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ワニと読むミステリ(散歩をこよなく愛する猫)
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読むと、見える証拠からだけでは、事件の真相はわからない。
(リタ・メイ・ブラウン&スニーキー・パイ・ブラウン著)
ミセス・マーフィ(トラ猫)も、7冊目。
クロゼットの郵便局長(とっても小さい郵便局です)ハリーと同居する、ミセス・マーフィ、ピュータ(デブ猫)、ティー・タッカー(コーギー犬)の3人組は、ますますチームワークが良くなって、今回は、とても信じられないような行動をとります! 言いたいけど、まだ読んでない人に楽しみはとっておきたいので、詳細は言えません。
でも、すごい!
これによって、ハリーの隣人、ブレア(すっごくハンサムなモデル)の命を救うことができたんですよ。
しかし、今回は、ブレアの意外な一面もでて、だんだんクロゼットの町にも溶け込んでいるようです。
南北戦争の再現劇が、事件の現場になります。
この再現劇とか、昔の格好をしてイベントをやったりするのが、時々出てきますが、日本ではあまりなじみがないので、ワニは、どうもイメージがわきません。ここでは、南北戦争のオークリッジの再現劇です。衣装や、武器も時代考証をして、そっくりに作るんですね。で、銃撃戦が行われ(模擬ですよ、もちろん)、大団円を向かえて、みんな上出来の再現劇だったと、満足して引き上げようとしたところで、土地の大金持ちH・ヴェイン・テンペスト卿が、撃たれて倒れているのが発見されます。
まず第一に疑われたのが、クロゼットの町の発展問題でいつも争っていた、郡の行政委員アーチー。
でも、事件はこれだけには終わりませんよ、もちろん。
行方不明だったクロゼットの有名人が、殺されているのが発見されたり。
でも、事件ははたして関係があるのか、ないのか、手がかりがあるけどどうもしっくりきません。
テンペスト卿の若くて超美人(老人と若い美人のよくあるカップルですね)の奥さんサラは、浮気をしているらしいし、しかもかなり抜け目がない。それに翻弄される男は、ちょっとかわいそうだけど、間抜けともいえるかも。
ハリーのご先祖さまの過去の事件が、このたび真相が明らかになります。
事件は、半分解決って、感じかな。きっとこの続きがあるって、思わせますね。ミセス・マーフィがなんかやってくれるかも。
今回は、ハリーの元夫フェアは、ほとんど出番なし。
ミセス・マーフィ、タッカー、ピュータ、3人のおしゃべりも、楽しくて、人間たちがちっともわかってないのが、とても残念です。ケンカばっかりしてるみたいなのに、すごっく仲良しで力をあわせて事件解決の糸口をつかんでいきます。途中、ボブキャットに襲われるというアクシデントもあります。
もう原書は、15冊まででているそうですので、まだまだ楽しみが続きます。でも、もっと早く読みたい!
主人公: メアリー・マイナー・ハリスティーン(ハリー)(クロゼットの郵便局長) Female
場所: USA、ヴァージニア州(クロゼット)
グルメ: なし
動物: ネコ:ミセス・マーフィ。ピュータ。
イヌ:コーギー犬(ティー・タッカー)
ユーモア: 中
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