本日のJ3リーグ14節「SC相模原vsガイナーレ鳥取」の4位と5位の直接対決は2-1でSC相模原が勝利しました。この日も首位を走る山口、2位長野、3位町田の3チームも勝利してしまい、SC相模原は上位との差を詰めることはできなかったものの、首位山口との勝ち点差8そのままに、上位に食い込んでいます。この日の先発メンバーは、先週のYSCCと同じ FW:高原・井上 MF:曽我部・樋口・トロ・須藤 DF:森・モービー・工藤・天野 GK:佐藤のメンバー。しかし後半トロがイエローカードをもらってしまい、来週は累積による出場停止となります。
キックオフから鳥取は、3月の対戦時と同じく3CB+左右の両ウィングがDFラインまで下がり5バックでガッチリ守りを固めます。前回3月の時はこの堅守を最後まで崩すことができず結果的に無得点のまま敗れ去りました。さぁ、今回はどうする?SC相模原、、と見ていましたが、答えは前半試合開始早々の7分に出ました。工藤のロングパス1本を受けた井上がペナルティエリア左で、DFを交わし突進してくるGKに惑わされることなくゴール右隅に正確なシュートを放ちゴーール!1-0でSC相模原はリードを奪います。
ただ、先取点を取られても鳥取は守備体制を崩さず、前半30分までは左右の両ウィングの位置は変わらず低い位置のままでした。SC相模原は、ビルドアップのボールを長時間キープし続けるものの、サイド・中央ともトップになかなかいいボールが入りません。前半40分頃から徐々に鳥取の左右の両ウィングのポジションが前線に上がり、右サイドの馬渡はSC相模原のDFライン裏のスペースに張り続け味方のボールを待ち虎視眈々と得点を狙います。しかし、SC相模原の中盤の守備もよく、鳥取の組み立てのボールもいい形で中山・奥村の2トップに入りません。このまま1-0とSC相模原リードで前半を終了します。
後半、鳥取の選手の球際が前半以上に厳しくなり、早い時間に追いつこうというチームの意志が強くサッカーの中から感じられるようになります。しかし、この試合の流れを大きく変えたのが後半16分の鳥取DF小石の2枚目のイエローカード&退場です。この鳥取が10人になった直後でした。後半19分、左サイドを高原が縦に抜けると中央にクロス。ここに井上が中央でヘッド!シュート。鳥取GKがかろうじてこれを弾き出しますが、ここに詰めていた樋口がこぼれ球をシュート!ゴオオオル。2-0。SC相模原がリードを広げることに成功しました。
試合後、辛島監督は開口一番「勝てて良かったが、後半20分2-0となり相手の人数は1人少ない10人。ここから3-0へと得点差を広げなくては。」とコメントされていましたが、後半20分以降、「試合はもらった」と意識がチームの中に漂い、この日の暑さも加わってSC相模原の選手の判断力が少し低下していた隙を突かれてしまいます。後半23分、SC相模原のがら空きの右サイドから、鳥取ウィングが余裕の、どフリーゴール。なんと10人の鳥取に1点を返されてしまいます。
鳥取は、10人になって2ボランチを1ボランチにせざるを得なくなりました。SC相模原は中盤のセンターにパスを通しやすいスペースができているにも関わらず活かすことができません。鳥取も暑さの中、中盤が1枚足りない分運動量でこれをカバー。SC相模原に追いつこうと必死のサッカーを繰り広げます。SC相模原はレオジーニョが再三絶好のチャンスをゲット!シュートを放とうと必死の熱いサッカーを繰り広げスタジアムを沸かせます。
後半37分、ロングボールに反応したレオジーニョが鳥取DFをかいくぐってかいくぐって、またかいくぐってシュート!しかし鳥取のGKにこれを弾き出されます。しかしレオジーニョのゴールに向かうプレーに大歓声でした。後半40分になると森・高原らがうまくボールをキープし時間を使い勝利へのカウントダウン。そのまま逃げ込みSC相模原が2-1で勝利しました。
次節は、先日負けたばかりのFC琉球との試合です。この第15節、長野と町田が直接対決を行います。SC相模原は上位のチームとの差を詰めるチャンスですから絶対勝ちたいところです。2連勝の勢いをそのまま持ち込むことも大事ですが、トロ抜きでFC琉球の高いチームプレーをどう崩すのか、どう守るのかをこの一週間十分準備してほしいと思います。頑張れSC相模原。
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