レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

キモ男三人衆VSイケメン (新山いつき編「野郎の正体」)

2008-08-19 22:53:46 | Weblog
キモ男三人衆VSイケメン

(新山いつき編「野郎の正体」)

「おまえには少し難しいかもしれないが、今回、少しおかしいと
おもわないか?」
「えっ、何が。単なる荒らし野郎の嫌がらせだろ。」
「いいか。荒らし野郎の最初の書き込みを覚えているか」
「えっ、俺見てねえよ。」
「確実に見たのは管理人の木太郎。そして俺もだ」
「それがどうした」
「俺が見たのは冷やかし野郎とかいう名のハンドルだった」
「じゃあ、立派な荒らしじゃねえか」
「しかしなあ、その内容なんだよ。よく覚えてないんだが、
うちのサイトの誰かが野郎に冷やかしならくるなといった
かメールしたらしく、来てほしくないなら、パスワード制
にしろとかそんな内容なんだ」
「余計なお世話じゃないか?荒らしにそんなこと言われる
筋合いないじゃないか」
「ただの荒らしならな!しかし、よく考えろ。来てほしく
ないなら、パスワード制にしろというのは、お節介でもあ
るが正論なんだ。その後の書き込みも今思えば、4件だけ
で内容も違ってたんだ。俺は少し気味悪かったよ。しかも、
野郎は次々にHPをつくり、誰かを挑発して嘲笑うかのよ
うに執念深く、かつ、周到にも思えるようにオタクといっ
たりおまえといったり微妙に内容を変えて書いている。俺
たちは2つのサイトの抹消には成功したが、結局残りはお
手上げ状態だ。だから、このまま野郎を相手にするのは危
険だと思うんだ。」
「うん、スルーしればいいことだな!」
「スルーでおとなしくなれば、一番いいが俺の勘では無理
だね。野郎には怨念があるよ。コミカルに書かれている部
分は表で実はシニカルに残忍な部分がある。実際、殺人ま
で起きているしな。学校の副校長との会話も信用できない。
野郎を血祭りにあげるには、野郎の正体をつきとめ、その
怨念が何なのかをつきとめるしかないと思うんだ」
「うーん、単なるチキンじゃないのかな。でも、HPが
12個もあると思うと不気味だな」
「いや、多分HPは13あるよ。13がどういう数字かは
わかるよな」
「ああ、そのくらいはな」
「これからは俺の推理だ。野郎の正体については三つの可
能性があると思う。ひとつは野郎が実は二人いるというこ
とだ。こうすると、表現の違いやHP作成のタフさも説明
できる。アクセスログがわかれば、IPアドレスからも推
測できるが現状は無理だ。もうひとつは、野郎が俺たちの
仲間の中にいるということだ。それは、仲間の情報に詳し
いからだ。少なくとも俺たちのサイトに書いてないことを
やつは知っているからだ。しかし、そうすると、動機がま
ったくわからん。少なくともサイト上いじめはない。考え
られるとしたら、いや、考えたくない話だが、荒らしをし
た野郎の他に俺たちの中身にそいつをまねている愉快犯が
いるということだ。そして、最後の可能性は野郎と通じて
いたのが俺たちの仲間にいたという場合だ。それなら、野
郎が俺たちの情報に詳しい理由が説明できる。」
「生米やっぱりおまえ頭がいいんだな?でも俺には全然お
まえの言ってることがわからんよ。わかったことといえば、
野郎のHPがまだまだあるということくらいだ。で、結局
お前の結論は何なんだ?」
(続く)





 




キモ男三人衆VSイケメン(新山いつき編「隠されたHP」)

2008-08-19 19:07:23 | Weblog
キモ男三人衆VSイケメン

(新山いつき編「隠されたHP」)

