海外ミステリ専門書店。特に、イヌ、ネコ、その他の動物が活躍するのが好き。グルメも紹介。
ミステリ専門書店(翻訳もの限定)
ワニと読むミステリ(ウエディング・プランナーは狙われる)
読むと、何事も非力ではなしとげられません。
(ローラ・ダラム著)
ウエディング・プランナーのアナベル・シリーズの3冊目。
好調に翻訳がでますね。こんなに早く翻訳されるのは、どうしてなんでしょ。
ファンとしてはうれしい限りですが。
今回は、ウエディング・プランナーの業界内幕ものって感じですね。
アナベルたちがプランした結婚式の準備中に殺されたのは、ウエディング・プランナー界の大物、仲間うちでは悪評高い、キャロリン。
この大きなホテルでは、いくつもの結婚式が同時進行中で、ウエディング・プランナーも多数が、右往左往。土壇場の花嫁やその他の家族などのわがまま・きまぐれ・心配に、振り回されてホテル中を走り回っています。
次に殺されたのは、キャロリンの元共同経営者だったエレノア。彼女は、独立してセレブをターゲットとしたウエディング・プランナーとして成功しているらしい。
被害者2名の共通点といえば、昔共同経営者だったことと、犬猿の仲だったということくらい。 でも、喧嘩別れしてもう10数年たつわけで、それが共通点といえるのか?
とまた、次にウエディング・プランナーが犠牲になり、アナベルも運悪く現場に居合わせてケガをしてしまいます。
ウエディング・プランナー業界も、足の引っ張り合いだったり、バカにしあったり、ねたみ、うらみ、実に楽しげな世界ですね。 これじゃ動機や容疑者が多すぎて、誰に的を絞ったらよいのかわからない。。。
ハデで男を篭絡することにかけては凄腕だけど、言い回しを間違えてばかりの憎めないケイト、ケータラーで、料理命のリチャード、口が悪いけどすばらしいヘアスタイルを作り上げるカリスマ美容師のファーン、ゴシップならなんでも知っているカメラマンのマックスウェル、とんでもないファッションに身をかためる詮索好きの隣人リートリス。 2名の男性がアナベルのまわりをただよって、アナベルの心はゆらり、ゆらり、こっちがはらはらしますね。 どっちも良さそうだし。
主要人物は、だんだんとその特徴が際立ってきて、個性豊かになり、楽しい雰囲気を盛り上げています。
謎解きとしては、あまり手掛かりもなく、難しい推理があるわけでもなく、ちょっと深みにかけるかもしれませんが、ウエディング・プランナーの世界と結婚式の企画の楽しさで、ま、許しましょう。
今回は、ライダーの花屋さんたちの出番が少なかったので、次回に期待します。
ところどころに、ウエディング・プランナーのウラ技についての伝授があります。
インターネットで聖職者の資格を取った(ファーン)というところがでてくるのですが、冗談かと思ったら、ほんとにそういうサイトがあるのだそうです。おどろきですね。
リチャードのおいしい料理がでてくるかと期待したのですが、あまり、なし。
食いしん坊のワニとしては、残念!
主人公: アナベル・アーチャー(ウエディング・プランナー)
場所: USA、ワシントンDC、ジョージタウン
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 中
(ローラ・ダラム著)
ウエディング・プランナーのアナベル・シリーズの3冊目。
好調に翻訳がでますね。こんなに早く翻訳されるのは、どうしてなんでしょ。
ファンとしてはうれしい限りですが。
今回は、ウエディング・プランナーの業界内幕ものって感じですね。
アナベルたちがプランした結婚式の準備中に殺されたのは、ウエディング・プランナー界の大物、仲間うちでは悪評高い、キャロリン。
この大きなホテルでは、いくつもの結婚式が同時進行中で、ウエディング・プランナーも多数が、右往左往。土壇場の花嫁やその他の家族などのわがまま・きまぐれ・心配に、振り回されてホテル中を走り回っています。
次に殺されたのは、キャロリンの元共同経営者だったエレノア。彼女は、独立してセレブをターゲットとしたウエディング・プランナーとして成功しているらしい。
被害者2名の共通点といえば、昔共同経営者だったことと、犬猿の仲だったということくらい。 でも、喧嘩別れしてもう10数年たつわけで、それが共通点といえるのか?
とまた、次にウエディング・プランナーが犠牲になり、アナベルも運悪く現場に居合わせてケガをしてしまいます。
ウエディング・プランナー業界も、足の引っ張り合いだったり、バカにしあったり、ねたみ、うらみ、実に楽しげな世界ですね。 これじゃ動機や容疑者が多すぎて、誰に的を絞ったらよいのかわからない。。。
ハデで男を篭絡することにかけては凄腕だけど、言い回しを間違えてばかりの憎めないケイト、ケータラーで、料理命のリチャード、口が悪いけどすばらしいヘアスタイルを作り上げるカリスマ美容師のファーン、ゴシップならなんでも知っているカメラマンのマックスウェル、とんでもないファッションに身をかためる詮索好きの隣人リートリス。 2名の男性がアナベルのまわりをただよって、アナベルの心はゆらり、ゆらり、こっちがはらはらしますね。 どっちも良さそうだし。
主要人物は、だんだんとその特徴が際立ってきて、個性豊かになり、楽しい雰囲気を盛り上げています。
謎解きとしては、あまり手掛かりもなく、難しい推理があるわけでもなく、ちょっと深みにかけるかもしれませんが、ウエディング・プランナーの世界と結婚式の企画の楽しさで、ま、許しましょう。
今回は、ライダーの花屋さんたちの出番が少なかったので、次回に期待します。
ところどころに、ウエディング・プランナーのウラ技についての伝授があります。
インターネットで聖職者の資格を取った(ファーン)というところがでてくるのですが、冗談かと思ったら、ほんとにそういうサイトがあるのだそうです。おどろきですね。
リチャードのおいしい料理がでてくるかと期待したのですが、あまり、なし。
食いしん坊のワニとしては、残念!
主人公: アナベル・アーチャー(ウエディング・プランナー)
場所: USA、ワシントンDC、ジョージタウン
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 中
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