ。
 http://www.geocities.co.jp/MusicHall/6119/museum/rutter/

 1996年には英国教会カンタベリー大司教(Archbishop of Canterbury)にも任命されている。

 ひえ~~~!!恐るべし?聖公会!?

 今夜はお酒を飲んで眠いのでこれくらい。

フィデリオ

2007-04-26 | 芸術
 風の強い一日。新緑の林全体がざわざわ揺れてとても面白い眺めだった。

 「ドン・ジョヴァンニ」はやはり最後の、食事→石像の来訪→地獄落ちのシーンがなんといっても凄い。フリッチャイ盤は、熱演しつつも感情過多にならず端正さを失わない好きなタイプの演奏。コーンの芸達者もGJだし騎士長(石像)の声も立派。何と言ってもディースカウが素晴らしい!もしフリッチャイが長生きしたらカラヤンを脅かす存在になったんだろうな。

 そのフリッチャイの「フィデリオ」も基本的に端正なクールビューティー系の演奏(なんじゃそりゃ?)。この録音は地のセリフが歌手ではない声優(か俳優)によって語られている。声が変わるので一瞬驚く。それからこの録音では「レオノーレ第3番」が入っていない。ちょっと物足りない(^^;)

「フィデリオ」は嫌いな作品じゃないのだが、ベートーヴェンの代表作に挙げるのにはちょっと躊躇する。なんか声楽の書き方が保守的でイマイチ面白くないのだな。ピアノソナタや交響曲に比べると不思議なくらい伝統的。聴いているうちに感じ方が変わるかもしれないが、やはりベートーヴェン最高の声楽作品は「ミサ・ソレムニス」だと思うのです。

 

フリッチャイの「ドン・ジョヴァンニ」

2007-04-25 | 芸術
午後には上がり 涼しさ続く。

 用事で成城に行ったついでにキヌタ図書館へ。今回はモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」、ベートーヴェン「フィデリオ」(ともにフリッチャイ)、ヘンデル「合奏協奏曲作品6」(ピノック)を借りる。フリッチャイの2つはともに1950年代後半のステレオ初期の録音。ピノックは1980年代に入ってのピリオド楽器&ピリオド奏法で当然?デジタル録音。

 まずは「ドン・ジョヴァンニ」を聴く。まだ前半だけだけど(^^;)。タイトルロールのディースカウの声が実に若々しく美しい。表現力もバッチリだが、あえて言えば完璧すぎて色悪な感じにやや乏しいのが欠点かも?でものちのベーム盤と並ぶディースカウの名録音だと思う。

 女声陣はドンナ・アンナ(セーナ・ユリナッチ)とツェルリーナ(イルムガルト・ゼーフリート)が良い。ドンナ・アンナはきりっとした正統派美女と云う感じ。ツェルリーナはちょっとコケティッシュな田舎娘。どちらも良い感じが出ていると思う。ドンナ・エルヴィラは一番好きな役なのだが、マリア・シュターダーの歌い方はなぜか違和感があった。なんだろう感情の込め方が他のメンバーとずれがあるのかな。

 男声はドン・オッターヴィオをエルンスト・ヘフリガーが歌っている。かのリヒターのマタイ旧盤と同時期の録音だろうか。大変真面目で役に合っていて結構です。やっぱり声が若くて綺麗だね。レポレッロはカール・クリスティアン・コーンと云う人。リヒターのモツレクでバスを歌っていた人だろうか。有名な「カタログの歌」はちょっと違和感があった(>_<)。後半はまだ聴いていないけどどうだろう。マゼット(イヴァン・サルディ)もイマイチかも??全曲聴いたら印象が変わることを願う。

