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ワニと読むミステリ(ヒンデンブルク号の殺人)

読むと、みんなそれぞれ秘密があって当然。

(マックス・アラン・コリンズ著)
 大惨事シリーズ。
 この前のミステリは、読んでますか?
 タイタニック号の殺人は、題名のとおりタイタニック号が沈没する処女航海の船上で起こった殺人事件を扱っていますが、今度のミステリは、ヒンデンブルク号が炎上したときの事件です。
 事件といっても、炎上の原因究明というわけではありません。少し関係ありますが。
 探偵役は、高名な推理作家のレスリイ・チャータリス。
 偶然このヒンデンブルク号に乗り合わせたレスリイは、船内で陰謀が行われているらしいことに気づきます。
 ま、ナチスが台頭してくるころの話なので、乗客の政治思想や友人関係をスパイめいた行動で探っている人物があり、またその人物が偶然にもレスリイと同室に配されます。
 優雅な時代ですね。飛行船を運航する会社が部屋割りを決め、知らない人と同室になるわけですからね。
 さて、この怪しい行動の人物が、部屋に帰ってきません。
 失踪。
 レスリイは、船内を見回っているうちに、この人物が飛行船から落とされたのではないかと疑われるような証拠を見つけます。
 船長からそれとなく乗客の様子を調べることを依頼されたレスリイは、行動開始。
 陰謀あり、美女あり、で、1937年の魅力満載の1冊です。

■ヒンデンブルク号
 Wikiによると、ヒンデンブルク号爆発事故とは、1937年5月6日にアメリカ合衆国レイクハーストで発生したドイツの硬式飛行船・LZ129ヒンデンブルク号の爆発・炎上事故を指す、そうです。
 ドイツのツェッペリン飛行船会社が、飛行船を建造し、その中のツェッペリン号は、東京経由で、世界一周に成功しているそうです。 見てみたかったですね。
 この爆発炎上の様子は、写真や映像で残っているということなので、何かの特別番組で見る機会があるかもしれません。

■聖者(セイント)
 「聖者(セイント)」シリーズって、知ってますか?
 ワニは、知りませんでした。
 探偵役のレスリイ・チャータリスが書いているミステリの主人公です。
 聖者(セイント)は、かなり格好よさそうな感じですが、このミステリ中の作家レスリイは、それほどでもないみたいです。
 しかし、ヒンデンブルク号でのお食事は、なかなか骨が折れますね。
 朝食やディナーで美しく装わないといけませんから、レスリイも、ダンディに決めていますよ。
 みんなおしゃれです。

優雅に、ハラハラ・ドキドキしたかったら、この本を読みましょう。

主人公: レスリイ・チャータリス(高名な推理作家) 
場所: ヨーロッパからアメリカ
グルメ: なし
動物:  イヌ: ウルラ(ジャーマン・シェパード) 芸人ジョー・シュパーの飼い犬
ユーモア: 小


ヒンデンブルク号の殺人 (扶桑社ミステリー コ 1-3)
マックス・アラン・コリンズ,阿部 里美
扶桑社

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