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ワニと読むミステリ(幽霊狩人カーナッキの事件簿)

読むと、うちはどうかなと見回してしまう。

(W・H・ホジスン著)
 10篇。
 どれもどきどきしてしまいます。
 どうして、幽霊とか怪奇とか、心惹かれるのでしょう。
 カーナッキは、幽霊狩人。
 怪奇現象が起こると、探索に乗り出します。
 古い文献から、怪奇に立ち向かうための方策や呪文を学んでいます。
 そしてロウソクだけでなく、電気式の五芒星ももちいて結界を作ります。
 いろいろな怪奇現象は、誰かのたくらみだったり、秘密結社のアジトを守るためだったり、必ずしも怪奇ではありませんが、でもどれもそのあたりにありそうで、別の意味で怖いです。
 時には、誰かの仕組んだことから、本物の怪奇現象が生じたりもします。
 ぶるぶるっときますね。
 
 ホジスンは、かのシャーロック・ホームズと同時代の作家です。
 
 カーナッキは1つの事件が片付くと、親しい友人を招いて夕食会を開きますが、そのときに披露される怪奇の出来事をみんな楽しみにしています。
 でも怖がりのワニとしては、こんな怖い怪奇現象の話を聞いたあとに、暗いテムズ河近くを歩きたくないです。

ワニとしては、口笛が響き渡る部屋の怪奇が一番好きです。
 もっとたくさんホジスンの作品を読みたいです。

主人公: カーナッキ(幽霊狩人)
場所:  イギリス、ロンドン
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 小


幽霊狩人カーナッキの事件簿 (創元推理文庫 F ホ 3-2)
W.H.ホジスン
東京創元社

冬でもゾクゾクしたい人にお勧め
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