 古い録音だが音質は悪くない。オケの音が大きすぎずボーカルがバランス良く綺麗に聞こえる。とても聴きやすい。

食欲旺盛☆静香チャン

2007-04-24 | 荒川静香
のち 鉛色の空の下新緑が不思議に新鮮。今朝は日光でリヤカー引いて電車に乗ろうとする夢を見た(なんじゃそりゃ?)。

4月22日付しーちゃんの日記より
ムール貝のガーリック白ワイン蒸しを前菜にいただきつつ、友達と乾杯~♪
メインに私たちが選んだのは、ロブスター丸々1尾&ムール貝&アサリ&イカ&エビetc...シーフードをたっぷり使って、ガーリックの効いたピリ辛のトマトベースに絡め、豪快にもフライパンでそのまま出てくるという迫力満点なパスタ☆★☆ おーーーーーーーっ!!
コレ2人前ではない感じ・・・軽く3人前はあろうかというそのパスタを友達と
「ホント美味しい~~~!!たまにはこういう良いことないと~~~!幸せだぁ~~~♪♪♪」
とか何とか言い続け、ペロリと豪快に頂き、大大大満足な私たち(^o^)b
お店の人もこの私たちの完食ぶりには驚きを隠せないご様子でした...(^^;) 気にしない気にしない...♪


すごい食欲!(@_@;)
料理の描写が実に具体的で目に見えるようですな。思わずヨダレが出たぞ(笑)。

でも美味しいものを食べてる時は本当に幸せだし、食欲旺盛なのは若さと健康のしるし。フィギュアスケートという激しい運動はエネルギーを大量に消費すると思うし。それにいったんCOIを離れ日本に戻るから、まあ前半の打ち上げの意味もあるのかと。

松坂の試合に気がついて、
「う゛ぁーーー!!!そんな事なら観に行きたかったよぉーーーーーーー(ToT)!!」
ふっふっふっ、まあそんなこともあるわな。HPでガンガン宣伝しておけば、そのうち松坂vs松井の試合の招待状が届くかもよ、なんてね。

でその試合を見て、
どんな事でもそうですけど、外国で頑張る日本人を見ると、誇りに思うし、やはり嬉しいですね!! 私もまたがんばろ~ って思いますp(^o^)q

やっぱり真面目で努力家なんだよな~(尊敬)

そういやボストンには五嶋龍君もいるんだよ~♪♪♪しーちゃん知ってるかな~~??

日本に帰ってくるのは嬉しいけど、日記が終るのは淋しいし、GWショーを見に行けないのも淋しいぞ。まあここはCATVでパワーアップしたTV放送に期待しましょう。新しいショーの放送があるといいな~~!!

虹のかけはし

2007-04-23 | 荒川静香
気温はあまり上がらず。

昨日に引き続きキム・ヨナのブログ(ハングル)を、自動翻訳サイト&職場のハングルが読める人(Tさん)の力を借りながら読んでみた。1~2週に1回の割で日記が載っている。(突然だが、ほとんど毎日書いているしーちゃんは偉い!)するとこんなものを見つけた。

原文:마오와 절친한 친구→ 이번에 친해졌어요
読み:マオワチャルチナンチング→イボンエチンヘチョソヨ
翻訳:マオととても親しい友だち→今回親しくなりました
(4/12のDiaryより)

マオとは当然浅田真央ちゃんのことであろう。
プリクラ(札幌で撮ったらしい)を見ても、日本滞在を楽しんでいる様子が伝わってきたが、日記にもこんなことを書いていたのね。
よっぽど楽しかったんだろうな~♪
ヨナちゃんと真央ちゃんは同い歳だ。天真爛漫な真央ちゃんと慎重で思慮深そうなヨナちゃんが、いいお友だちなれたようで本当に良かった!

国際試合である以上、国と国との威信をかけた闘いという側面がどうしても出てしまうが、本当はヨナちゃんも日本のみんなと練習して、帰りにはみんなでわいわいとどこかに寄り道して、お店に入ったり買い食いしたりする、そんなちょい不良(ワル)な?青春を楽しみたかったんじゃないの、なんて思ったのでした。

日記には可愛いイラストが満載だが、中に2人の女の子が頭上の虹でつながっているイラストが載っている。あれはヨナちゃんと真央ちゃんか?

