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熱戦!関西リーグ観戦記 アインvsバンディ

2011-07-02 22:10:32 | ライバル達の咆哮
本日、大阪市長居の「金鳥スタジアム」で、関西リーグ第9戦目「第一試合・奈良クラブvsアミティエSC」「第二試合・バンディオンセ加古川vsアイン食品」という上位4強同士の直接対決が行われました。関西リーグの4強を一度に見れる絶好のチャンス!ということで、早速この2試合を観戦してきました。まず今日レポートするのは、手に汗握る激しい攻防の続いた好ゲーム「バンディオンセ加古川vsアイン食品」戦です。

前節までの順位です。奈良クラブが首位を独走する中、バンディオンセ加古川だけがかろうじて奈良を追走しています。しかし優勝までは1敗も許されないバンディオンセ加古川。一方アイン食品(以下アイン)は優勝は届かないにしても、今日バンディオンセ加古川(以下バンディ)を破り2位の座を引き寄せたい試合。キックオフから両チームの意地と意地がぶつかり合う激しい試合となりました。
以下が両チームのスターティングメンバーです。


試合開始から20分までは、双方激しい中盤でのボールの奪い合いが続きます。10分、バンディFW9番寺本が、DFライン裏をうまく抜けGKと一対一に、しかしドリブルが長くなりGKにキャッチされ思わず天を仰ぐバンディ橋本監督。バンディオンセ加古川は常に橋本監督が、大声の指示をピッチ上に出し続け加古川の選手たちを鼓舞し続けます。(下画像)

しかし、前半25分頃から前半終了まで、一方的に攻めたのはアイン。まず10番武末のキープ力、パスセンスで中盤を作ると、ペナルティエリア周辺までボールを持ち込みゴールを決めようと選手が飛び込んできます。しかし、バンディDF最後のところで踏ん張り得点を与えません。

バンディは守勢に立たされ続ける中、ボールを奪うとカウンター攻撃。しかし下の画像の通り、1人で持ち込むだけでサポートする選手が少なく簡単にアインDFにいなされてしまいます。この状況に橋本監督の指示も「激怒!」「おいXXなんで上がらないんだ!」。以降もアインは、中盤のパスワークでバンディを上回ります。逆にバンディの中盤は、アインの回すボールを追いかけプレスをかけ続け、なんとかピンチを防ぐといったサッカーが続きます。しかし、ここで前半終了。劣勢にあったバンディは前半失点を免れました。この「前半・アインの流れがずっと続いていたのにアインは得点できなかった。」事がこの試合の大きなポイントになっていきます。

ハーフタイム、橋本監督の選手への「檄」は、グラウンドにまで聞こえてくるほど大きな声。「おまえらここでアインに負けていいのか!」この檄に選手も引き締まったのか、後半バンディが優勢に攻撃を開始します。アインの守りの要は5番岡本。身長173センチと高さはないCBですが、1対1に強くフィードも正確。バンディの攻勢をうまくかわします。

先取点は耐えてきたバンディに入ります。後半15分、バンディの小柄なボランチ桶田が、ドリブルでゴールに迫るとアインDFペナルティエリア左で押し倒してしまいPK。キッカーは10番吉田。これを簡単に決めて押され続けたバンディが1-0とリードします。
この失点にアインの攻撃はさらに激しさを増します。後半20分頃からまたアインの一方的なポゼッション。バンディ選手交代で中盤にフレッシュな選手をいれますが、アインの攻勢は変わりません。

そして後半28分、上画像の一番左、エースストライカー坂本が左サイドからのパスをパナルティエリア外側中央で受けると、豪快にミドルシュート!ゴール!1-1。追いついたアイン。試合の流れもアイン。一気にアイン・イレブンの士気が高まります。

このあと上画像の通り中盤でのプレス合戦は激しさの度を増します。29分にバンディ・31分にアインそれぞれ選手交代しフレッシュな選手で中盤を支配しようと激しい当たり合いが続きます。
この中で、得点を決めたのはバンディでした。33分、中央右から7番小山がもちこむと、ペナルティエリア左でフリーになっていた途中出場の14番岩切へ。岩切しっかりシュートコースを見極めて、ゴール右のサイドネットめがけてシューート!ゴール!2-1。ガッツポーズで一番喜んでいたのは橋本監督でした。

このあとアインの猛攻が再び火を噴きます。バンディは39分にFWを1人下げてMFを5人にしアインの攻撃を凌ぎます。40分過ぎからはマイボールになると「キープ」。橋本監督からも「マイボールを失うな」の指示。しかし続くアインの攻撃に44分バンディ23番イエローカード。ロスタイムGK遅延行為でイエローカード。イエロー2枚使ってバンディなんとか逃げ切り試合終了。関西リーグ2位以上の座をほぼ手中に収めました。

試合全体を通じて「良いサッカー」をしていたのはアイン食品でした。しかし、最後の得点を決める「詰め」が甘く、逆にバンディオンセ加古川の「耐える精神力」の前に屈しました。バンディオンセ加古川の選手たちの折れそうになる気持ちを支えていたのは橋本監督の「声」。サッカーの勝敗は、チームとしていいサッカーをするだけでは決まらない、という典型的な試合になりました。しかし両チーム90分間、全力で戦い抜いたナイスゲーム。また機会があれば見に来たい、と思いながら金鳥スタジアムを後にしました。
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