「おい、いつき、野郎のHP見たか」
「見たよ。学校にチクろうとして、びびったやつだろ」
「おまえ、それ見て安心したのか?」
「てっ?あれって何か落とし穴でも」
「違うよ!おまえ野郎のHPいくつあるか知ってるか?」
「HPてブログ入れてだろ」
「もちろん、そうだよ。だからいくつだよ」
「2つつぶしてやったから、今は5つだろ」
「実はおれも6つくらいだと思ってたんだ」
「でもな、隠し部屋があることを知って、
その倍以上はあるんじゃないかと思ってるだ?」
「何で、オタクそんなことがいえるんだ?」
 生米は、少し声をひそめていう。
「おまえには少し難しいかもしれないが、今回、少しおかしいと
おもわないか?」
「えっ、何が。単なる荒らし野郎の嫌がらせだろ。」
「いいか。荒らし野郎の最初の書き込みを覚えているか」
「えっ、俺見てねえよ。」
「確実に見たのは管理人の木太郎。そして俺もだ」
「それがどうした」
「俺が見たのは冷やかし野郎とかいう名のハンドルだった」
「じゃあ、立派な荒らしじゃねえか」
「しかしなあ、その内容なんだよ。よく覚えてないんだが、
うちのサイトの誰かが野郎に冷やかしならくるなといった
かメールしたらしく、来てほしくないなら、パスワード制
にしろとかそんな内容なんだ」
「余計なお世話じゃないか?荒らしにそんなこと言われる
筋合いないじゃないか」
「ただの荒らしならな!しかし、よく考えろ。来てほしく
ないなら、パスワード制にしろというのは、お節介でもあ
るが正論なんだ。その後の書き込みも今思えば、4件だけ
で内容も違ってたんだ。俺は少し気味悪かったよ。しかも、
野郎は次々にHPをつくり、誰かを挑発して嘲笑うかのよ
うに執念深く、かつ、周到にも思えるようにオタクといっ
たりおまえといったり微妙に内容を変えて書いている。俺
たちは2つのサイトの抹消には成功したが、結局残りはお
手上げ状態だ。だから、このまま野郎を相手にするのは危
険だと思うんだ。」
「うん、スルーしればいいことだな!」
「スルーでおとなしくなれば、一番いいが俺の勘では無理
だね。野郎には怨念があるよ。コミカルに書かれている部
分は表で実はシニカルに残忍な部分がある。実際、殺人ま
で起きているしな。学校の副校長との会話も信用できない。
野郎を血祭りにあげるには、野郎の正体をつきとめ、その
怨念が何なのかをつきとめるしかないと思うんだ」
「うーん、単なるチキンじゃないのかな。でも、HPが
12個もあると思うと不気味だな」
「いや、多分HPは13あるよ。13がどういう数字かは
わかるよな」
「ああ、そのくらいはな」
「これからは俺の推理だ。野郎の正体については三つの可
能性があると思う。ひとつは野郎が実は二人いるというこ
とだ。こうすると、表現の違いやHP作成のタフさも説明
できる。アクセスログがわかれば、IPアドレスからも推
測できるが現状は無理だ。もうひとつは、野郎が俺たちの
仲間の中にいるということだ。それは、仲間の情報に詳し
いからだ。少なくとも俺たちのサイトに書いてないことを
やつは知っているからだ。しかし、そうすると、動機がま
ったくわからん。少なくともサイト上いじめはない。考え
られるとしたら、いや、考えたくない話だが、荒らしをし
た野郎の他に俺たちの中身にそいつをまねている愉快犯が
いるということだ。そして、最後の可能性は野郎と通じて
いたのが俺たちの仲間にいたという場合だ。それなら、野
郎が俺たちの情報に詳しい理由が説明できる。」
「生米やっぱりおまえ頭がいいんだな?でも俺には全然お
まえの言ってることがわからんよ。わかったことといえば、
野郎のHPがまだまだあるということくらいだ。で、結局
お前の結論は何なんだ?」
(続く)

キモ男三人衆VSイケメン外伝

2008-08-19 18:41:01 | Weblog
「新山いつき編(野郎X)」=これはフィクションです

X「お忙しい中、恐縮です。オタクの生徒さんのことでちょっとお伺いしたいことがありますが」
教師1「どういうご用件でしょうか」
X「オタクの生徒が開設しているHPのことでお尋ねしたいことがあるのですが」
教師1「そういうご用件でしたら、担当にお代わりいたします。」
○○「副校長の○○ですが、うちの生徒が何か問題を起こしたのでしょうか」
X「いえいえ、オタク様の生徒が主犯なのかどうなのかわからないのですが、ちょっとトラブルがありまして、うちの○○が包丁でぶっ殺すと脅かされている
のです。」
○○「それは...メールでしょうか?HPでしょうか。それとも」
X「いえいえ、まだ口だけのようなのです」
○○「そうですか。今の子はすぐそういうことを言いますからね」
X「ええ、たぶん本気ではないと思いますが、最近、いろいろと事件が起きているので心配でして。まあ、HP上のトラブルみたいなのでたぶん大丈夫だと思いますが、ただ、HPの内容はときに乱暴な表現もありまして、といってもほとんどがたわいもない幼稚ものなのばかりですが、HPの掲示板を見ると授業中に書いていたり、深夜遅く書いていたりしていて。多分それは親のしつけや常識の問題で校則の問題ではないと思うんですが」
○○「ええ、校則はそこまで規定してません。今の子は夜遅くまで起きていて、そういう時間に遊んでいる子が多いみたいですね。望ましいことではないので、我が校としても、それなりには指導しているですが、そこまでは目が届きませんから一応自主性にまかせてはおります。もちろん、後でトラブルが起きるのは困りますので何か情報をいただければ指導等検討しますが。」
X「いえいえ、まだ、おおきなトラブルがおきているわけではないので、もう少し、様子をみた方がよいと思いますがそれでよろしいですよね」
○○「ええ、今の段階では、でも、学校としても、きちんと監督して行きたいと思いますので、お名前と電話番号を教えていただけませんか」
X「いえ、下手に教えていじめが起きると困りますので、今回は匿名でということでお願いします」
○○「では、そのHPだけでも教えていただけませんか」
X「アドレスはちょっと。」
○○「では、主催している会社とHPを開設している生徒の名前だけでも」
X「ハンドル名を使用してますし、本人たちは検索してもヒットしないと言ってい
ますから、今回は...」
○○「検索でヒットしないわけないでしょうが、ハンドル名と主催者名くらいは
よろしいんじゃないですか」
Xは答えて「でも学校に話したということになりますといじめられますから」
○○「ご心配はいりません。まだトラブルが起きているわけではありませんし、
学校としてもそういうことを望みませんから」
X「お忙しい中、つまらないことで申し訳ありません」
○○「いえいえ、なにか次に起きましたら、いつでもご連絡ください」
X「本日はお忙しい中ありがとうございました。では」
(続く)