2人の仲が百年続きますように。(ハナミズキか!)

ポガヨ~♪

   
4月21日付しーちゃんの日記より

そして、日本人のお客様も観に来てくださっていて、私は今月末から日本でショーがあるため、ニューヨークやニュージャージー方面のショーには帯同できないという事で、ニューヨークやニュージャージーの方からも、このローチェスターに駆けつけてくださったという方もいらっしゃいました!!
こういう暖かさ、嬉しいですね~~~♪♪♪


おいらももしアメリカ在住だったら行ったぞ?なんてね。日本でもなかなか行けないのに!地下活動ゆえの悲しさよ??

いつもの数時間のバス移動の時は、食べたり飲んだり遠足のノリで、みんな元気にテンション高いのですが、今日の「ボストンまで7時間・・・」と宣告された瞬間、みんなのテンション急降下...(@o@;)
その下がり具合・・・いつもとのギャップがすごくてウケました。 ←そんな私もテンション↓↓ あ~ぁ...


移動お疲れさまでした。まあ甘い物でも食べてごゆるりと…(って絵じゃねーか!)

毎回、笑いのツボは外さない(笑)。ファンへの謝意とユーモアと、いつも忘れぬステキなしーちゃん!!

8年も

2007-04-22 | 荒川静香
 春の陽気だが風強し。明け方、何故か豚に襲われる夢を見て、思わず『やめろ~!』と叫んで目を覚ます。家人は気付かなかった様子。何だろうね一体??

   
キム・ヨナ本人のブログを読んで

ハングルは読めないけどハートマークがいっぱいのレス。
Diaryのイラストがとても可愛らしい。
Photoのタグをくくると先日の世界選手権の写真が多数。
SPの小さな金メダルをかけた姿がちょっと切ない。いじらしい。(涙)
(↑よく見ると銅メダルかも??いい加減な私(恥)感動を返せ~~~!!>o<)
亜紀ちゃんと真央ちゃんの3人でプリクラ。仲良さそう。楽しそう。良かったね。
「BEST FRIEND FOREVER」の文字が。本当にそうであって欲しいと思う。
日本はどうだった?
試合は負けちゃったけど、いい想い出できたかな?
君の見たまま感じたままを信じてね。
日本の観衆は優しいよ。
日本の観衆も君を応援していたよ。
日本はいい国なんだよ。

   
メントレGに真央ちゃんが出てた。
最後の食べたいヤツを当てるコーナーで見事?チャーハンをゲットしてた。
しーちゃんの時は当てられちゃって食べられなくて、しーちゃんとっても口惜しそうでした…
ううむ、TOKIOめ、真央ちゃんが子どもだからって?手加減したな??

   
しーちゃんの日記(4/20付)

アメリカのよき観衆に脱帽。こういうところにアメリカの「力」を感じる。

そして、今回一番驚いた...というか、ブッたまげてしまった事が・・・
ショーが終わって、アメリカ人のお客様に声をかけて頂き、
「スケートアメリカ以後、アナタがここでまた滑ってくれるの待ってたのよ、8年も!!オメデトウ!」
って・・・ えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!
覚えてらっしゃったんですかぁぁぁ?! 
すごーーーーーーーーーーーーいっ!!!!!!!! 驚&感激...
ある意味、あの時の私の演技、あまりにも衝撃過ぎたのかもしれませんね(^^;;;) 苦笑...


