新新☆もこほじゃほろみ日記

煩悩と私事のサイト

回転寿司

2009-01-31 | 雑感
寿司(鮨、寿司などと書くがここでは寿司としておく)は多くの日本人にとってハレの食べ物であろう。

いまや世界的な食べ物となった寿司であるが(ドイツのスーパーでも普通に売っていた)、いくら日本人でも寿司を常食にして毎日食べている人はいないだろう。

まあ私のような庶民にとって、一般に寿司屋というのは、特別な機会や、よほど財布の中身に安心感がある時以外は入らない敷居の高い場所である(もちろんそうでないリッチな人はいくらでもいよう)。

よって私が行く寿司屋というと専ら回転寿司ということになる。ネタや握りは小さくセコイが、値段が安く明朗会計の回転寿司はB級グルメの天国であるといえよう。(セコイとかB級なんていうと怒られるかな)

回転寿司における私の定番は、サバ、アジ、イワシといったヒカリもの系と、マグロ、カジキ、サーモン、アナゴ、甘エビなど。最近は、アワビ、アカガイ、ツブガイ、ミルガイなどの貝類をよく食べる。案外好きなのは、回転寿司ならではのサラダ類の軍艦巻きのようなB級ネタ。

かつてはまっていたのが、ヒラメの縁側、ビンチョウ、ハマチといったまったりこってりしたやつ。かつては一度に何枚も食べたりしていた。今は嫌いになったわけではないが、以前ほどではない。歳のせい?

なぜか大好きなウニ、イクラ、中トロは回転寿司ではあまり食べない。好きなだけに、こちらはA級グルメとしてとっておきたいから。どうやら私には寿司ネタにもハレとケがあるようである??

20代の頃は、一回で20皿以上食べたこともある。今はそうね、6~7枚が平均だと思う。質素を旨とする私ゆえ(?)、そんなもので充分幸福感が味わえるのである。

ほうとう

2009-01-30 | 雑感
ほうとうは山梨県の郷土料理である。

うどんによく似たものだが、麺は平たく幅広で、食感はもちもちとして少しすいとんに似ている。味噌仕立ての汁にカボチャをはじめとする野菜を大量に入れる。肉など入れたりもする。うどんと一番違うのは、はじめから麺と具を混ぜて一緒に煮込むことである。

まあ見た目には一種の煮込みうどんである。が、あくまでも山梨の人にとっては、「ほうとう」は「ほうとう」であって「うどん」とは違うようである。

ほうとうとは漢字で「餺飥」と書き、元は「はくたく」と読んだ。これが訛って「ほうとう」になったそうである。ちなみに「餺飥」は奈良時代の文献に初出が見られるそうで、「ほうとう」の読み方は平安時代にはすでに行われていたようである。

したがって、ほうとうはうどんより古い歴史を持つ食品である。ちなみにこれが甲州に広まったのは、栄養価に優れどこでも容易に作れるほうとうを、武田信玄が陣中食として採用したからだ、というのが信玄贔屓の山梨県民の主張である。

私はほうとうが好きで、自分で材料を買って作ることもある。主に食料大臣(妻ともいう)が風邪でダウンしたときだけだが(笑)。確かに簡単に作れて失敗がない。

我が家ではブタ肉を入れたものが好まれる。ポークほうとうである。溶けかかったかぼちゃと味噌に、大根や白菜やネギなどの野菜がさらに味に深みを加え、そのスープにもちもち感のある麺とぷりぷりしたブタ肉のスライスがよく合って、キノコ類も加えちゃったりして、アツアツをフーフー言いながら食べる。これで大抵の風邪も吹き飛ぶというものである。

旅行で甲州を通ると、必ず昼食はほうとうである。「小作」というチェーン店によく入る。なぜなら要所要所に支店があるからである。どの店も大きな水車が目印である。かなり大きな鉄鍋でぐつぐつ煮たものを出してくれるので、小食の人は確かめた方がよい。

そんな話を甲府出身の若い人にしたら、
「ところでそれ(旅行)は夏ですか?」
「うん。車でよく山梨県を通るんだよ」
「はぁ~。山梨の人は夏は食べませんね」
「はあ?」
「ほうとうは冬の食べ物っていうイメージですね」
ああ~、そうか!
東京だって、夏に鍋焼きうどん食べる人はいないわな。
「そうかあ。例えてみれば、夏に寄せ鍋をやって雑炊食ってるみたいな感じ?」
「そうですねえ」
「そういえばそうだよ。オレこのあいだ夏に京都に行った時に、死ぬほど暑いのに、湯豆腐食っている人見て、アホかと思ったもん!」
「甲府盆地も夏はすごく暑いですよ」

どうやら真夏に汗かきながら喜んでほうとう食っているのは県外者だけのようである。
でもおいら、また食べるかも・・・・・だって美味しいんだもん!