 

キモ男三人衆外伝2 「新山いつき編(1)」

2008-08-19 03:58:58 | Weblog
「新山いつき編(疑問)」

「今日バイトだったんだけどよう、ニ○トみたいなしょぼいオヤジがきてさ、
1円玉を15枚も出してきたんだよ。ざけんじゃねーよな、蹴り入れてやろうかと思ったよ」
 いつきはその巨体でダチの一人だと思いこんでいる生米法正に、蹴るマネをした。
 「おめえ、蹴りをいれるより、そのツラで睨みつけた方がよっぽど、こうぇーぞ」
 「なんだと!」
 「冗談だよ!それより、おまえ野郎のサイトを荒らしたんだって!しかも44も訳のわからんこと書いたんだって。やるならもっとましなことやれって木太郎が愚痴てったぞ。どうせなら、そっくりに晒しのブログ書くとかさ。」
 「心配いらねーよ。携帯だから。IP抜かれたって大丈夫さ!ドコモ持ってるやつなんてなんてたくさんいるんだよ」
 「おまえねえ。機種もばれているし、野郎には学校もばれてるみたいだぞ、学校にチクられてログ見せられたら、おまえだけでなく、木太郎もあぶないぞ」
 「やるならやってみろっていうんだよ。そんなカキコミぐらいじゃ、学校も相手にしねえよ。」
 「おまえねえ、今学校裏サイトが問題になっているし、自殺で学校が訴えられたりしているから、下手するとトカゲのしっぽ切りになるぞ。それにおまえ野郎の正体しっているか?かなり粘着みたいだから、万一、野郎が自殺して遺書でも書かれ
たらおまえ終わりだぞ」
 「いや、あんな粘着にそんな根性ないぞ。単なる荒らし野郎だよ」
 「ところでさ、おまえは知ってるの、俺も荒らされたとは聞いているんだが、何故荒らされたのか聞いてないんだよ。その編はおまえどう聞いてんのよ」
 「いや、なんか逆恨みで荒らしたんだろ。おれは詳しくは知らないよ。」 
 「というとおまえ自身は直接何にもされていないの?」 
 「そうだよ!ダチが野郎に晒されたから、やり返してやったんだよ。どこが悪いんだよ。」
 「野郎もおまえと同じこといってんだろ。木太郎が借りた物返さなかったからだけでああにはならないだろう。少なくとも、おまえに被害はないわな。もし、木太郎が借りた物返さなかったからだけで野郎が荒らしたというのなら、おまえも同類かそれ以下じゃねえか」
 「野郎は荒らしただけでなく、いまだにあちこちでHP晒してんだろ、どう見ても野郎はカスだろう。カスと一緒にするな!」
 「だから誰を晒してんだよ、おまえの名前でもでてるのかよ」
 「ダチだけだよ。おれの名はでていないよ。だから、ダチのためにやってやったんじゃないか」
 生米はいつきがダチのためを口実に荒らしをしているかもしれないと内心思ったが口には出さなかった。
 「ふぅー、おまえねえ、それでなんて書いたの?」
 「たいしたこと書いてないよ。面倒だから、同じ言葉をいくつもコピペしてやった。はっはっは」
 生米は、こいつやっぱり噂どおりの脳筋(脳が筋でできているという意味)だなと思いつつ、これ以上、かかわるととばっちりうけかなねいので、
 「ほどほどにしとけよ。野郎の正体がわかってないんだから」
と云って、その場を離れた。
 いつきは「生米の奴、野郎と俺を同等扱いにしやがって。まあ、どっちにしろ野郎は気の小さいカスみたいなやつだからあれだけ嫌がらせしておけばしばらくおとなしくなるだろう」とまったく後悔することなく、その場を去った。

 しかし、いつきの考えとは逆に事態はあと戻りできないくらいに進んでいた。
(続く)