オチを忘れないしーちゃん(笑)。それはさておき?小生もこういう観衆(及びファン)でありたいと願ったのでありました。

こういう会話ができるってのは、英会話けっこう上達したみたいね♪

覚えてらっしゃったんですかぁぁぁ?! とあるが、しーちゃんこそ自分の主要な試合についてよく記憶していると思う。例えば将棋の名人は自分の対局を全て記憶しているというし、すぐれた演奏家も本番の演奏についてミスも含めてよく記憶しているそうである。こういうすごい記憶力は、すごい集中力のもたらしたものだと思うが、本当にすぐれた人たちに共通している能力だと思う。(だからしーちゃんはすごいという結論。)

佐渡裕のショスタコ5番

2007-04-21 | 芸術
 風薫る五月、じゃなくてまだ四月(^^)

 今日は佐渡裕&東フィルを聴きに行った(マチネー)。埼玉県南部T市にあるミューズというホールで、ここで小生は五嶋みどり、五嶋龍、千住真理子、インバル、ゲルギエフ、コープマン、横山行雄、チョン・ミュンフン(順不同)を聴くという重要な音楽体験をしている。

 佐渡裕は3回目。今日の演目は、前半が小山実稚恵のピアノでラフマニノフの3番のコンチェルト。後半がショスタコーヴィッチの5番のシンフォニー。前者は「社員」じゃなくて「シャイン」という映画でも有名である??後者は小生のショスタコ開眼となった超有名曲だが、なんと生で聴くのは初めて!!?

 場内は満席。佐渡裕の指揮は勢いがある。映画「社員」いや「シャイン」でおなじみのメロディが流れる。と、気持ちよくなり不覚にも第3楽章が始まるところまで寝てしまう!!!

 寝といて言うのもなんだが、起きてから聴いた第3楽章は素晴らしかった。こんなに長く充実した曲だったんだ!?まるで初めて聴くみたいな新鮮な気持ちで聴いたのだった。小山実稚恵ってけっこう長身で綺麗な人。エネルギッシュな演奏でとても良かった(寝てたくせに☆)。終ったあと佐渡さんと小山さんハグしてたぞ(笑)。こんなの始めて見るかも。

 ショスタコの5番は、中学時代よりハマって聴いた思い出深い曲。私はこの曲の第1楽章が大好きで、いつも霧の流れる針葉樹の深い森や分厚く苔の敷いた大地を連想する。まあ感じ方は自由ですから(笑)。幻想的な第1楽章に比べると終楽章は威勢はいいが、伐採されてしまった森みたいな殺風景なものを感じ、それほど好きではなかった。今日初めて生で聴いて、その印象が間違っていなかったことを再確認した。

 あれは戯画化されたスターリンなんだな。第2楽章の面白すぎるくらい面白いスケルツォも、スターリンに対する風刺らしいが、終楽章の有名なティンパニが連打されるコーダに行く直前のあの引っ張り方は、まるで社会主義国によくある(あった)独裁者の大きな銅像の除幕式みたいじゃないか。単純な和声によるおおげさで薄っぺらな盛り上げ方。みんなで裸の王様を賛美しているみたいな、みんな分かっているけどお約束みたいな雰囲気。そして最後の最後で無神経にかぶさり、それまでのティンパニの努力を水の泡にする大太鼓(スターリン&共産党指導部?)。そんな気配をありありと感じた。

 アンコールはドヴォルザーク「スラブ舞曲第8番」。ショスタコの呪い?をフリアントでスッキリ洗い流し大盛況のうちにコンサートは終った。佐渡裕の指揮は今さら言うのもなんだが一言で言えば「熱い!」。巨体をうねらせ手を振り回し時に跳び上がりエキサイティング。でも思ったよりスマートに見えたな。あの人より巨体なのはネルロ・サンティぐらいかな(笑)。東フィルは日本のオケらしく真面目な音色でそれに応えていた。(オケによって音色は違うんである)

 ちなみに今日は諸事情により財務大臣は参加できず、期せずして愚息と2人のデート?となった(^^;)。愚息もショスタコをまあ面白そうに聴いていたが、そういやおいらがこの曲にハマったのは愚息ぐらいの歳だったな。いやもう少し後か?回る回るよ時代は回る。