ワニと読むミステリ(桃のデザートには隠し味)

読むと、残り少ない人生にやり残しは禁物。

(リヴィア・J・ウォッシュバーン著)
 フィリスは、退職した歴史の教師です。 最愛の夫に先立たれ、広い家に数人の下宿人をおいていますが、いずれも退職した教師です。
 いいですね、元気な高齢者シリーズになりそうです。
 フィリスは、桃のお菓子をコンテストに出そうと、レシピの考案中。
 下宿人のキャロリンは、お菓子コンテストの2年連続の優勝者で、フィリスは今回はなんとしても勝ちたい相手です。
 
 ピーチ・フェスティバルなんて、聞いただけでおいしそうですが、フィリスも出品した桃のデザートのコンテストで、審査委員長が、フィリスのデザートを口にした途端に悶絶して死んでしまいます。
 フィリス、真っ青。
 
その他、次々と殺人が起こるのですが、さっぱり関連がわかりませんよ。
本を閉じて、殺人の共通点は何か、考えてみましょう。

退職した教師たちの生活の中に、新たな下宿人登場。
なんと、男性!
フィリスの下宿の秩序はどうなるのでしょうか??
これからの展開が期待されます。 続編が待ち遠しいです。
 
■ピーチつながり
 ピーチ・コブラーといえば、ジョアン・フルークのピーチコブラーは嘘をつく でしょう。
 ワニは知りませんが、ピーチ・コブラーって、そんなに人気のお菓子なんですか?
 お菓子に目のない人は、ジョアン・フルークのその他のミステリも、楽しめます。
   ファッジ・カップケーキは怒っている
   シュガークッキーが凍えてる
   チェリー・チーズケーキが演じている
 レシピ付きです。

■高齢者つながり
 退職した人たちが活躍するミステリが増えてきたのは、うれしいです。
 フィリスは、アンジェラたちほどは無謀ではありませんが、ガッツがあるところはまったく同じです。
 アンジェラは、「海の上のカムデン」という高級老人ホームの住人で、友人のキャレドニアとともに、毎回果敢に謎に挑戦します。
 最新刊の、殺しはノンカロリーでは、ダイエットしながらの探偵ですが、エクササイズのところは、ほんとに笑えます。
 その他、数冊。
  ピーナッツバター殺人事件

 一緒に読むと、共通項があったりして、楽しいでしょう。
 金額が、1500円以上ならば、送料が無料になりますし。

主人公: フィリス・ニューサム(もと歴史科家教師。未亡人。下宿を営むオーナー)
場所:  USA、テキサス州ウェザーフォード
グルメ: 桃の料理
動物:  なし
ユーモア: 中


桃のデザートには隠し味 [お料理名人の事件簿1] (ランダムハウス講談社 ウ 3-1 お料理名人の事件簿 1)
リヴィア J ウォッシュバーン,赤尾秀子
ランダムハウス講談社

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