いたずら電話の想い出

2009-01-29 | 雑感
愚息が英語のヒアリング用CDを聴いているのを見て、突然昔のいたずらの記憶が蘇えった。

中学2年生の時である。私の親は頼みもしないのに英語の学習用テープを買ってきた。どこかのガイジンのおっさんが英語の教科書を棒読みしているもので、まことに面白くもなんともないものだった。

その日、つまらないテープを聴いているうちに、ふと私の心にあるアイデアが浮かんだ。

私はテープレコーダーを電話口まで持って行き、スイッチを押す用意をしながら友人宅の番号を回した(当時はまだダイヤル式の黒電話だった)。

「もしもし?」
丁度よく友人が出た。
私はスイッチを押した。
ガイジンのおっさんの読む英語の教科書の朗読が流れた。

「・・・え??」
突然知らないガイジンのおっさんが教科書を読む声が聞こえ、友人は絶句した。
私は可笑しさで全身が震え、もう少しで大声で笑い出しそうだった。

ひとしきり朗読を聞かせてから、私は一方的にテープを止めて電話を切った。
そのあとで一人で大笑いしたのであった。わっはっはっはっは!!!

翌日、学校で友人に会うと彼は言った。
「きのう変なガイジンから電話がかかってきてさ」
「へえ?(←笑いそう)」
「なんか、バンビがどうしたこうしたとか言ってんだよ」

私は吹き出しそうなのをこらえながら言った。
「お前それ、今英語の教科書で習ってる内容じゃん!」
「そうかなあ。でも何でガイジンがそんなこと知ってるんだ?」

友人はそれが教科書の朗読だとは気がついていないようだった。
なおも不思議がる友人に私は、
「あれはオレがやったんだよ!」と白状すると、
「ええーっ?違うよ。本物のガイジンの声だったよ」

テープを聞かされたことは気がついていないようだった。
私はあえてそれ以上説明しないことにした。

かように私はろくなことをしない子どもだった。

あれから40年近く経った。
彼はまだ変なガイジンからの電話を覚えているだろうか。


気晴らし

2009-01-28 | 芸術
受験シーズン真っ最中の愚息であるが、気晴らしに1日1時間程度ピアノを弾くことは認めている。
あくまで気晴らしなので、好きな曲を勝手に好きなように弾かせている。

今日(小生は日曜出勤の振休)それとなく聴いていたら、ムソルグスキー『展覧会の絵』と、なぜかベートーヴェン『第9』のヴォーカル用伴奏譜、ドビュッシー『アラベスク第1番』および『子供の領分』などを弾いていた。

『展覧会の絵』は全曲ではなく、最初の「プロムナード」から「古い城」までと「キエフの大門」。
「こびと」と「キエフの大門」の中間部には相当苦戦していた。

『第9』は二重フーガまで来て、あまりの難しさにギブアップしたようだ。
ドビュッシーは愚息にしてはまあまあの出来だった(親バカ)。

言葉で書くと簡単だが、ピアノが「気晴らし」になるまでには、気晴らしには程遠い長年の修練が必要である。
いっときでも受験勉強から逃れて弾くピアノは、普段の練習より全然生き生きしているのが、なんだかなぁ。

ちょいと

2009-01-27 | 雑感
飲みすぎたかもね。
ええ気分である。

電車の中で熟睡し、
気がついたら見慣れない駅に着いて、
ゲッ!乗り越したかと思い、よく見たら、
ふだんと乗っている車両が違うのであった。
だから景色が違って見えたのね。

私は酔って寝てしまい下車駅を通り過ぎたことが数回ある。
一番乗り越したのは4駅かな。
それこそ気がついたら本当に見慣れない駅で慌てたのであった。

私の知っている人は、冬、上野から浦和に帰るはずが、
気がついたら電車が雪国を走っていたそうである。

また東京駅から湯河原に行くはずが、
熟睡して遠く豊橋まで行ってしまった人もいる(ホントだよ)。

みなさん、飲みすぎと乗り越しには注意しませう。



モンゴル山

2009-01-26 | 雑感
私はそれほど大相撲は見ないが、今朝のTVも新聞も「朝青龍優勝!」を大きく取り上げていた。
どれも三場所ぶりの苦難を乗り越えての優勝を称える論調である。

しかしねぇ~、初場所が始まる前はあんなにボロクソに言っていたのにね~。「引退した方がいい」とかね~。
「勝てば官軍」とは言うが、この節操のなさにはあきれるしかない。
「一時は引退説もささやかれた」なんて、朝青龍自身は「引退します」なんて一言も言っていないんである。他人事みたいに言ってるが、勝手にささやいていた、いや大声で叫んでいたのはマスコミ自身じゃないの!


