Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

卒業後x進路

2013-05-05 16:47:39 | daily life
晴れて大学院を卒業して、修士号を取ることができた。
そして進路は他の多くのクラスの友達と同じで、仕事を探し中。
特に海外の学生にはアメリカに滞在出来る期間に制限があって、
基本的に卒業から90日以内に何かしらの仕事を見つけなければいけない。
それができないとアメリカから強制退去。
僕はその強制退去のリミットが7月の下旬に設定されている。

今の僕には肩書きはない。
また何者でもない状態に戻った感じ。
また0(ゼロ)に戻った感じ。
また白紙に戻った感じ。

これってもう一度自分って何かを見つめ直せる機会だと思う。
孤独で、そして大変な作業だけど、きっと今の僕には必要な過程だと信じたい。




卒業|commencement

2013-05-05 16:18:45 | study abroad
4月26日で、僕はクラスの友達と一緒にMaster of Community Planningを卒業した。
僕にとってはとても充実した、大切な1年と8ヶ月になった。
そして今になってもまだ自分が卒業したことが、そして友達と離ればなれになったことが、
まるで夢のようで、信じられない。

4月26日の卒業式の日に、感じたことを少しだけ書いておきたい。
まず別れは突然やってくるということ。
今までとても親しくしていた大学の友達と実際にゆっくりと最後の時間が過ごせたのは、
卒業式を待っている間の1時間ほどしかなかった。この2年間弱で本当に素敵なたくさんの
人たちと会ったけど、その中でしっかりと最後に話すことができ、そしてまたねと言えたのは、
本当に限られていた。正直、そのことに気づいた時に本当に後悔した。
だからこれからは少なくとも大切な人たちとは後悔しないようにしっかりと一緒に過ごして、
そしてその人たちには最後にお別れの言葉をしっかりと言いたいと強く思った。

他人の評価を気にしすぎないこと。
卒業式後のクラスの友達やその両親が集まっていた軽い立食会で、学科長が成績が優れていたり、
クラスに貢献した人に対して表彰するイベントがあった。
クラスの友達が次々に表彰されていくなかで、僕は一つも賞をもらうことができなかった。
少なくとも卒論では優秀賞をもらえると考えていたけど。
その時の気分はまるで自分の過去の2年弱を思い切り否定されたような気分になってしまい、
あまりの悔しさで軽食ですらのどを通らなかった。
逆に以前に全米都市計画協会(APA)のポスターセッションでは適当に概要を書いたのに、
抽選で選ばれてシカゴで発表する機会をもらえたりした。
今回ので改めて気づいたけど、他人の評価にはあまり普遍性がないので、それを気にしすぎることなく、
もっと自分がどれだけベストを尽くせるかどうかを重要視しようと思う。

アメリカでの卒業式はCommencementと言われることがある。
これっていうのは開始という意味。
卒業は終わりではなくて、これからようやく人生を開始するという意味が含まれている。
僕もこの2年間弱で得た教訓をしっかりとこれからの人生に活かしたい。