1515)会津ワンデイハイク ９景目（阿弥陀寺と御三階）

　縁あって某ＮＰＯ法人のコンサートに招かれました。プロでない面々ですので間違えたり段取りで戸惑ったりとありましたが、手作り感がありました。演奏を生で聴くのはいつ以来か分かりませんが、直に耳に入る音はＣＤやテレビと違う心地良さがありました。



　会津若松彷徨、本日は会津市街を東西に走る七日町（なぬかまち）通りの西端、ＪＲ七日町駅付近に建つ阿弥陀寺と御三階（ごさんかい）です。

　御三階は江戸時代の建物で、外見は３階ですが内部は４層になっており、２階と３階の間に天井の低い部屋があるそうです。明治初年までは鶴ヶ城本丸にありましたが、1870（明治３）年に阿弥陀寺境内に移され、同寺の本堂として使用されました。


（密議が行なわれたとも伝わる御三階　－会津若松市七日町 2012/10/20－）

　阿弥陀寺は1603（慶長８）年に建てられたお寺です。戊辰戦争で命を落とした会津藩戦死者の遺体が西軍（官軍）の命により戦後も埋葬を許されなかったことは、前回長命寺をご覧戴いた時に申しましたが、その後埋葬が許されたのが長命寺とここ阿弥陀寺でした。再び「戊辰戦争とうほく紀行（無明舎）」から引用します。

　「城の内外から集められた遺体は、七日町の阿弥陀寺に巨大な穴を掘って、何段にも積み重ねたが、最後には地上にあふれ、その上に土盛りしたという。」


（1300名が眠る阿弥陀寺　－会津若松市七日町 2012/10/20－）



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