さて朝青龍に関して、私には実にどうでもいい思い出がある。
何年前だろうか。朝青龍がまだ大関になったばかりの頃である。

帰宅途中、電車の中で二人の若い女性が話していた。
それとなく聞こえる内容は、どうやら二人は就活中で、その日受けた一般教養の問題について話しているらしい。

「今年モンゴル人として初めて大関になった外国人力士の名前は?っていうのがあってさぁ」
「うんうん」
「私どうしてもわかんなくてさぁ、“モンゴル山”って書いちゃったよ!」
「キャハハ!!でも私もわかんな~い!!」

あやうく一人で吹き出しそうになったぞ!
採点した人も思わず笑ってしまったのではないか?

当時は大関といえども朝青龍の知名度はそんなものだったのである。
今では当然彼女らも横綱朝青龍の名を知っていることだろう。

それにしても切羽詰まって「モンゴル山」とはね。
何となく「山」をつけたくなる気持ちは分らんでもないが・・・・




ハリー・ポッター読了

2009-01-25 | 芸術
『ハリー・ポッター』全7巻、ようやく読了。
息子から借りて通勤の間などに少しずつ読んだのである。

いやあ壮大な話でした。

最終巻では次々に今までの伏線が明らかになる。
ずゐ分たくさんの登場人物が死んだなあ。

息子に求められて近所の本屋で第1巻を買ったのは、息子がまだ小学校1年生のときだった。
あの小さかったガキが図体ばかりでかくなり、いまや高校受験の真っ最中である。

第1巻からのストーリーを思い出そうとすると、それを読んでいたころの息子の映像が同時に蘇ってくるのである。
くさい言い方だが、ハリーたちとともに息子も成長したのだなあ。

初めて映画を観に行ったとき、
「あの箒で飛ぶシーンはどうやって撮ってるの?」
と言うので、
「飛べるまで練習したんだよ」
と言ったら、
「嘘だい!」
と言って信じなかった。そりゃそうだ。


ストーリーについてここで書く気はないが、訳者の松岡さんにならって?あのセリフを。

「僕を・・・・・・見て・・・・・・くれ・・・・・・」


立ち食いそば

2009-01-24 | 雑感
今回もB級グルメ?ネタ。

信州の戸隠や白馬で食べたそばはとても美味しかった。越後の小嶋屋のへぎそばはそばの中で一番好きだ。東京でも神田のやぶそばのような老舗はさすがの味なのである。

それはそれとして、私は庶民の味方?立ち食いそばが好きなのだ。駅の構内などによくあるアレである。駅で立ち食いそば屋を見かけると、それほど空腹でなくてもつい入りたくなってしまう(笑)。

立ち食いそばの最大の利点は、早さと値段、および独りで食べるのに向いていることだ。私は高級な店に独りで入る気は全く起きない。そういうところは一緒に楽しむ人がいてこそであり、独りで贅沢なものを食べるほどむなしいことはない。

立ち食いそばで一番好きなメニューはコロッケそばである。かきあげの入った天ぷらそばも好いが、コロッケとかけそばの出会いはいかにもB級グルメにふさわしい美味しさで気に入っている。

私が気に入っている立ち食いそば屋をいくつか紹介する。店の名前は覚えているところとそうでないところがあるのはお許しいただきたい。

JR上野駅の連絡橋にある店。やや大きめで椅子席も多い。親切なオバチャンがいる。もう何十年も毎日旅人を見送ってきたのだろうと思うとなぜか泣けてくる。ラーメンやカレーなどもある。

JR御茶ノ水駅を下り明治大学方向に少し歩くと全国チェーンの「富士そば」がある。店内はいつも演歌が流れ人生に失敗したようなうらぶれた気分を味わえる??ミニカレーとそばのセットが良い。けっこう若い女性の客も多い。

小田急線には「箱根そば」というチェーン店がある。ここのもりそばはシャキッとして腰があり意外に美味かった。マイ定番のコロッケそばも良し、季節もののきのこおろしそばもなかなか美味であった。薬味の乗せ方も立ち食いにしては上品で好感が持てる。

ちなみに立ち食いそば屋のほとんどは、そばかうどんかを選べるようになっている。私は東京で入るときはほぼ間違いなくそばを選ぶ。東京の汁(つゆ)はうどんには合わないと思うからだ。うどんは西日本の方が美味しいと思う。

とはいうものの、私の住んでいるあたりの武蔵野台地には「武蔵野うどん」という知る人ぞ知る名物がある。その話はまた機会があったらとしよう。


ニュースより

2009-01-23 | 雑感
14時45分頃、職場の窓から御茶ノ水~秋葉原方向に大量の黒煙が上がるのが見えた。
すぐに消火されたようで、15時までにはほとんど見えなくなった。

またかい、まさか放火魔じゃないだろうね。
と思っていたら、こういうことだった。以下「YOMUIRI ONLINE」より

秋葉原で建設中のビル火事はボヤ、作業員9人煙吸う

23日午後2時45分ごろ、東京都千代田区外神田3の建築工事中のビル(地上19階地下3階)の地下1階から出火。建築資材の一部約20立方メートルを焼いた。

このぼやで、地下1、2階にいた男性作業員9人が煙を吸うなどして病院に運ばれたが、全員命に別条はないという。

東京消防庁によると、一時、屋上に約20人、地下1、2階にもけがをした9人を含む作業員ら21人が取り残されたが、消防隊に救助されるなどして地上に避難した。屋上の作業員らは自力で避難した。地下1階で行われていた鉄骨機材の溶断作業中、火花が近くにあった発泡スチロールに燃え移ったという。

同庁では消防隊50隊を出動させ、消火活動にあたった。現場はJR秋葉原駅の西約200メートル。

(2009年1月23日17時10分 読売新聞)


消火スピードに関しては、わが職場から見る限りこの辺の消防隊は迅速で優秀だと思う。


関係ないけど、こんなニュースもあった。以下「asahi.com」より

ローマ法王、ユーチューブに公式チャンネル ミサ配信 2009年1月23日6時34分

【ローマ=南島信也】ローマ法王ベネディクト16世を動画サイトで――。ローマ法王庁が動画投稿サイト「ユーチューブ」に公式チャンネルを開設することになった。法王庁は昨年末、携帯電話端末に祈りの言葉をダウンロードできるソフトを承認したばかり。カトリックの総本山はIT活用に積極的だ。

法王庁によると、バチカンテレビとバチカンラジオが米インターネット検索大手のグーグルと協力し、法王の演説やミサ、教会のイベントなどの様子を配信。世界中の信者たちがユーチューブで見ることができるようになる。法王庁とグーグルが23日に記者会見して詳細を発表する。

法王庁は近年、聖書など印刷物だけでなく、インターネットやCD、DVDなどによる布教にも力を入れている。法王自身も、プレゼントされた携帯音楽プレーヤー「iPod」にストラビンスキーらのクラシックの名曲をダウンロードして楽しむなど、流行に敏感なことで知られる。


ユーチューブでミサ配信ね。面白そう(笑)
ローマ法王はストラビンスキーがお好きらしい。おいらもだよ。


カツカレー

2009-01-22 | 雑感
初めてカツカレーを食べたのは京都のお寺である。

あれからもうすぐ40年たとうか、中学の修学旅行で初めて京都・奈良に行った。東京の学校ではおきまりのパターンである。すでに新幹線はあったが、我々は「ひので号」という在来線の修学旅行専用列車に乗り7時間以上かけて行った。きっと安かったのだろうと思う。ちなみに「ひので号」はその年の秋に廃止された。

初日は比叡山などをバスで回った。二日目、清水寺や三十三間堂などを見、東寺で昼食になった。
今思うとあれは洛南会館だと思うが、そこの食堂で用意されたカツカレーを食べたのである。全員同じメニューだった。

カレーもトンカツももちろん食べたことはあったが、カツカレーという食べ方はそれが初めてだった。修学旅行中の他の食事を全然覚えていないわりに、カツカレーをしっかり覚えているのはやはり美味いと思ったのだろう。

しかしお寺でカツカレーというのはどんなものか。カレーは仏教と同じくインド伝来だが、カツは肉だからね~(笑)。お寺でカツカレー初体験という私はちょっと変わっているかもしれない??

ちなみにカツカレーを食べた後、講堂と金堂の仏像に見入った記憶がある。その時以来、東寺は京都で最も好きな場所である。

時は廻って、大学生になった私は学食でカレーを食べ、そのまずさに驚いた(苦笑)。しかしカツカレーだとまあ食べられたわけだ。それから学食でカレーを食べるときはいつもカツカレーだった。友人はそんな私を「贅沢なヤツ」と言った。そういえば、そのカツカレーは200円だったと思う。普通のカレーの倍したかもね。

ヴァイオリニストの五嶋龍くんは、最も美味いものとしてカツカレーを挙げている。
「日本が生んだ一番美味しい食べ物だと思ってます。」
だそうである。